ゆるっと読書

気ままな読書感想文

ネガティブな感情は、エネルギー #絶望に声を与えよう

2018-06-11 06:30:30 | Weblog

 

想定していない不都合な出来事が起こったり、

求めていることがなかなか達成できなかったり、

うまくいかないと感じることが続いてしまったり、

そんな時、やっかいなのは「ネガティブな感情」かもしれません。

 

うまくいかないことがあっても、

「まぁ、そういうこともあるよね」とか、

「これを乗り越えていくために、何をしよう」とか、

「この失敗は、学びになる」などと考える余裕があれば、

なんてことはない。

 

でも、そんなに余裕を持てず、

うまくいかない理由を、会社や上司のせいにしたり、

家族や環境に原因を探したり、

他人と自分を比較して、嫉妬したり、落ち込んでみたり、

それほどハッキリしなくても、モヤモヤしたり、イライラしたりする。

 

ネガティブな感情は、他人には見せたくないものだから、

自分の心の中に抑えこもうとしてしまう。

そんな経験、私自身は、何度か思い当ります。

 

一体、どうやったら、やっかいなネガティブ感情を処理できるのだろう?

 

ジョン・キム著の『「絶望」に声を与えよう』は、

ネガティブな感情を、どうしたらいいか? 対処のコツ、考え方を教えてくれる一冊です。

本書によると、

 

感情が生まれたということは、自分の中で「エネルギー」が発生したこと。

つまり、ネガティブであっても、ポジティブであっても、エネルギーであることは変わりない。そして、往々にして、ポジティブな感情より、ネガティブな感情のほうがエネルギーが強い。ネガティブな感情を自分の味方につけられる人のほうが、ポジティブな感情だけしか感じない人よりもエネルギーに溢れており、情熱的に、行動的に生きることができるといいます。

 

「絶望に声を与える」というのは、絶望の原因になりそうなものを、次の瞬間に、生きるためのエネルギーに変えていくという意味だそうです。

 

ネガティブな感情があっても、いい。

ただ、それをどう扱うか。

その方法やコツを知っていると、ずいぶん、楽になれる気がします。

 

コーチングは、「目標」や「行動設定」などをテーマにすることが多いですが、

「感情」も大切なテーマだと改めて感じました。

 

#コーチング

#感情コントロール

 

「絶望」に声を与えよう。 (きずな出版)

 

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スポーツも、テレビも、問題は同じ? #スポーツの品格

2018-06-05 06:26:29 | Weblog

 

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 元・プロ野球選手の桑田真澄さんと、佐山和夫さんの著書「スポーツの品格」のイントロ部分に、次のようなことが書かれていました。

『スポーツとは、正々堂々とフェアに戦うものです。いわゆる「暴力」からは、いちばん遠いものでなければならない。(中略)指導者だから、先輩だから、という理由で、理不尽な行為が許されていいはずがない。僕の原点にあるのは、そういう強い思いなのです』

『スポーツの世界は、どんどん進化しています。競技自体のレベルも進化しているし、スポーツ医科学の知見も進化しているし、道具も進化している。唯一、進化していないのが、指導者が若い選手に接する際の指導理念なのではないかと思います』

 この本は2013年の発行ですが、桑田さんのご指摘、

最近、話題になっている「日大のアメフト問題」にも通じる指摘だと思います。
ただ、この問題を繰り返し取り上げている、テレビ番組を見ていると、

番組を通して、一体、何を伝えたいのかが分からなくなりました。

 

番組制作者は、「とにかく視聴率取れればいい」ってことなのかなと思い、

「相手の選手を潰しても、勝てればいい」という指導者と、

「なんでも視聴率取れればいい」というテレビ番組製作者は、実は、同じなのでは?

と考えたりします。

 

指導理念が欠けている

指導理念が間違っている。

スポーツの分野で、そんな現状があるとしたら、どうやってそれを改善するか。

進化の遅れをどうやって取り戻すか?

そのプロセスを考えるうえで参考になるテレビ番組を、私は観たい。

 

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