映画「ドリーム」は、1960年代の東西冷戦のもと、米国のNASAで働いている黒人女性が主人公の物語です。有色人種が差別されている時代で、仕事ができても黒人であるということで昇進が叶わなかったり、希望する職種に就けない。そんな環境のなか、数学の天才キャサリンをはじめ、女性たちは、米国の宇宙開発計画に貢献しようと努力を続け、やがて、白人と平等に評価される道を切りひらいていきます。
実話をもとにした物語で、鑑賞後、爽やかな気持ちになれる映画です。
将棋の羽生善治さんの著書「決断力」のなかに、「才能」に触れた次のような言葉がありました。
『どの世界においても若い人たちが嫌になる気持ちは理解できる。周りの全員が同じことをやろうとしたら、努力が報われる確率が低くなってしまう。今の時代の大変なところだ。何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている』
私自身は、「頑張れば、100%報われる」と信じているわけではなく、「少しは報われたらいいな」とか「報われないこともあるかもしれない」とか思いながら、何かに取り組んでいます。
ただ、時々は「報われないかもしれない」という思いにとらわれることがあり、
そんな時は、心が揺れますし、苦しくなります。
映画「ドリーム」の主人公たちが、報われない環境の中でも諦めず、努力を続けることができたのは、なぜか。
羽生さんの言うとおり、才能だとしたら、その才能は、「報われるかどうか」にとらわれすぎず、物事の価値を考えることができる能力かもしれません。
また、報われない局面にぶつかって苦しい時にも、明るさを失わず、上手に乗り切っていく。柔軟な生き方も備えているような気がします。
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