再開に合わせて、5月15日(月)付け静岡新聞にたごっこパークの常連の子どもたちによる座談会のようすがカラー写真付きで掲載されました。
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静岡新聞
新聞に掲載されなかった発言もここに掲載しておきます。
ヒロキ(田子浦中1年)
「たごっこパークが始まるまでは竹とんぼづくりとか一人でやってたりしてたんだ。そんなのやる仲間がいなかったから。でも、たごっこパークに来たら、何か作るのが好きな大人とか、ベーゴマの強い大人がいて、楽しくっていつも来るようになったんだ。で、もっといろんなものを作ろうって気持ちになって、イスを作ったり、木彫りとかもやってみたり。15センチくらいあるフクロウの木彫りも完成したよ。あと、夜でもたっちゃんとかが守ってくれるし、あったかい火があるし、安心して遊べる。」
トモキ(南小4年)
「たごっこパークがあると、タツヤとかトシキとかいるし、時々ケンカをすることもあるけど、楽しく遊べる友だちがいて、ゲームのこととかも忘れちゃうぐらい楽しい。」
タツヤ(田子浦小4年)
「今まで家の中でゲームとかばっかやってたんだけど、初めてたごっこパークに来た時にベッコウアメを作ったんだ。作る時、やけどもしたけど、楽しかったから、続けてくるようになったんだ。たっちゃんとからいおんとかプレーリーダーの大人とも仲良くなったし。楽しいからずっと続けてほしい。」
トシキ(南小4年)
「たごっこパークが復活してすごくうれしい。僕は遊びに行ってみたら、小学校に入る前の友だちに久しぶりに会えたのがすごくうれしかった。なんか思い出が続いていくって感じでうれしい。」
チアキ(田子浦小6年)
「いつ行ってもいろんな人がいて、いろんな人に出会えたりして、自分が何したいっていうのがなくても、いつでもいれるのが魅力。ベッコウアメ作ったり、イス作ったり、ぼーっとしたり。いつでも『いれる』って感じ。」
ソウタロウ(第一小6年)
「学校の違う人とも仲良くなれたりする。あそこに行けばいつもの仲間といつもの大人がいて、安心して遊べる。らいおんとかプレーリーダー変わらずいるのが安心できる。他の遊び場とかイベントとかだと、決められたプログラムしかできないけど、ここは自由に何でもできる。火が使えたり、大人と本気で泥遊びをしたり、そういうことができるのがうれしい。」
チアキ
「らいおんとかみっきーとか、ほかの大人とは違って、『それはダメ』、『木に登らないで』、『火に気を付けて』とか言われないし。」
ヒロキ
「うん、他の大人はうざったい。」
トシキ、タツヤ
「うざったい。うざったい。」
ソウタロウ
「ここは自分のしたいようにさせてくれる。」
チアキ
「ほかのイベントとかで、遊びのお兄さんとか、いても、自分のやりたいことができない。」
ヒロキ
「規制があるからいや。他の大人とかだとナイフだとかも『危ない、危ない』ってすぐ言うし。それがいや。たごっこだとナイフのすばらしさも認めてくれる。」
チアキ
「ここの大人は一人ひとりをちゃんと見てくれているって感じがする。だから何でもいいやすい。」
タツヤ
「ケンカとかも止められない。」
ヒロキ
「ここの大人は『勉強が命』みたいなことを言わない。もっと大事なものがあるって教えてくれる。」
チアキ
「遊びの大切さを言ってくれる。らいおんとかにしか話せないことがあるし。」
タツヤ
「火遊びはダメとか、そういうルールがないから、関係なく遊べる。ほかの大人とか先生とかは、僕たちの遊びを取っちゃってる感じがする。」
トモキ
「そうなんだよねぇ。アメとかも作れて。自分の手作りだとおいしいし。」
タツヤ
「木で何かを作れる。自然の中で遊べるから、自然の中にいれる。」
チアキ
「たとえば木で何かを作っても、『あぶないからやめな』とか『小さいから無理よ』とかほかでは言われるけど、それがない。」
ソウタロウ
「ケガとか危ないとか言うけど、ケガをして覚えることがいろいろあると思う。それをたごっこはやらせてくれる。」
ヒロキ
「太い木を切っていたりすると、『時間が掛かるからやめなさい』なんて言ってる親がいる。そういうことがたごっこにはない。」
トモキ
「何でも自由なんだよ。ゲームとか一人でやってると不幸になってくる。たごっこは楽しい。」
ソウタロウ
「ほかの遊び場とかでは、指導する人はなんでも教えちゃう。やり方もみんな言っちゃうし。やってみてどうなるかを初めて覚える。らいおんとかはそういうことをやらせてくれる。」
ヒロキ
「保険のこととかもうるさく言う。『ケガして下半身が動かなくなったらどうするの』って。自分のことなのにね。」
ソウタロウ
「『あぶないからやめなさい!』」
トシキ
「『大人にやってもらいなさい!』」
チアキ
「『ちょっとどいてなさい!』」
トシキ
「『やけどするから大人と一緒にやんなきゃダメでしょ!』」
タツヤ
「らいおんとかたっちゃんとかみっきーとか教える存在じゃない。」
トモキ
「『ちゃんと5時には帰ってきなさいよ!』」
チアキ
「『片付けなさいよー!』」
タツヤ
「やってもいないのにできないって決め付けられている子が多い。かわいそう。」
ソウタロウ
「失敗とかできないようになっちゃってる。失敗しないで覚えることなんかできないのにね。」
ヒロキ
「親たちがもっと、たごっこパークのこと、応援してくれるといいなぁ。」
ソウタロウ
「子どもだけで遊べる場所があちこちにできるといいなぁ。」
チアキ
「みんなゲームとかばっかで、公園には誰もいないし。」
ソウタロウ
「みんな、遊ぶ時間も場所もないんだよね。大人がいないとできないことが多いし。」
トモキ
「でも、親は子どもよりも先に飽きちゃうんだよねぇ。早くしなさい。もう帰るよ。」
タツヤ
「遊ぶ時間がないとつまんない。塾とか行くところが多すぎて、遊べない子もたくさんいる。」
ヒロキ
「たごっこパークがまたやれるようになって、ありがとう。」