もう3日になってしまいました。
しかし、1日、2日とも一日がとても長く感じました。
1日の午前中、例年は人事異動の方々のあいさつにため、立ったり座ったりしている(慣例によりあいさつを聞くときは立つ)のですが、今年は某大学の教授の研究室にいました。
そこは公立学校法人の大学で、あと2年で大学改革を達成しなければなりません。
前年度、こちらからお願いして研究者を出していただいた産学連携事業のご報告に伺ったのですが、成果が出なかった事業の報告はそこそこに改革の話になりました。
文科省からお金やら口やらがでる国立学校法人と違い、自ら生き残りを考えないといけない私立とも違い、危機感がない大学内部に寂しそうな眼をされて「大学をどうするのかという大きな計画がないんだあよなあ」とおっしゃっていました。
私は教授会だけが大学の組織運営の方向性を決めると理解していたのですが、先生は事務局の重要性も話されていました。
でもこの大学の事務局は自治体からの出向職員が中心で3年で変わってしまいます。専門性がなく、大学への深い愛着が湧く時間もありません。
情熱を持って大学運営に関わってくれる職員が欲しいともおっしゃっていました。
組織改革は、一人ひとりが熱い想いを持っていても何もできないということを目の前の先生が教えてくれています。簡単に結論づけるなら、リーダーシップが必要、外圧が必要など言えるのかもしれませんが、現実は慣習やしがらみの中でなにやらちょこっとだけ変わってハイ終了ということになってしまうのが大方の改革のような気がします。
人事発令の日だっただけに、この大学で働いて改革の行方を見てみたいなあなどと思ってしまいました。
ということでいきなり1日の午前から濃い経験です。
午後は新しいメンバーで早速今年度方針の確認。他の係からは「もう打合せ?」のお言葉をいただき、今年度も上司に鞭を入れ続けられるだろうと諦めの境地に。
夜は送別会。「働かない」をポリシーにしていて(と私が確信)、その方が居たがために事業も内部もがたがたになった転出者に、大人げないとは思いながら、あいさつをしないがために、他の転出者のところにもいかずひたすら料理を食べるのみ。
他の皆さん、失礼お詫び申し上げます。
その方には再び一県民として一言「税金返せ~」。
こんな方はどこにでも一定割合いるのが、なんチャラの法則ですからあきらめないといけないと思いつつ・・
4月2日 もう通常ペースで業務。やらないといけないことが次から次へと。これが毎日続くようです。
そうそう下の娘が大学生になりました。家族には偉そうなことを言うくせに外ではビビりまくっているので、うまくやってるかしらと気になるのですが、大学生ですから。
「がんばってね。わが娘」