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川の飛び込みは1箇所しかできません。
滝で掘れている場所しか深くなく、それ以外の場所は浅すぎて飛び込めません。
その滝に土手の上から飛ぶ子たちと、下の用水路から飛ぶ子たちとがいます。
同時に飛んだら衝突事故が起こります。
だから、子どもたちは、声を掛け合っています。
下の子は上の子に「飛ぶから待ってて〜!」
上の子は下の子に「上から飛ぶよ〜、いい〜?」
自由な遊びのいいところのひとつは、子どもたちが規則を作るということです。
そして、それを互いに守ろうとすることです。
みんなで決めた規則を守らない子がいると、いい意味で警告されたり、排除されたりします。
そうやって、自分たちの「社会」を作っていくのです。
僕らが子どもの時代より、今の子どもたちは、大人と過ごす時間が圧倒的に多くなりました。
0歳からの園生活にはじまり、学校、塾、習いごと、スポーツクラブ、学童保育…。
そこには常に大人だけで決めて、子どもに守ることを強いる規則がたくさん存在します。
電子ゲームですら、与えられた規則があります。
子どもたちが子ども社会を楽しく過ごすために、子ども同士で規則を作り合う経験が少ないのです。
そうした経験の不足は、政治的無関心も生み出します。
社会を自分たちの手でよりよくしていこうという思考を奪います。
たごっこパークに限らず、冒険遊び場(プレーパーク)という市民活動は、自由に遊べる場の確保は大人がしつつも、どんな風に遊ぶかは子どもたち同士で決めるというのが特徴のひとつです。
この3日間も遠方からいらっしゃる親子も少なくなかったのですが、本当は冒険遊び場のような場がそこかしこにできるといいなと思います。
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