ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【スタンフォードの自分を変える教室】意志が弱いのは、あなたの性格のせいじゃない

2016-01-29 00:08:30 | Weblog



チャレンジがうまくいかないのは、「意志が弱いから」ではない。

私たちは、意志の力が弱いことを、自分の性格のせいにしがちです。

「怠け者だから」「根気がないから」と思い、

「どうせ、私なんて…」と卑屈になる人もいるでしょう。

でも、意志の力が弱いのは、

その人の性格のせいではない。

「スタンフォードの自分を変える教室」という本によると、

意志の力が発揮できないのでは、

たいていの場合、
脳と身体が、自分でコントロールできる状態になっていないから。

例えば、

ストレスが高い状態が続いていると、やる気など沸いてこない。

ひどく疲れていると、意志の力など発揮できない。

脳も身体も良い状態でなければ、意志を強く持つことが難しくなる。


逆にいうと、

ゆっくり呼吸して、リラックスした状態をつくったり、

外に出て、適度な運動をしたり、

睡眠をしっかりとるなどして、

身体の状態を整えると、脳の状態にも影響して、

ストレスが減り、自分の意志をコントロールしやすくなるそうです。

たしかに、

ストレスが高い時は、暴飲暴食をしたり、余計なお買いものをしたり、

「衝動的」な行動をしてしまいがちです。

脳も身体も良い状態にないので、つい衝動的な行動に出てしまうのだと思います。


まずは、脳と身体の状態を整えることに集中すると、

意志の強さにつながってくるのかもしれません。


お読みになりたい方は
スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)
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【ダイアローグ・マネジメント】人間関係の衝突、実は、すごく価値がある?

2016-01-26 08:30:00 | Weblog




人間関係における「衝突」は、大変なことも多いけれど、実は、とても価値がある。

ケンカや口論にはならなくても、

意見が割れたり、対立したりする「衝突(コンフリクト)」、

人間関係の中で発生することがあります。

「衝突」は、物事を上手く進めることができない「原因」のように捉えがち。

でも、「衝突」は、悪いことじゃない。

「ダイアローグ・マネジメント 対話が生み出す強い組織」によると

『あらゆる場面での会話が、

何が真実で、何が良いことかに対する

異なる見方を生み出す可能性を持っている

コンフリクト(衝突)は、必然の結果なのだ』

つまり、衝突があることは、

異なる世界観を持った人が対話している証拠でもあり、健全な活動がある結果といえる。

要は、この衝突を、人間関係の「破壊」ではなく、

人間関係の「生成」へ向けて活かしていけるかということです。

衝突は、

敵意からではなく、

解釈の違いから生まれることに気がつけるようにありたいですね。

お読みになりたい方は
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ダイアローグ・マネジメント 対話が生み出す強い組織
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【佐藤可士和の打ち合わせ】流されない

2016-01-22 08:01:52 | Weblog



「忙しくて、時間がない」
「まだ能力が足りない」
「お金がない」

「ない」を理由にあげるのは、

挑戦しない自分への「言い訳」かな。

と思うことがあります。

佐藤可士和さんが、

著書「佐藤可士和の打ち合わせ」のなかで

打ち合わせのポイントとして、

『事情のパワーに押し流されない』ことを挙げていました。

仕事を進める時、

関係者から、さまざまな事情がもちこまれます。

「スケジュールが厳しい」

「予算がとれない」

「うちでは、そういう前例がない」

さまざまな事情が分かるにつれて、

「そうですよね」「仕方がないですよね」

と共感する面も出てきます。

でも、可士和さんは、

「優れた仕事人は、事情に押し流されず、事情の流れを変えられる人」だと言います。

予算がないことも、時間がないことも、なかなかできないことも「分かる」

でも、そこで流されない。

事情に流されると、

少しずつ、目指すべきものからズレてしまうからです。

個人レベルでも、

目指すべきところへ向かっていけるように、

自分に言い訳をしない。

流されないようにしたいですね。


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【「学力」の経済学】成功する人間は、教育で何を手に入れているのか?

2016-01-18 08:30:00 | Weblog



子どもを「ご褒美」で釣ってはいけないのか?

教育経済学者の中室牧子さんによると、

答えは「釣ってもいい」。

ただし、「ご褒美」の与え方が肝心だそうです。

例に挙げられているのは、

「テストで良い結果を出したら、ご褒美をあげる」と、


「本を1冊読んだら、ご褒美をあげる」の、どちらが、効果的か? という質問。

研究で効果が示されているのは、「本を1冊読んだら、ご褒美をあげる」です。

ご両親は、

「子どもに良い成績をとってほしい」=「テストで良い成績をとってほしい」

と願っているわけですが、

「良い成績をとる」(結果)にご褒美をつけることは、あまり効果はなく、

具体的な行動(たとえば、本を読む)にご褒美をつけた場合、

効果が顕著にあらわれたとのこと。

結果=アウトプット にご褒美をつけるのではなく、

結果につなげるための行為=インプット にご褒美をつけることのほうが、

意欲(モチベーション)が高まり、行動につながるということです。

これは、子どもだけではなく、大人にも当てはまるのではないでしょうか。

例えば、「引き締まった体を手に入れる」という目標があり、

「引き締まった体を手に入れたら、ご褒美をあげる」

と言われても、今ひとつ、気持ちが動きません。

「30分歩いたら、ご褒美をあげる」
「週に2回、ジムに行ったらご褒美をあげる」

といわれたら、取り組んでみようかなと思えてきます。

自分の目標をつくったら、

具体的な行動に落とし込んで、

行動したら、少し自分にご褒美をあげてみると効果が高そうです。

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【もしドラ「イノベーションと企業家精神」を読んだら】説得とは、得を説くこと

2016-01-12 08:30:00 | Weblog



「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら」のなかで、

私が「なるほど」と思った点。

説得とは、相手に依頼することではない

説得とは、相手にとっての得を説くこと

ドラッカーは「イノベーションと企業家精神」の中で、

次のように説明しているそうです

「企業家戦略というものが、顧客にとっての効用や価格、顧客に特有の事情や価値からスタートするとき、

成功の確率がきわめて高いこともあきらかである」

顧客にとって「お得」なことに焦点をあてると、

どんな商品やサービスを提供したらいいかが見えてくるということですね。

個人のレベルで、他人と良い関係をつくりたい時も、

相手の「得」を考えて、話をすることが有効なのかもしれません。

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