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明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書) |
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ほとんど目立たないけれど、
人とのつながりの中で、 確実にある役割を果たし、
貢献し、 いい影響を与えていく。
でも、本人はそれを意識していない。
結果的に、そうなっただけ、 そんな状態である。
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佐藤尚之さんの著書「明日のコミュニケーション」の中で、 「白鳥 蘆花に入る」という言葉が紹介されていました。
蘆(ろ)の花は、白い。
真っ白な白鳥が、蘆の原に舞い込むと、姿が見えなくなる。
しかし、今まで眠っていた蘆原がいっせいに、そよぎだす。
つまり、 白鳥は、蘆原に入ると目立たなくなるが、 静かに、確実に、周囲に影響を与えているということ。
佐藤さんは、 人と人の関係の中に企業が入るとき、 また、一人の人として行動していくときにも、
「白鳥蘆花に入る」の「白鳥」のような姿勢が望ましいと 考えているそうです。
Facebookをはじめとするソーシャルメディアが普及して、 個人が、情報を発信したり、共有したりできる時代。
企業が、大きな声で、あおるように宣伝しても、 消費者は動かず、モノは売れない。
一方で、 信頼できる情報、共感できる情報はシェアされ、 それを通じて、モノが売れることもあれば、人が動くこともある。
Facebookの使い方、手法が大事なのではなく、
情報を発信している「人」の信頼性、誠実さが大事。
ソーシャルメディアがなかった時代に比べると、 情報の拡がり方や、使われ方は、ずいぶん異なりますが、
人との関わりの中で問われるのは、「人間性」であり、 それは、昔も今も変わらないということ。
面白いですね。