ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【「レジリエンス」の鍛え方】折れた心を回復するには?

2016-02-18 08:35:31 | Weblog



心が折れたとき、

不安や恐れ、閉塞感や諦め、さまざまな気持ちに襲われるけれど、

そこが「底」だと考えてみよう。

そこが「底」だから、それ以上は落ちない。

不安や恐れ、マイナスの感情にいったん底打ちをしよう。

問題は、自分自身の中にある。

しかし、「自分の問題は、自分で解決できるはずだ」と考えるのは、傲慢かもしれない。

人は傲慢になると、学べない

謙虚になると、多くを学べる。

「レジリエンスの鍛え方」(久世浩司・著)から、上記のことを学びました。

「レジリエンス(精神的な回復力)」とは、

心が折れるような失敗があっても、

そこから自分自身を回復させ、

不安や恐れなどマイナスの感情をコントロールして、

次の新たな挑戦にむかっていける「力」。

このレジリエンスは、自分で鍛えることができるそうです

心が折れるような出来事があると、誰でも凹みますが、

不安や恐れ、嫌悪感や閉塞感などの感情にとらわれていると

凹んだ状態からずっと抜け出せないですね。

凹んだら、もうこれ以上は凹まないと区切りをつける。

同じ状態のままでいたくはないなら、そこが「底」だ!と底打ちする。

新しいステージへ向かえるように

自分の意志のベクトルを上昇へ切り替える。

感情をコントロールして、新しい挑戦ができるようにする。

こうした流れをつくれると、前向きになれそうです。

「レジリエンス」の鍛え方は、いろいろ挙げられていますが、

特別なものではなく、心がけだと思います。

「レジリエンス」と名付けることで、

何に注目し、どうコントロールすればよいかが整理され、

心がけのポイントが可視化されて、分かりやすいです。

凹んでいる方は、まずは、そこを「底」にしましょう。

お読みになりたい方は

世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方
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【まだ東京で消耗してるの?】人生がうまくいく環境は、どこにあるの?

2016-02-09 08:35:13 | Weblog


この本は、
「東京」への幻想と、「田舎」への幻想を、見直すきっかけをくれる本です。

例えば、

「東京」=「面白い人に出会える」/「田舎」=「面白い人に出会えない」

「東京」=「仕事がある」/「田舎」=「仕事がない」

こんな幻想、私自身もたしかに持っていた気がします。

よくよく考えれば、

「東京」で、面白い人に出会えるのは、出会いを求めて出かけている人ですし。

そうした行動力のある人は、田舎にいっても、面白い人をみつけられるはず。

どんな環境でも面白がることができるのではないでしょうか。

仕事についても、有る無しではなく、
田舎と、東京では、働き方が異なるということだと思います。

健康で文化的な最低限の生活をするための金額は、
東京と田舎で必要となる金額に差があるのでしょう。

イケダハヤトさんは、いいます。

『あなたがダメなのは あなたが無能だからではなく、環境が悪いだけ』

つまり、環境を変える (地方への移住など)ことを勧めているのです。

たしかに、どこで暮らすかという選択は、人生に大きく影響しますね。

「しあわせ」の選択といえるかもしれません。

お読みになりたい方は
まだ東京で消耗してるの? 環境を変えるだけで人生はうまくいく (幻冬舎新書)
上記をクリック


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【ゆっくり、いそげ】働くことに悩んだら、この本を。目の前の人をまず大切にする仕事の在り方

2016-02-02 09:00:00 | Weblog



働くことに悩んだら、この本をおすすめします。

「ゆっくり、いそげ」(影山知明・著、大和書房)。

西国分寺でクルミドコーヒーというカフェを経営している影山さんの

仕事、組織、地域でのつながりをテーマにした本です。

もっとも面白かったのは、「外との交換、内との交換」という項目。

「外の交換」の対象は、

例えば、一つのお店なら、お店の中にいる「経営者・社員」と、外にいる「お客様」。

企業は、外に向かって商品・サービスを与える(GIVE)ことで、金銭をいただきます(TAKE)。

つまり、経営者・社員と、お客様との間で発生する

ギブ&テイク関係が、「外との交換」です。

一方、「内との交換」は、組織のなかにいる、人間一人ひとりの間の交換になります。

商品やサービスを手掛ける社員同士が、ちょっとしたやりとりをしたり、

互いに仕事を助けあったり、互いに夢や目標を応援したり、

互いにGIVEし、互いにTAKEする。

そんなギブ&テイクの関係が「内なる交換」です。

組織の在り方を考えるとき、

社員を「人材」と呼び、

「人」ではなく、「モノ」か「手段」のように考えてしまうことがあります。

そういう考え方が、
「お客様のため」といいながら、社員を酷使し、疲弊させてしまう。

クルミドコーヒーの影山さんは、そこに異を唱え、

「内との交換」を意識し、人が人を支援する組織づくりを目指しています。

働くこと、組織、働く人、ギブ&テイク(交換)、利益、

「とらえ方」を変えることで、

組織の在り方や、人の働き方を変えることができる。継続性も実現できる。

働くことに関する新鮮な「とらえ方」を教えてくれる本でした。

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