世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

ザルツカンマーグート・トレイルとサウンド・オブ・ミュージックを巡る旅~その1

2019年09月06日 | 海外旅行

第2日目 8月23日(金)前半

最初のハイキングのスタートです。

 

下記の地図はオーストリア全土、そして白線で囲んだ地域が私たちが歩いたザルツカンマーグットです。

最初のハイキングはそのうちザルツブルグに最も近くドイツ国境に隣接する、

ホッホケーニッヒ山塊群展望ハイキング。

花崗岩の険しいまるで立ちはだかる壁のような岩山を眺めながら歩きます。

<標識も分かりやすく、優しい道です>

しかし険しい山とは裏腹に足元はのどかな牧草地。

冬場は深い雪で覆われますが、雪が十分に解けたら、人々は家畜の群れに先導されながら、

谷間の村から高地へと移動し、山小屋で放牧をしながら乳製品を作り、生活します。

まさに「アルプスの少女ハイジ」の世界です。

そんな草原アルムにはアルメンベークというトレイルがあり、誰でも自由に山小屋で休息しながら、

散策を楽しむことができます。そんな1日を私たちも体験しました。

このアルメンベーク「アルムの道」は350キロに及ぶトレールで、オーストリでは老若男女、

とても人気のあるウォーキングコースだそうです。

できれば何日もかけて、少しずつ踏破してみたいと思わせる易しい楽しい道でした。

日本にも信越トレール、熊野古道、塩の道などなど、ロングトレールがありますが、少し雰囲気が違いますね。

こちらの山小屋のテラスでホテルで用意されたランチパックを頂きました。

<ヨーロッパのトレールには至るところに、こうしたキリスト像が掲げられています>


この初日のハイキングでちょっとしたハプニングがありました。

ツアー仲間のおひとりが転び、石でおでこを強打、緊急処置が必要となりました。

現地ガイドが彼女を病院に連れていき、数針縫うだけで大事には至りませんでしたが、

予定の行程の3分の2で引き上げることになり、最後まで歩けなかったことは少々残念でした。

しかし何よりもお怪我をされた彼女がお元気でその後も旅をつづけられたのが何よりでした。

足の捻挫や骨折ですと、歩くのは無理ですが、幸いおでこの怪我。本当に良かったと皆胸を撫でおろしました。

他人事ではなく私も気を付けなければと思った出来事でした。

この日の午後からの様子はまた次回に続きます。



コメント (8)
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