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S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

高麗が好きだけど 国焼きもいいですね 一度は消えて復活した 織部 黄瀬戸 志野  

2021-11-25 16:56:08 | 道具

 

 
 

織部焼は 古田織部が思いついた

色々な斬新な模様や 曲った沓茶碗がよく見られます

へうげもの といわれるものですが

 

色々プロディースをして 斬新なものが生まれましたけれど

古田織部が 徳川家康に切腹を命じられて

謀反人という事で  その後は ずいぶん割られて 捨てられたようです

 

やがては江戸前期に消えてしまったようですね

志野や織部が 復活したのは 江戸後期 幕末近くなってからでしょうか ?

 

 

織部の沓茶碗 大きな吊るし柿模様

 

 

幕末のころでしょうか ?

 

 

織部や志野の高台は 低く 貼り高台 とか 付け高台 とか言われます

 

 

此方は黄瀬戸 これも沓茶碗です

 

桃山時代 初期の黄瀬戸は

丸くて 筒 胴締め 油揚げ手 薄い黄色が本流のようです

 

現代では なかなか再現できないようですね

 

 

高台は削り出し  

 

曲ったお茶碗が好きですね

手持ちも 沓茶碗 えくぼ 片口 が多いかな ?

 

 

黄瀬戸は 又妙才の箱がついていました

銘は山瀬

箱が杉の柾目 いい箱です

 

いつでも使えそうです

 

織部や志野はお薄用

黄瀬戸は 模様が無ければ 濃茶で使えるのかな ?


他流ですけれど 言葉が共感できる 小堀遠州公書捨の文 

2021-11-25 09:15:02 | 床・軸
 
 

何処から来たのか ?

古物商をしていた叔母にもらったお軸かも ?

多分 内容が分からず 茶掛けっぽい という事で

 

こんな 裸の 誰かわからないお軸は 市ではお金にならないので

何本か もらっていますね

それでも もう 40年近く前ですけれど

 

 

お天気が荒れて 一日中大風で 暗くて

お昼のお稽古ですけれど 電気がついています

 

 

 

夫れ茶の湯の道とても外にはなく 君父に忠孝を尽し 家々の業を懈怠せず 殊には朋友の交を失う事なかれ
春は霞、夏は青葉がくれの郭公 秋はいとゞ淋しさまさる夕の空、冬は雪の曉 いづれも茶の湯の風情ぞかし
道具とても、さして珍器によるべからず、名物とても異りたる事もなく
古き道具とてもその昔は新し 唯先達より伝りたる道具こそ名物ぞかし
旧きとても形いやしきは用いず
新しきとても形よろしきは捨つべからず
数多きをうらやまず、少きをいとはず
一品の道具なりとも幾度も もてはやしてこそ、子孫に伝ふる道もあるべし
一飯をすゝむるにも志を厚く 多味なりとも志うすき時は早瀬の鮎、水底の鯉とても味もあるべからず
籬の露、山路の蔦かずら、明暮れてこぬ人を 松の葉風の釜のにえる音たゆる事なかれ

 

宗甫居士 訓示 と書かれています

遠州流さんですね

 

お稽古の 数の内

ちゃんとしたお茶会では 他流のお軸をかけるわけにはいきませんけれど

良い言葉です

お道具について 色々書かれていて

 

古き道具とてもその昔は新し 

唯先達より伝りたる道具こそ名物ぞかし
旧きとても形いやしきは用いず

 

この言葉好きです

 

 

お花は 四箇村と山法師を入れました

椿は つぼみが一番ですね

四箇村のつぼみは ふっくらして 形がよろしいです


石見 鴨山団子 包装紙が面白い

2021-11-24 22:43:33 | 菓子・スイーツ

 

 

お土産にいただいて

 

 

万葉歌人・柿本人麻呂の終焉地が美郷町「鴨山」であると断言した、歌人で精神学博士でもあった齋藤茂吉。

その記念館のある 鴨山のだんご

 

だんごと書いてありますけれど

 

 

 

 

求肥のお餅です

 

鴨山だんご カテゴリ商品一覧|御菓子司 寿恵久仁屋|島根のおいしいお土産屋さん (suekuniya1955.com)

 

包装紙が しっかりした紙で 捨てるのももったいないので

アイロンをして 伸ばして

 

 

茶碗の箱の上紙に

こんな風に  紐が横からだけだと 紙が跳ね上がりますので

糊で貼り付けて カバーにしてしまいます


今週のお菓子は練り切り 照葉です

2021-11-24 08:44:28 | 菓子・スイーツ
 
 

先週はきんとんだったので

今週は練り切り

 

 

自分で作ると 色がどうしても 薄くなります

中は粒あん

 

 

写真よりは もう少し色目はありますけれど

あまり 着色は使いたくないし

 

 

これぐらいの色だと 伸ばすと 色が薄くなります

 

茶色の 自然素材の着色料がなくなったので また買わないと

近くのお店で 自然素材の色素がありましたけれど

売り場からなくなってしまいました


高麗茶碗 狂言袴 ・・・ お道具の箱

2021-11-23 22:33:17 | 道具
 
 

使ったお茶碗を 稽古の合間に片付けて

 

今日は 

 

 

高麗茶碗 狂言袴

この模様が 狂言師の袴の模様に似ているからだそうです

高麗としては わりと初期 

狂言袴も青瓷とか 雲鶴とか 色合いが そういうのが多かったようです

 

かなり 薄手 軽いです

 

 

いい感じに汚れがはいっています

 

箱蓋

 

 

昔の古い茶碗の箱は 仕覆に入れると ほとんど遊び無し

きっちりです 薄紙も無理です

高麗の暦手も同じでした

楽茶碗も 近年 共箱で仕覆に入ったものは 遊びがありません

 

古い楽は 共箱は少なく 極め箱が多いです

それだと 余裕があります

 

お茶碗の箱を見ていると 材料とか 木目とか いろいろ勉強になります

 

不昧公所持のお茶碗の箱は 底が二重になっていました

紐がずれているので 直そうと引っ張っても固くて 裏を見ると

 

 

紐が中を通っていて

引っ張っても動きません どうやって通したのか ?

 

片方が短くて 結ぶと不細工 

 

今度の出番は 何時になるやら

クリスマス茶会や 初釜では使いませんね