「在日」著者:姜尚中(講談社)
芸能人の誰それさん、実は「在日」らしいよ。
だけど、「在日」だったとしても「だから何なの?」って感じだよね。
同世代の友人達の多くは、「在日」について、特にこだわるところがない。
そんな友達も、初めて「在日」の人と出会った時には、「食卓には毎回キムチが並ぶのか?」程度の質問はするかもしれない。しかし、それ以上は、気が合えば互いに友達になるだろうし、仕事を一緒にすることもあるだろう。 私が育った地域では、大人たちが「在日」について差別的な発言をするような場面で出くわすことがなかった。「差別問題がある」と聞いたことがあったかもしれないが、「それって戦争の頃の話でしょ」みたいな、とても遠い印象を持っていた。
しかし、北朝鮮による拉致事件に関連して報道が盛り上がった時、同時に「在日」バッシングが起きた。拉致事件には関係のない「在日」のスポーツ選手や有名人のサイトが攻撃されたり、朝鮮学校の生徒が制服を切り付けられたりした。 これまで、「在日」について特に何も考えてこなかったが、一連のバッシングには異様な感じを受けた。日本人の中には、「在日」に対して特殊な感情を持つ人が、少なからずいるということを再認識させられ、そのバッシングの陰湿さに不快感を覚えた。
姜尚中・著の「在日」(講談社)を手に取った。正直にいうと、「在日」について知りたいという気持ちではなく、著者が母に対する思いを綴ったプロローグに興味を惹かれたからだった。
「在日」には、複雑な感情がある。「在日」のある若い世代は、「世界中で一番好きな国、日本。世界中で一番嫌いなのが朝鮮半島。同時に、世界中で一番好きな国、朝鮮半島。
世界中で一番嫌いな国、日本」その両方が自分の中にあるという。
それは極端に矛盾した言い方であるが、わたしにもそれと似たような感情がある。つまり、日本というのは一番好きな国であると同時に一番嫌いな国でもある。
朝鮮半島も一番嫌いな国だけれど、一番愛すべき国である。
そういう状態がなぜこんなに長く続くのか。 わたしには、「故郷」と「祖国」が自然に一致するアイデンティティが欠落しているからである。
読み進んでいた私の手は、思わず止まった。 本書の中には、著者の父や母、おじさんなど、在日1世の境遇や暮らしについて記されているが、最も惹きつけられたのは、著者が「在日」が抱える心情について記した部分だ。 「在日」問題というと、歴史的な経緯や差別のことに頭を奪われていた。「在日」として生きることの心情については、ほとんど想像が及んでいなかった。
「在日」を生きるということは、こういう複雑な気持ちを持たなくてはならないことなのか・・・。 日本人として生まれ、日本で育った私には、それでもやはり想像の域を出ない部分がある。「在日」と一口に言っても、様々な人がいて、その心情もまた多様なのかもしれない。ただ、これまでとは違う角度から、「在日」について考えられる気がしている。
芸能人の誰それさん、実は「在日」らしいよ。
だけど、「在日」だったとしても「だから何なの?」って感じだよね。
同世代の友人達の多くは、「在日」について、特にこだわるところがない。
そんな友達も、初めて「在日」の人と出会った時には、「食卓には毎回キムチが並ぶのか?」程度の質問はするかもしれない。しかし、それ以上は、気が合えば互いに友達になるだろうし、仕事を一緒にすることもあるだろう。 私が育った地域では、大人たちが「在日」について差別的な発言をするような場面で出くわすことがなかった。「差別問題がある」と聞いたことがあったかもしれないが、「それって戦争の頃の話でしょ」みたいな、とても遠い印象を持っていた。
しかし、北朝鮮による拉致事件に関連して報道が盛り上がった時、同時に「在日」バッシングが起きた。拉致事件には関係のない「在日」のスポーツ選手や有名人のサイトが攻撃されたり、朝鮮学校の生徒が制服を切り付けられたりした。 これまで、「在日」について特に何も考えてこなかったが、一連のバッシングには異様な感じを受けた。日本人の中には、「在日」に対して特殊な感情を持つ人が、少なからずいるということを再認識させられ、そのバッシングの陰湿さに不快感を覚えた。
姜尚中・著の「在日」(講談社)を手に取った。正直にいうと、「在日」について知りたいという気持ちではなく、著者が母に対する思いを綴ったプロローグに興味を惹かれたからだった。
「在日」には、複雑な感情がある。「在日」のある若い世代は、「世界中で一番好きな国、日本。世界中で一番嫌いなのが朝鮮半島。同時に、世界中で一番好きな国、朝鮮半島。
世界中で一番嫌いな国、日本」その両方が自分の中にあるという。
それは極端に矛盾した言い方であるが、わたしにもそれと似たような感情がある。つまり、日本というのは一番好きな国であると同時に一番嫌いな国でもある。
朝鮮半島も一番嫌いな国だけれど、一番愛すべき国である。
そういう状態がなぜこんなに長く続くのか。 わたしには、「故郷」と「祖国」が自然に一致するアイデンティティが欠落しているからである。
読み進んでいた私の手は、思わず止まった。 本書の中には、著者の父や母、おじさんなど、在日1世の境遇や暮らしについて記されているが、最も惹きつけられたのは、著者が「在日」が抱える心情について記した部分だ。 「在日」問題というと、歴史的な経緯や差別のことに頭を奪われていた。「在日」として生きることの心情については、ほとんど想像が及んでいなかった。
「在日」を生きるということは、こういう複雑な気持ちを持たなくてはならないことなのか・・・。 日本人として生まれ、日本で育った私には、それでもやはり想像の域を出ない部分がある。「在日」と一口に言っても、様々な人がいて、その心情もまた多様なのかもしれない。ただ、これまでとは違う角度から、「在日」について考えられる気がしている。
そもそも「在日」とは日本に住んでる外国人を表す言葉であって、在日朝鮮族を表す言葉では無いw。
日本に住んでるアメリカ人もフランス人も「在日」なはずではありませんか?w
在日だけで朝鮮族と想像出来る事実が全てを表してるようで興味深いです。
まあ、中国や日本で壊滅的な地震が起きると「天罰」などと新聞紙が平気で書き、ネットでは見るに耐えない中傷がお祭りの様に賑わう国民性ですから仕方が無いと言えばそれまでかと・・。
でも、韓流ブームやネットのおかげで身近に感じるようになってから、今まで見えていなかった部分や歴史的真実が浮き彫りになってきた。
動画サイトで、日本に対して罵倒し叫んでるだけのものがアップされているのを見たら、好きだった韓国が嫌いになる日本人は多いと思う。
日本に3発目の原爆落とせと言ったり、日本はなくなったほうがいいと叫ぶ。
差別的な発言と生まれて初めて聞くようなひどい罵りにショックを受けました。
政府による過剰な反日教育が生み出すものは、悪いものしかない。
親日発言をすると韓国では存在を抹消されます。
これでまともな関係が築けるとは思えないし、在日コリアンの方の立場も悪くなって行くだけでしょう。
残念なことです。
いわゆる「戦時徴用」で日本に来た人たちで、自由意志でとどまった人たちが245名です。
強制連行は、日本人が韓国にされたことなんですけど知らされてないですよねえ。
昭和21年です。李承晩ラインという国際法上、無効な海域の線引きを勝手に韓国がして、そこを超えた日本漁民たち約4千人を韓国へ強制連行し、迫害。殺害された人たちが数十名。
日本国政府は彼らを救い出すために、無茶苦茶な要求を呑みました。
日本で収監されている極悪犯罪者を含む韓国人囚人たちの無条件釈放と、永住権の付与です。
強制連行も差別も日本人がされたことなんですけど、教えられないしカン・サンジュンさんの本も
そこは、まったく触れてませんね。
チェジュ島での粛清の際、大量に密入国で押し寄せた人たちのほとんどが大阪に住み着いて現在に至ります。密入国しておいて、差別されたっていいたてられてもねえ。おまけに、税制から納税から受験から優遇されてるのですけど。
終戦時に「朝鮮進駐軍」を名乗る韓国人たちに土地を強奪され、レイプされ、暴力を受け差別されてきたかも語られない。
カン・サンジュンさんところの両親は、自らの意志で日本へ来た人たちですよ。
頼まれたわけでも無理に連れてこられたわけでもない。差別差別って言い立てるけど、そんなに嫌でひどかったんなら本国へ帰ればよかっただけの話。
しかし、日本に留まった。理由は簡単でしょうに?
本国より日本がマシだったから。
カン・サンジュンさんも公立校を出て東大の教授、NHKにはレギュラー番組を持てて、韓国に帰れば
「竹島は韓国領だ、韓国が実効支配している」
「北朝鮮の日本人拉致は当然の行為だ」などと発言。まあ、調べてくださいな。
自分の目で確かめないと信じられないでしょ。
嘘ばっかり私たちは教え込まれているのだから。