ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【発達障害に生まれて】子どもに向き合う、自分に向き合う

2020-01-27 06:00:00 | Weblog


「発達障害に生まれて」は、
知的障害のある自閉症の子どもを育てている母親17年をまとめた一冊。

言葉をなかなか発しない。
他人に関心を示さない。
子には強いこだわりがあり、
場合によってパニックを起こす。
家のなかを飛び跳ねる
気になる人にしつこくする

そんな特性のある障害を持つ息子。
子育ての過程で起きる様々な出来事は、
障害のない子の子育てと比べると、「大変」と思われがちかもしれない。

しかし、「大変」だから「不幸」なわけではない。
母親には、そんな子と向き合うなかで「喜び」があり、「幸せ」がある。

発達障害(自閉症)の子と母親の一つのケースを通して、
子どもを育てること、人を育てることは、どういうことなのかを
改めて考えさせられた。

子どもに向き合うこと、
家族に向き合うことは
自分自身に向き合うことかもしれない。
そして、自分を取り巻く社会について考えたり、
自分が身に着けている価値観を問うことなのかもしれない。

#発達障害
#読書


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ありのままがあるところ】生き方、在り方、価値観を揺さぶられる一冊

2020-01-17 22:47:31 | Weblog




これは、生き方、在り方、価値観を揺さぶられる一冊だ。
「あるがままがあるところ」を読み始めて、
新年早々、自分自身の他人に対する態度を振り返り、何を基準にして生きているかを見直すことになった。

子育てをしている方、教育に携わっている方、指導や支援に携わっている方、
組織の中で管理職をされている方には、ぜひ、読んでほしい。

大人が子どもに対して、
職員が障害のある利用者に対して、
社会の中で生きていくために、「必要なこと」を身につけさせようとする。
それは、相手の「幸せ」を願ってのことだ。

しかし、その「幸せ」は、本当にそうか?
その「必要なこと」について、本当にそうか?
と、著者の福森伸さんは問いを投げかける。

障害のない人が、組織の中で、居心地の悪さを感じたり、息苦しさを感じるのはなぜか。
不安に駆られて、何かを求めて、行動するのはなぜか。
重度の知的障害者の生き方、在り方を見て、問い直してみると、見えてくるものがある。

#しょうぶ学園
#鹿児島



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする