ゆるっと読書

気ままな読書感想文

【明日のコミュニケーション】白鳥 蘆花に入る

2013-11-21 22:03:36 | Weblog
明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書)
クリエーター情報なし
アスキー・メディアワークス

ほとんど目立たないけれど、

人とのつながりの中で、 確実にある役割を果たし、

貢献し、 いい影響を与えていく。

でも、本人はそれを意識していない。

結果的に、そうなっただけ、 そんな状態である。

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佐藤尚之さんの著書「明日のコミュニケーション」の中で、 「白鳥 蘆花に入る」という言葉が紹介されていました。

蘆(ろ)の花は、白い。

真っ白な白鳥が、蘆の原に舞い込むと、姿が見えなくなる。

しかし、今まで眠っていた蘆原がいっせいに、そよぎだす。

つまり、 白鳥は、蘆原に入ると目立たなくなるが、 静かに、確実に、周囲に影響を与えているということ。

佐藤さんは、 人と人の関係の中に企業が入るとき、 また、一人の人として行動していくときにも、

「白鳥蘆花に入る」の「白鳥」のような姿勢が望ましいと 考えているそうです。

Facebookをはじめとするソーシャルメディアが普及して、 個人が、情報を発信したり、共有したりできる時代。

企業が、大きな声で、あおるように宣伝しても、 消費者は動かず、モノは売れない。

一方で、 信頼できる情報、共感できる情報はシェアされ、 それを通じて、モノが売れることもあれば、人が動くこともある。

Facebookの使い方、手法が大事なのではなく、

情報を発信している「人」の信頼性、誠実さが大事。

ソーシャルメディアがなかった時代に比べると、 情報の拡がり方や、使われ方は、ずいぶん異なりますが、

人との関わりの中で問われるのは、「人間性」であり、 それは、昔も今も変わらないということ。

面白いですね。

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【くじけないで】一人で生きていく

2013-11-16 10:34:01 | Weblog
くじけないで
クリエーター情報なし
飛鳥新社

一人で生きていく と 決めた日から 強い女性になったの

でも 大勢の人が 手を差しのべてくれた

素直に甘えることも 勇気だと  わかったわ

(私は不幸せ…)

溜息をついている貴方

朝はかならず やってくる

朝陽も 射してくる筈よ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

柴田トヨさんの詩「朝はくる」です。

私は、20代の頃、 がむしゃらに頑張っていた時期がありました。

両親から自立して、 社会の中で、 他人からも認められたい。

そんな思いを抱えていたのかもしれません。

頑張ってはみたものの、 壁にぶつかって、

能力が不足しているのかな?

努力が足りないのかな?

と悩んだこともありました。

ある時、ふと、 自分一人でがむしゃらに頑張るだけでは 駄目だな。

と思い、 うまくいかないときには、 誰かの手を借りたり、

誰かに教えてもらったりすればいい。 と考えました。

そしたら、 とても楽な気持ちになりました。

頑張ることは、大切。

でも、 たった一人で、頑張るのは、 行き詰まりやすいし、 見失うこともありそうです。

一人で頑張るよりも 友達や、同僚や、周囲の人達から力を借りて、 借りた力も、 自分の力に変えていく。

そういう姿勢のほうが、 道が開けてくる気がします。

 

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