本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「ソーシャルネイティブの時代-ネットが生み出した新しい日本人」遠藤諭著

2011-03-06 23:30:26 | 本・雑誌、読書
読みだしたら止まらなくなりました。おもしろい・・

わかっている人には特別おもしろい本ではないかもしれませんが・・

ネットの世界で何が起きているんだろうって思っている人が読んだら、同じように止まらないんじゃないかなと思います。
あとがきを読むと、この本は、アスキー総研の1万人調査「MCS2010」がきっかけとなって企画されたものだそうです。
『調査の結果、いままであまり知られていなかった、ネット行動とコンテンツ消費について、1人1人に紐付けされた実態が見えてきたからだ。』とあるようにデータがあって、それがどういう意味を持つのか、それを他のデータあるいは周辺で起こっている現象から読み解いているところが、推理小説を読んでいるみたいで、つい先を読んでしまいます。

断片的に知っていることをつなげてもらって、ネットの世界っていまこんなことになっているんだと初めて見えてきた感じです。

申し訳ないですが、最近読んだ同種本とおもしろさがぜんぜん違います。(この本が、たまたま私のツボに入ってるのかも・・)

さて、中身、
「第1章あたらしい日本人」で、いきなり全然別の世界が拡がっていて、
私のように「今の若い者は・・、中高年が頑張らねば」って思っている者は、
いきなり「脱力」ですが、

消費にこだわらない、環境負荷の低い、自分なりに楽しむ生活を見つけたあたらしい日本人の姿に、
年寄りは黙っていた方がいいのかも・・と素直に思えてしまいます。

但し、この世代が主流になった時、更にモノづくり産業が衰退して、少子化がますます進みそうな感じでちょっと心配ではありますが。

それにしてもネットの中でも日本人は特異な存在で、やはりガラパゴス化?
なぜ日本では世界とちょっと違う動きが生まれるのか?

これは絶対本格的に考える価値があると思います。

コメント
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