夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E レストア 遅々として進まず

2019-02-08 16:21:43 | Weblog
朝出かける用があったので帰りにダイソーに寄って木綿の糸とメイク用綿棒を買ってきました。
木綿糸は結束に先日買った化繊の坪糸よりいいのではないかと考えて。これに蝋燭をこすりつけてみました。まだ束線を縛ってみませんがどうなることやら。綿棒は使っているのが残り少ないので。

家庭用手芸糸 太口

今日もこれの続きです。配線の束の取り回しは正解がひとつだけです。それで考えました。組み立てる方をあまりいじると配線を切る恐れがあります。

組み立て中のコネクタユニット

こっちは要らないやつです。これはいくらいじくっても構いません。

これを見て配置を決めます

内部ユニットのガイドが邪魔なので一旦外します。

作業性を考えました

MICスイッチを取り付け。

また外すことになるかも

INCOMのジャックを入れます。

裏のプラグ受けの向きを考慮して

樹脂の絶縁ワッシャーと平ワッシャーを入れて二重ナットで締め付けます。

二重ナットは分解で傷めたので予備品と交換

ここで分解のとき用意した冶具が役に立ちます。

作っておいて良かったなあ

プライヤーでしっかりくわえて冶具ごと締め付けます。締めたら冶具を抜いて飾りナットを入れてローレットを傷めないように革ベルトを巻いてプライヤーで締めます。


次にDC12Vコネクタですがこれは線が4本だけなので楽に入ります。後でも入りそうです。

少しづつ先が見えてきました

おっと、このプレートも入れなきゃ。でもVTRとREMOTEのコネクタを収めた後でも入りそう。

工場で組み立てた人って指先が器用なんでしょうね

やめ。結局今日も難しい作業は避けてしまいました。現状維持と決定回避の法則ってやつです。

次工程は二個のコネクタを入れるだけにしましょう

ビデオカメラで工程を撮りながら進めているので作業ははかどりません。

昨日の作業結果を確認してなかったぞ

私は根っからの夏男で夏はじっとしていられない性分です。反面寒いのは苦手で遠出をすることはないのでこうして部屋の中で何かやるには好都合。春にはこのカメラを持ち出して何か撮りたいですね。
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HL-79E レストア 楽しみは苦しみ

2019-02-07 16:12:10 | Weblog
午前中別の用を済ませて午後から楽しみの続きです。これが仕事なら苦しみでしょう。

コネクタのボックス部ですが、やるしかありません。

こんなのをこの中に収めます

順序を間違うと絶対収拾がつかなくなりそう。最初に取り付けるのは3個のBNCコネクタですが、いきなり心配していたことが起きました。MONコネクタの芯線が切れちゃいました!

想定済みですが

半田付け。φ2の収縮チューブは持っています。

60Wのコテで素早く半田付け

ここでターボライターの出番です。

うまい具合に収縮

ここで更に問題発生。GENLOCKのコンデンサーの足が片方取れてしまいました。

幸い半田付け作業のスペースはあります

半田付けは後でやるとして、BNCをビスで止めますがGENLOCKは片方のビスが長くてそこに接地線のラグ端子をナットで締めます。
これがやっかいで、ナット回しではナットが落ちてしまいます。ここは頭の使いよう。長いビスにチューブを被せて先端に2山程度ナットを入れてチューブをナットに当てて、ドライバーは瞬間接着剤でビスに固定。

M2.6の小さなナットです

これで相手側にねじ込みます。ラグ端子側の足にストレスをかけないように注意。

成功

BNCを固定したので半田付けは楽にできました。

BNCの根元はチューブがあったのですが省略

次にボックスの中の小さな基板です。これは記録しておいた写真を見ながら何回かやり直してやっと収めました。束線の引き回しを元通りにしないと収まりません。

また線を切る恐怖

スイッチパネルを押し込むのは知恵の輪。ああしてこうしてそうして

基板の配線をスティックで保護してなきゃどうなったか

今日の最後はPOWER SWの取り付け。これも土手の中なので結構大変でした。

昔車道楽で揃えた工具が役に立ちます

明日以降はVTR,REMOTE,DC12VのコネクタとINCOMスイッチ、MICジャックをボックスに収めます。
その前に今日の作業で切れた配線がないか確認したほうがよろしいようで。
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HL-79E レストア 困難な作業の始まり

2019-02-06 15:20:50 | Weblog
今日こそコネクタボックス部の組み立てに掛かろうと張り切ったけどその前にやることがありました。
この部分を組み立てるにあたって、部品が揃っているか、状態はどうか、交換するべきか判断しないと。点検したらネジ類は全部揃っていましたが、アルミ粉が付着していたりロックタイトがネジ部に残っていたりで洗ったり磨いたりで手間がかかってしまいました。

狭いところに中身を収めるには配線を絶対傷めないように対策が必要と考えました。家にあったクラフトテープが良さそうです。

いろいろ考えたけど

配線を通すスリットにクラフトテープを貼りました。滑りが良さそうですが長く貼っておくと剝がしたとき糊が残るかも。

薄手なので良好

午後になって、テレビの国会中継を見始めたら政府の答弁が官僚の原稿を読むだけの田舎芝居。まるでバラエティー番組です。
それは置いといて作業再開です。順序を考えると最初にヒューズホルダーの半田付け。
ここで写真と動画で分解過程を記録しておいたことが役立ちます。

実物より拡大されます

さてと、ぼちぼち始めましょうか。

見ただけでうんざり

その前にここで使う部品を確認。

全部揃ってます

PCの画面で線の色を確認して半田付け。

毎度苦手な作業

もう一本。

端子側の半田をきれいに吸い取っておいたので楽勝

次はヒューズホルダーに収縮チューブを被せます。

迷ったけど買っておいたチューブ

こんなもんでしょう。

φ15だけどφ10でも良かったかな

収縮させるのに昨日買ってきたターボライターを使おうとしたら狭くてダメです。じゃあヘアドライヤーでやってみよう。


ちょっと温度が低いけどなんとか縮みました。

OKです

これが分解したとき切って抜いたチューブです。似た感じになりました。

成功です

明日は順序をよーく考えて作業はゆっくり楽しみながら進めましょう。
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HL-79E 本腰を入れて、さあ

2019-02-05 15:33:11 | Weblog
いつまでもこれに掛かりっきりという訳にはいかないので今日から本腰を入れて作業です。今までは遊びだったわけではありませんが。

とにかくこのごちゃごちゃをなんとかしなくちゃ。

細いコードなので心配

アンダーケースの角で線が切れたら万事休す。ビニールテープで養生しておきます。

Goodアイデアだね

例の線が切れて半田付けした基板はグルーガンでスティックを流し込んで保護することにしました。

これに近い方法は見たことがあります

隙間から慎重に一式を抜き出します。

コネクタボックスに入れるのはもっと大変

メイン基板をアンダーケースに固定。

仮止めです

リヤパネルを取り付け。

バッテリーホルダーの線も出します

フロントパネルも仮止め。

これで全体がしっかりします

VFのコネクタはやっかいです。ナットが丸くて取っ掛かりがないのでドライバーの先に両面テープで止めて表からビスを入れます。

ビスは分解のとき傷めたので予備品と交換

取り付けたらナット側にロックタイトを塗っておきます。

ロックタイトはオリジナルと同色

分解したとき切ったタイラップは新品で締めます。

ここは糸ではなくタイラップ

小さな基板のステーを取り付け。外すのは基板だけで良かったと後で気が付きました。

ドライバーは溝にピッタリ合った物が鉄則

ステーに基板をネジ止め。

この電解コンデンサーは25V2200μF

各内臓ユニットのガイドです。これは上側。

配線の並び具合は改めて点検します

下も取り付け。

これも後で点検予定

本日の作業結果です。スナップスイッチはアルミのカラーが入っていて落ちる恐れがあるので接着剤で軽く止めました。

ここまでは順調




ここまでで決定的な手違いはありませんでしたがVFコネクタ以外のネジはまだ仮止めです。配線の取り回しがオリジナルと同じか、挟み込みがないか確認できたら本締めしてロックタイトを塗ります。
ウイスキーが切れたので買いに行ったついでに安いターボライターも。収縮チューブ用です。

明日はいよいよコネクタボックスの組み立てです。
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HL-79E 苦難の道の始まり

2019-02-04 15:26:10 | Weblog
今回の放送用カメラの中身を移植する作業は思った以上に困難です。今日からいよいよ本格的に始めたのですが、早い段階でトラブルに遭遇することになりました。
コネクタボックス部に収める一式を確認したら、なんと、操作パネル裏の基板のコードが一本切れていたんです。これを恐れて紙テープを配線引き出し部に巻いて保護していたのに!

矢印の線が切れてます

参考のために移植先から取り出した一式を見ました。一体どこにつながっていたの?

茶色の線はあそこにつながっています

切れた線の先を処理します。ちょっと切って皮をむいて予備半田を盛って

細かい作業は苦手

基板側の半田を吸い取って線を半田付けします。

うまく出来ました

今日は移植作業はここまででやめました。ついでに酸化したアルミ粉に埋まっていたBNCコネクタは水と綿棒できれいにしました。コネクタ自体は問題ありません。

まだ先は長そう

ボックス部にコードが繋がった部品一式を傷めずに押し込むのはさすがに気の重い作業です。他のコードは大丈夫なのか、対策としてグルーガンで半田付け部を埋めたらどうかな。

これに先立って長野駅前のハードオフで前から気にしていたDLPプロジェクターを買ってきました。\3,240也。3500lmで明るさは必要にして十分。最大300インチスクリーンに投影可能。先ほど電源を入れたら使えそうです。電源コード、コピー版の説明書、オーディオコード、リモコン付属。ランプは交換時間がきていますが。
これは今後活躍するはずです。

三菱LVP-XD2000

そうそう、クリーニングするプリズムユニットですがこんなレンズクリーニング液が出てきました。クリーニングキット付属の物ですが今まで使っていたHAKUBAの液より汚れがきれいに落ちます。

買わなくて済みました

ローパスフィルターがこんな状態なので分解してクリーニングする必要があります。

きれいになればいいけど

明日は覚悟してコネクタボックスに挑戦です。


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日曜日だけどHL-79E

2019-02-03 18:45:50 | Weblog
今日は明日からの本番に備えて若干の作業です。
デジタルテスターのテストリードの製作から。これは簡単です。

バナナチップは手持ちがありました

昨日、VTR START/STOPのスイッチを生かすのが可能だとわかったので配線材を準備しました。ホームセンターも考えましたが、困ったときのハードオフ。USBのこんなケーブルがあって皮をむけば使えそう。

税込み\108

中身を取り出しました。緑と白だけ使います。オリジナルの緑は黄緑でちょっと違いますが。

ちょっと太いけどまあいいか

これで終わりのつもりでしたが、何気なくグリップハンドルを見たらタッチアップしたけど何となく気に入らなくて、予備品を見たらもっと程度のいいのがありました。ついでにショルダーベルトをかける金具も新品同様のが。ところがその金具のワッシャーが片方欠品。

手前のボディ側のワッシャーがありません

何台も分解したときはネジをまとめて缶に入れておいたのにもう使わないだろうとネジ箱に放り込んでしまったのでガチャガチャとかき回して探したら

貴重なネジが入っています

こんな小さなワッシャーなのにすぐに見つかりました。

奇跡的です

金具を取り付けようとしたら今度はナットが転げ落ちて行方不明。これもネジ箱をかき回したら出てきました。鉄のナットは箱の中にいくつもありますがこれは真鍮です。昔はこんなことはなかったんですが歳ですねえ、指先が乾いていて細かい物が掴みにくいんです。

金具が付きました

左が今回使うグリップハンドル、右は最初使う予定だった物です。並べたらアクセサリシュー部の構成が違うことに気が付きました。左の方がいいですね。アルミの厚いベースが入っています。

右のシューはコストダウンかな

グリップ組み換えでもうひとつ気がついたのがアクセサリーシューの取り付け方。使おうとしているグリップは裏からビス止めですが、

アクセサリーシューにタップが立ててあります

こちらは表からビス止めです。なぜ違うのか、理由はわかりませんが面白いですね。

グリップ側にタップ

今日の最後の作業は手元にあった別のUSB変換ケーブルの線がVTR START/STOPスイッチの線と同じことがわかって被覆とシールド、更にアルミ箔をはがして裸にしました。緑の外皮の色も同じです。

初めからこれを使うんだった

ハードオフに行かなくても間に合ったのに。でもねえ、ハードオフで買ってきて取り出したコードもここに来るまで多くの人がかかわっています。無駄にはできません。捨てずに取っておきましょう。

赤と黒の線は他に使い道があります
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HL-79E 土曜日は休みにしましょう でも

2019-02-02 15:57:05 | Weblog
朝、中五日でウォーキングです。今日は良く晴れて風もない絶好の運動日和です。

今月の年金を下ろしていつもの長野市豊野/赤沼にまたがる新幹線車両センターの外周4.2kmを歩きます。西側の跨線橋下からスタート。

私はいつも右回り

セリアのストップウォッチの操作を間違えてタイムはとれませんでしたがマイペースで歩ききりました。

スタート/ゴール地点から振り向くとこんな風景

うっすら汗ばんで水分補給。ペットボトルの水が凍っていたのでダッシュボードに置いて解かしておきました。

黒姫の湧き水

帰宅後女房殿との約束通り買い物の付き合いです。「あのスーパーならホームセンターも同居している」。飯山へ。

女房殿と息子が食料を調達している間にこちらはHLの整備に更に必要な部材を探します。ここでは足りない物があって先のホームセンターにも立ち寄って予定した物は揃いました。

これが今日の買い物。最初のホームセンターでネジロック材を買うつもりが\1,000弱でケチの虫が起きて代わりに黄色の水性エナメルを買って代用(いわゆるロックペイント)にしようと考えたのですが後で行ったホームセンターに安いロックタイトが、あったあ。Ikegamiの工場で使ったのは恐らくこれです。ネジはどれもこれで緩み止めがしてあります。ミノムシクリップはテスターに使うためです。手が4本ほしい事態がよくありますので。

黄色の塗料は無駄な買い物

坪糸は配線を縛るためです。先日はダイソーのタコ糸を買ってきましたが太かったのでこちらの方が実際に使ってある結束糸に近い感じです。分解のとき切ったモノはよーく観察したらモノフィラメントではなく蝋処理した糸のようです。昔女房殿が内職で束線をやっていたのでどんな糸だったか聞いてみましたがすっかり忘れたそうです。

これが切った糸

分解した被移植側の結束はこんな具合です。こんな細かいことにこだわる必要は全くありませんが、本人は楽しんでいるんです。坪糸に蝋を塗りゃわかりゃしない。誰も見ないけど。


もうひとつ気になっていることがあります。何台目かを分解したとき出てきたVTR START/STOPスイッチのユニット。今回はこれを生かすつもりです。

しっかりした作りですねえ

配線はニッパーで切ったので緑と白の被服のビニールコードが残っています。これは助かります。

半田を取らなくて良かった

レンズコネクタを見ると6pin側は緑と白の線がそれぞれ2本見えます。12pin側は各1本。渡りをとっているようです。
回路図はまだ確認していませんがこれはVTR TRIGERでしょう。それなら話は簡単です。6pinの緑と白線から線を引き出してスイッチに繋ぐだけです。

狭いので半田作業は大変そう

回路図を調べるのは明日でも明後日でもいいや。
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HL-79E 今日はお休み

2019-02-01 15:36:19 | Weblog
今日はいろいろ雑用があってレストアはお休みにしました。毎日こんなことをやってると疲れます。でも何もしないわけではなく移植先のボディの確認だけしてみました。

工房の中はちらかり放題です。これをうっかり整理すると部品を探し回ることになるので作業終了までこのままにしておきます。


作業台の上は昨日のままです。


ところで光学ユニットですが、ガラクタの中から出てきた、以前バルサムを貼りかえたプリズムを調べてみました。


分解したら正面に取り付けてあるのはローパスフィルターらしいです。


ローパスフィルターは汚れみたいなのがあってこれはどうせ使わないつもりなので試しにお掃除。レンズクリーニング液、水、劇落ちくんまで動員してみましたが完全にきれいにはなりませんでした。使おうとしている物も若干汚れているので参考になります。


じゃあレンズマウントのガラスは一体何? 単に光学系にゴミが入らないように入れてある素抜けのフィルターでしょうか。


そんなことは組み立てる際はどうでもいいこと。

では、ついでに私の手元にあるIkegamiの放送用カメラを紹介します。暇つぶしに見てください。

下の棚にあるのはカメラアダプターをセットしたHL-59、奥にあるのはBVV-5をセットしたHL-57です。右に見えますのは予備のBVV-5。


上の棚にあるのはHL-79Eと奥にHL-79D。こっちを向いているのはHL-83。


先日修理したHL-95は床に置いてあります。


どうですか。壮観でしょう。しかもこれらは全部可動状態でいつでも使えます。
他に業務用のITC-870とITC-735も棚の一番下にあってそれも可動です。

さて、では本日のメインイベント。
レストア中のHL-79Eの移植先ですが、大まかに仮組みしてネジの欠品がないか確認、痛んでいるネジは予備品から代わりを探しました。組み立てる段になってネジを探すのは効率が悪いですから。


どんなネジだったかわからなくなってもマニュアルのパーツリストを見ればわかります。念のため袋にメモして収納しましたが忘れてしまったネジもあって仮組みは有効です。


移植作業は大仕事なので気長に進めます。その日の予定を立て、そのために必要な工具を揃えて補助具が必要なら準備しておきます。先日コネクタボックスからコネクタを抜き出したときはボックス側のスリットにセロテープを貼ったみたいに段取り良く作業を進めようと考えています。
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