世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

春のお花を求めに

2017年11月14日 | ガーデニング

 

昨日の陽射しはこの時期にしては暖かく感じませんでしたか。

その暖かさに釣られて、春のお花を仕入れにニコタマまで出かけました。

いつもはシルバーパスを利用してバスで往復ですが、今日はお花を持ち帰るため車です。

狭いベランダ、相も変わらず雑然としていますが、このままでは春はやってきそうもありません。

と言って、いまだ元気な夏から秋にかけて咲くお花を処分するわけにもいかず、春のお花を植える鉢も置く場所もない状態です。

<まだまだ元気に咲くインパチエンス>


春、夏は陽の当たる北西のルーフバルコンは、10月ごろから全く太陽が射さなくなります。

そのうえ北風が強く、植物を育てるには最悪な環境になってしまうのです。

丁度2回連続で台風がやってきたころ、ルーフバルコンに置いてあった薔薇3鉢を、

南東の屋根のあるベランダにお引越しさせました。

するとどうでしょう!花付の悪かった薔薇たちが一斉に次から次へと咲きだしました。


<11月12日撮影>

植物には日光が不可欠であることを改めて実感しました。

しかしベランダは、1年で大きく成長した薔薇にかなりのスペースをとられ、益々狭くなってしまいました。

いまやお洗濯係となった夫が洗濯物、お布団の干場がなくなると困り顔です。

それでも買ってきました、春のお花を!こうして並べてみるとかなりカラフルですね。

薔薇以外は今、色の少ないベランダです。ついついカラフルな春らしい色合いを選んでしまいました。

ハツユキカズラです。日本や朝鮮に自生するテイカズラの園芸種。

新葉が淡いピンク色から徐々に白に変化し、最終的には緑一色になる常緑つる性低木です。

遠目には花のように見える葉はとてもきれい。耐寒性もあり病害虫にも強いということで初めて我が家にやってきました。

こちらはお馴染みゼラニウム!

我が家にはすでに幹が木質化した年代物(笑)のゼラニウムがありますが、全く手入れもしないのに周年花をつけます。

乾燥を好み過湿を嫌うので、以前は日本の気候に合わないと言われていました。

今はいろいろ改良されたのでしょう。人気のあるお花です。

ヨーロッパでは窓辺を、プランターや鉢に植えられたゼラニウムが彩っています。とても美しいですよね。

その他に春には欠かせないパンジー、ビオラ、プリムジュリアン、ツルニチニチソウなどなど。

ハボタンも。

球根は寒咲ガーデンクロッカスを。

昨年掘りあげたムスカリの球根がどこかへ行ってしまいました。管理不足ですね

さ~どこに植えましょう、どこに置きましょう?

今朝何とか全てのお花を落ち着かせることができましたが、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。疲れました。

ガーデニングもこの年齢になると重労働です。

広いお庭をお持ちの方はさぞや大変であろうと想像に余りあるものがあります。

折角昨年から復活させたベランダガーデニング。もう少し頑張ってみましょう。


11月14日のポインセチア!もっともっと赤くな~れ!

今日はコメント欄を開けております。


 

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神様のカルテ

2017年11月12日 | 読書&映画&ドラマ

あ~なんということでしょう!

1年間に24冊の読書を年初に誓い、はや11月。

夏ごろから本らしい本を読まずに過ごし、ようやく14冊読了。


今回読んだのは夏川草介の「神様のカルテ」1,2,3の3冊。

「神様のカルテ1」は2010年の本屋大賞2位に選らばれた作品。

ほぼ1年おきに1部、2部、3部と発行されている。

映画化もされたようだが、私は全く知らなかった

主人公栗原一止は信州松本にある病院に勤務する内科医。

この病院は24時間365日救急受付を看板とする地方病院でその忙しさは尋常ではない。

1部、2部、3部、それぞれに完結しているので、どこから読んでも、また1冊だけ読んでも面白い。

漱石マニアの主人公は、独特の語り口や一本気な性格で変人扱いされてはいるが、誰にも愛される医師である。

私はこの小説を読んで、この小説の主人公のような病院、医師に私の最後の命を預けたい、と思った。

医師、看護師、患者、家族との間に温かい交流があり、心が通じ合う姿は医療現場の理想だと感じた。

医師としての悩みを抱え苦しむ主人公にそっと寄り添う細君ハルの姿も美しかった。いい夫婦だな~と思った。

今から読まれる方もあるでしょうから、詳しいことはここでは書けないが、感動の連続。

「お笑い」の要素あり、「恋愛」の要素あり、医療現場の「緊迫感」ありで変化にも富み、

ところどころ難しい文体でありながら心地よく読み進めた。


そして昨日、予約してあった本が用意できたとの連絡があり、新たな読書を開始。

ところがまた今日、今年6月に予約した本が2冊ようやく順番が回ってきて、取りに来るようにとの連絡があった。

何でもかんでも話題の本は予約だけは入れておこうとすると、こういうことが起こってしまう。

一度に2週間で3冊なんてとても読めない。

しかし良い方法がある。待っている方には申し訳ないのだけれど・・・・。

12月1日から14日まで図書館は蔵書整理のため休館である。

よって11月17日(金)~30日(木)に貸し出された資料は貸出期間が4週間となる。

届いた本の取り置き期限は1週間。そこで17日にとりに行くことにすれば4週間借りられる。

それなら何とか読めそうだ。2冊ともキャンセルになると予約者多数のためまた半年は読めないだろう。

忙しい師走がやってくるというのに、読書三昧はどんなものか?


 

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健康アラカルト

2017年11月11日 | 医療 健康 美容


<四季咲きフロリパンダ種 ファビュラス 南東のベランダに移してから良く咲きます>

妙なタイトルですね。

一体何を書こうとしているのか、自分でもよく分かりませんが、ふと自分の健康について綴ってみたくなりました。

この年齢になるとその健康度は十人十色様々で、信じられないほどお元気な方がいらっしゃるかと思えば、

その逆で信じられないほど老け込んでいらっしゃる方も。私は歳相応と言えるかと思います。

私のブログ記事からかなり元気な部類に属すると思っていらっしゃる方が多いかもしれませんね。

そんなことはなく、もうあちらこちらガタが来ています。

最近は肩凝り、首凝りが異常に強く、加えて右手上腕部の痛みはいまだ取れません。

どういうわけか以前度々悩まされた腰痛は起こらんくなりました。

若いころから肩凝り、頭痛持ちの私でした。その症状は思春期の中学二年生の頃から始まりました。

常に鎮痛薬は手放せず、ひどい時には吐き気までして、よく寝込んだものです。

一番酷く頻発して起こったのは30代後半から40代前半でしたでしょうか。

歩くだけでもその振動が頭に響き、そろりそろりとしか歩けないこともありました。

子育て中の頭痛はとても辛いものがありました。

片(偏)頭痛にも2タイプあるそうですが、私の場合は必ず肩こりとセットでしたので、緊張性頭痛だったのでしょう。

ところが50代前半閉経を迎え、途端に嘘のように片頭痛が軽くなりました。

片頭痛は女性ホルモンに関連があるのだとその時勝手理解しましたが、どうなんでしょう。

幸いなことに、普通はその頃現れる目立った更年期症状もなくてすみました。

しかし肩こりと、首こりは以前より酷くなった気がします。これはパソコンとスマホのせいかもしれませんね。

11月11日撮影 だいぶ赤くなってきたポインセチア>

もうひとつの悩みは睡眠です。

寝つきが悪い上に夜中に何度も目が覚め、眠れなくなります。

大抵寝付いて2時間でまず最初の目ざめ。朝かと思いますが、まだ真夜中。がっかりします。

ある意味朝かと思えるのは2時間は熟睡していると理解してもいいのかもしれません。

子供たちに話すと、どうしてがっかりするの?私ならやった~!と大喜びだわ。と。

私だって若い頃はそうでした。

睡眠負債という言葉をご存知でしょうか。私は先日某週刊誌でとりあげられているのを読み知りました。

慢性の睡眠不足、そのために溜まった睡眠の借金、それが睡眠負債です。

睡眠負債は知らないうちに脳の働きが低下し、癌や認知症を罹患する確率が高くなるととのこと。怖いです!

普段は飲みませんが、翌日何かの大切な用事や車の運転があるときは睡眠導入剤を飲みます。

6時間ぐらいは眠れるでしょうか。咳が酷い時もこの薬を飲むと、咳が止まりました。

というより咳き込んでいることに気づかないほど熟睡しているのかもしれません。

よく眠れたと思うだけで、翌日元気が出ますし、精神的安心感があります。

が、週刊誌によるとこの薬にも問題があると!いろいろなリスクが指摘されているそうです。困りました。

医師から処方されたものですから、安全と思って時々飲んでいるのですが。

週刊誌には「睡眠前のべからず」があげてありました。薬をやめてこれを実践していきたいです。

体温をあげたり緊張を高めることはやってはいけない。

入浴は寝る90分前に済ませてアルコールは少量。

寝る前にメールを読んで返事を書くのも良くない。

スマートフォンやパソコンの画面を見続けるのもダメ。

液晶画面が放つブルーライトには覚醒作用があるから。

寝る前はできるだけ外部からの情報は遮断した方が良い。



私はいけないことだらけをしています。

ブログを書くのは大抵が夜9時過ぎ(アップは翌日になることが多いですが)、入浴も就寝前。

スマートフォンを布団の中で見て、情報を仕入れたりもします。

これでは良い睡眠がとれるわけがありませんね。

スマートフォンは寝室に持ち込まない!ブログはできるだけ昼間に書く。時間がなければ書かない。

入浴はできるだけ早くする。

これらを肝に銘じ、これ以上の睡眠負債は作らず、これからはそれを返していきたいと思います。


肩凝り、首こり 睡眠不足解消のため、パソコン、スマホに向かい合う時間を少しでも減らしたく思い、

暫くの間コメント欄を閉じさせていただく決心をしました。

基本的に閉めておきますが時々開けたいと思います。お気づきになったらコメントいただければ嬉しいです。


 

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西沢渓谷ハイキング

2017年11月09日 | 登山 ハイキング ウォーキング

晴天の連休明け月曜日、紅葉の名所、西沢渓谷のハイキングに出かけました。

都心からも日帰りができ、交通の便も悪くなく、車でも行きやすい景勝地です。

マイナスイオン感に満ち溢れ、森林セラピースポットとしても有名な渓谷美を楽しめる西沢渓谷!

7年前、まだ山を始めて間もない頃、ツアーで参加しましたが、その日は雨!でも決行です。

そして紅葉にはまだ早く、少々未消化のハイキングでした。

雨と渓谷の水しぶきにしっとりと濡れた遊歩道を、山初心者の私がよくも無事歩けたこと。

今思えば、やはり若かったのでしょうか。筋力もバランス感覚もまだ今よりあったのでしょう。

その時の記事はこちらです。「雨の中のハイキング」←こちらをクリックしてください。

駐車場から少し歩くとこのゲートがあり、7年前のあの日は隣接するお茶屋の軒下で雨の日のハイキングフル装備。

初めての雨の日のハイキングで、ザックカバーのつけ方も分からず、ツアーリーダーに教えてもらったことを思い出しました。

今回は抜けるような青空!何も言うことはありません。期待通りの見頃の紅葉でした。

写真が多く少し長くなるかもしれませんが、お付き合いください。

写真は数枚を除き、ほぼ夫の撮ったものです。

西沢渓谷には様々な滝があり、その清流の迫力と美しさに目を奪われます。

白、黄色、赤、緑、美しいカラフルな自然の営みに感動の連続です。

しばらくは舗装林道を歩き、西沢山荘のあたりから山道に入ります。

耳に心地よい沢音を聞きながら渓流沿いの道を上がっていきます。この辺りはとても整備された遊歩道です。

右に左にいくつかの滝や堰(れいなの滝、大久保の滝)を眺めながら景勝地「三重の滝」へ。

この滝の全容を観るためには岩場をやや下って行かなければなりません。最初の難所でしょうか。

ここで一度つるっと行きましたが、転ぶことはありませんでした

この辺りからが西沢渓谷の核心部となり、コバルトブルーの水が渦巻く滝や淵が次々と現れます。

 

<左 竜神の滝 右 恋糸の滝> 

続いて貞泉の滝 滝見台が設けられています。


西沢渓谷は渓流沿いの初級ハイキングコースとなっていますが、岩場の上り下りもあり、高低差も300mあるそうです。

必ず登山の装備で来なければなりません。特に靴は重要。沢沿いの水の中を歩くこともあり、靴には防水が必要です。

スカート、スニーカーの女性を見かけましたが、無事最後まで行けたでしょうか。

気になるスタイルの方も結構いらっしゃいました。危ないです!


さていよいよフィナーレです。方丈橋を渡ってひと登りすると西沢渓谷で最も美しい滝 七ツ釜五段の滝!


<一部ズームで>

滝が釜を造り、その釜からまた滝が流れ落ちて再び釜を造るの繰り返しで七つの釜と五段の滝が形成されています。

本当に美しい!自然の創り出した造形美に心を奪われ、無事にここに来れたことへの感激と安堵で胸がいっぱいになりました。。

滝と釜を数えてみましたが、七つのお釜と五段の滝全てを目視することはできませんでした。


ここからは帰路となります。

一周コースなのでさらに登り、シャクナゲの群落地を通り、森林軌道跡の登山道に合流します。

ここからは歩きやすいゆるやかな下りの林道です。

この道は滝や渓流こそ見えませんが、黄葉、紅葉がとても美しい森林浴コースで、時折視界が開け、遠く甲武信岳方面が望めます。

鶏冠山 右奥が甲武信岳方面(実際は見えません)

この道はかってトロッコで材木を塩山駅まで運んでいたルートだそうです。

今でもその軌道跡レールが一部残っています。

しかし、ところどころは一本しか残っておらず、おそらく徐々に片面が崩落し、レールがなくなったのではないかと思います。

そう思えるほどの崖側は急斜面でした。道もそのうちもっと細くなるかもしれませんね。

迷子になるというドジをしてしまった夫婦ですが、予定時間を大幅にオーバーし、無事スタート地点に到着。


温泉に寄るか、ほうとうを食べて帰るか二者択一。二人とも意見が一致、後者を選択。

富士見茶屋「いろり」で本場のほうとう定食を食し、夫には申し訳ないのですが私は助手席で爆睡しての帰宅でした。

お食事処 富士見茶屋より夕暮れの富士山がくっきりと見えました。


 

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明日からの私はどうなるの?と一瞬凍えつきました。

2017年11月07日 | 登山 ハイキング ウォーキング

このタイトルで皆さんを驚かせることは良しとしませんので、

まずはなんでもなかったこと、夫婦二人無事であることを先にご報告いたします。

とんでもない思い違い、思い込みでドタバタしたハイキングでした。


<西沢渓谷手前の広瀬ダム>

昨日は秋晴れ、紅葉を愛でに西沢渓谷ハイキングに出かけました。相棒はいつもの夫。

西沢渓谷は2度目です。1度目は7年前ツアーに参加して出かけた雨の日。必ずリベンジと思いながら今に至りました。

夫婦揃ってフリーな日と良い天気とが合致することはなかなかありません。昨日はそれが全てうまくいった日でした。

西沢渓谷は関東地区にお住いの方でしたら、よくご存じの紅葉の名所です。

土日祝日になると細い滑りやすい遊歩道はハイカーで数珠なりになります。

そこで連休明けの平日を選び、朝早く出かけましたが、それでも結構混んでいました。


今日はまずは私が凍えついた事の顛末からお話します。

渓谷のハイキングの詳細は次回になるかもしれませんが、ご容赦ください。

案内図の点線部分を歩きました。一周約10キロ、4時間から4時間半のコースです。

私たち夫婦がペアでハイキング、山登りをするときは、足の運びの遅い私が前、夫が後ろを歩きます。

「三重の滝」を過ぎてしばらく行ったところに広い河原があります。(白い丸印)

<三重の滝>

私はいつものように夫より先を歩き彼がついてきているものとばかり思っていました。

恐らくその河原まではすぐ後ろを歩いていたと思いますが???・・・(多分)。

今回は夫は写真を撮ることに力を入れ、一眼レフの重たいカメラと三脚を持参してきていました。

私は「ゆっくでりいいわ、いい写真を撮ってね、先へ行ってるから。」と言って少し二人の間が空くことがありました。

それでも夫はあっという間に私に追いつきます。

その河原で私は夫がやってくるのを待ちました。次から次へと上がってくるハイカーの行列。

20分待っても30分待っても彼は現れません。

私は徐々に不安になり、これは夫の身に何かあったに違いない。そう思い込んでしまいました。

2~3組のハイカーに三重の滝付近で「これこれ・・・の高齢者のハイカーを見かけませんでしたか?」

「何か事故があったような様子はありませんでしたか?」と尋ねましたが、皆さんの答えは「NO」。

彼は写真を撮るために、あまり人の行かないような危険なところへ平気で行きます。

またトイレが近いので人目のつかないところでキジウチをするのです。

「猿も木から落ちる!」あの有名な登山家の谷口けいさんも「お花摘み」で滑落、お亡くなりになりました。

徐々にハイカーも少なくなり、1時間は待ったでしょうか。

私は覚悟を決めました。きっと彼は人知れずあの清流に流されてしまったのだと。しっかりしなければいけないと。

そして一刻も早く救助を求めるために、戻るべきか進むべきか考えました。

しかし10%の確率で夫は先へ行き、私がいないことに気づいて戻ってくる可能性もあると思いました。

それに七ツ釜五段の滝まで行けば、その後は走っても下れるような林道だったと記憶しています。

火事場の馬鹿力というのでしょうか!

ほとんどハイカーの居なくなった岩場の道を、普段のろまな私が信じられないスピードで七ツ釜五段の滝を目指したのです。

そして私が待った河原と七ツ釜五段の滝までの丁度中間地点辺りで上から駆け下りてくる夫とぱったり出会いました(黒い丸)。

私は、彼は生きていた!腰が抜けそうになり、その場に泣き崩れたしまいました。

前後にハイカーはだれもいなかったことは幸いでした。何事かと思われたでしょう。

そしてほっとして安心して嬉しく、ドラマティックな再会はそこまで。その直後に私は、

「どうしてもっと早く迎えに来てくれないの?」「どうして私を追い抜いて置いてきぼりにするの?」と夫に怒り狂ったのです


彼の説明によるとこういうことです。

私が夫を待っていた河原から先は人が一人づつしか歩けない滑りやすい1本道。

前方の列の中に私の後ろ姿にそっくりの女性がいたのだそうです。47年も一緒に暮らしていて奥さんをなぜ間違えるのよ

それで私が大分前を歩いていると勘違いした彼はその列に従い、少しづつ抜きながら(滑りやすい細い岩場の道が多くぬきにくいです)、

とうとう最終の滝の前の方丈橋(赤い丸)までやってきてしまいました。

いくら何でも私がこんなに速いはずはないと気づいた彼は、私が後ろにいると判断、しばらくそこで私を待ったそうです。

私は下で待ち、彼は上で待ち!何ということでしょう、会えるわけがありません。

そして待てど暮らせどやってこない私に、彼は彼で私が怪我でもして引き返しているのではないかと思ったそうです。

それで彼も猛スピードで駆け下りてきたというわけ!

も~なんなんでしょう、このドタバタハイキングは!

念のため、携帯は全く電波が通じない状況でした。(私も夫もソフロバンクです

しかしその後は私も機嫌を直し、コバルトブルーの水が渦巻く滝や淵を眺めつつ、無事七ツ釜五段の滝へ。

私がなぜ最悪なことを考えたかというと、西沢渓谷は手軽なハイキングコースではありますが、

断崖を削って作られた危険な個所もあり、毎年滑落者の多く出る場所であることをよく知っているからです。

冗談ではなく、明日から私の人生は一変するかもしれないと真剣に考え、凍りついた恐ろしい時間でした。


次回は写真が中心です。



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