本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

巨人さんと小人さん

2011-10-07 08:24:51 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
おばさんにとってもスティーブ・ジョブズ氏の死去は、大きな出来事ですのでブログに残します。
Apple社の大大ファンというわけでもなく、ジョブズ氏に会ったともありませんので、湧いてくる気持ちは、悲しみというよりは感慨です。(もちろん亡くなるには若すぎ、残された御家族・知人の悲しみはどれほどかと思いますし、哀悼の気持ちはしっかり持って・・)

この天才がいなかったら、いまこの瞬間の世の中はどんな世の中だったのだろうと想像してみました。

この方に替わる天才がちょっと違う形の機器を開発し、私たちはちょっとだけ違う方法で音楽や友人との会話を楽しんでいるか?

はたまたウォークマンや携帯電話の延長線上でそれぞれバラバラにたくさんの機器をカバンの中に詰め込んで日々を送っているか?
素人にはわかるはずもなく、やっぱり無駄なことは考えないようにします。

でも少なくとも携帯電話があったから、その延長線上でジョブズ氏のiPhoneの発想があって、いまの環境があるとすれば・・
携帯電話を小型化したのって日本の電機メーカーなのかなあ・・

とするとこの世の中への日本の貢献だってなかなか捨てたもんじゃない。そんなのわかっていること・・ですか。。。

それはそれでいいんですが、ジョブズ氏と日本の仕事って、巨人と小人だなって思ったりして・・

ジョブズ氏という巨人が1人の卓越した才能でどんどん道を切り開いて行ったのに対し、日本はそれぞれ小さな個々が力を合わせ何事かを成し遂げて来た。

日本のそれは「白雪姫や7人のこびと」、あるいは「ガリバー旅行記」のような物語で知恵を出し合い、楽しげに、活き活きと動き回る小人が出てきますが、それと同じだったのではないか?

たくさんの人が役に立つって気持ちを持っていたし、楽しかった。

元気がなくなった日本、その光景も失われているように感じるけれど・・

日本の活力を取り戻す方法として、イノベーションということが盛んに言われ、教育とか人材育成についても尖がった人物を育てるような、つまりジョブズ氏とまでいかないまでも1人で何かをやってくれる人を育てようとしているけれど、

目標とするところが、どんどん新しいことが生まれて元気な国であるとすれば、その途中のプロセスはどうでもよくって、

日本の風土から考えてみて、

少数の優れた才能を育ててその人たちの閃きを待つのか、

新しいことを生み出すことをいまみたいに崖っぷちで生き残りかけ必死で考えることではなくって、わくわくするむちゃ楽しいことだって、気付かせる方法を取るのか、

ちょっと考えてもいいんじゃないかなって思ったりします。

映画を見たり、アトラクションを経験したり、スポーツしたり見たり・・・それも楽しいけれど、

仕事で何かを成し遂げることだって、それが小さなことだって、すごく充実して感動することだと思います。

私たちそういう経験ができるってことを忘れかけています。

ジョブズ氏・・非凡な才能を持っていた上に、自分の生み出すもので自分自身が感動されていただろうと思います。

非凡な才能は真似できませんが、楽しむってことは真似してみようかな。真似してみませんか?


コメント
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