冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

[通算733回目]2016年3月27日(日) たごっこパークは新年度もブレません

2016年03月27日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度



焚き火を囲む金髪の中高生たち。

春の陽気に誘われてうたた寝をする特別支援学校に通う男の子。

そうした中高生やそうした男の子の「支援」を謳った場所ではありませんが様々に生きづらさを抱えた子どもたちが「たごっこパーク」に集います。

「たごっこパーク」はときに「非行少年がたむろしている場所」とか「障害のある子たちが行く場所」なんて、評価がされています。

もちろん、それは好意的な意味ではなく、「だから、非行児でも障害児でもないあなたが行く場所じゃないのよ」という意味で。

今年度も多くの皆さんに支えられて、「たごっこパーク」らしい一日で最終日を迎えました。

新年度ももちろん、ブレません。

いろんなタイプの子ども・若者と何気ない日常を重ねていきたいと思います。

生きづらさを抱えた子ども・若者がそれぞれの希望に辿り着くのを見守るために。

 幼児3人 小学生8人 中学生4人 高校生2人 大学生1人 青年4人 子ども22人 大人10人 計32人



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[通算732回目]2016年3月26日(土) 教育とは違う視点で子どもを育む遊び場

2016年03月26日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


旧知の若者が二人、「たごっこパーク」に。

4月から気仙沼で特別支援学校の嘱託教員から正教員になる女性。

4月から大学院に進学し、学校の生徒指導について学ぶ女性。

それぞれ、4月からのそんな生活の変化の前に、遊び場を訪ねたかった、と。

教育とは違う視点で、子どもたちを育んできた遊び場での取り組みから何かを感じようと。

こういう若者が増えてきたら、教育現場も少しはマシになるんじゃないかと期待しています。

 幼児1人 小学生3人 中学生7人 高校生4人 大学生1人 青年6人 子ども22人 大人15人 計37人
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[通算731回目]2016年3月13日(日) 行きつけの居酒屋のような安心感

2016年03月13日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度



ケータイメールで「たごっこパーク、やってるよー」のお知らせを親御さんや若者に送る「みっきぃ」。

そんな「みっきぃ」の前でごろんと横になって、ゲームに興じる「ジェイソンくん」(笑)

「みっきぃ」と「ジェイソンくん」はもう11年の付き合い。

なんだか、居酒屋の女将さんと常連客の関係みたいだ。

行きつけの居酒屋のあの安心感があるんだろうなぁ。

自由な遊び場は、若者にとっての居場所にもなっていきます。

さむっ 幼児5人 小学生5人 中学生2人 高校生3人 大学生1人 青年7人 子ども23人 大人14人 計37人
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[通算730回目]2016年3月12日(土) 遊びの世界は大人から優劣を付けられない。

2016年03月12日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


金髪の女子中学生がまったりと過ごす。

その向こうでは、大学を卒業後、さらに医学部への編入を目指す若者と高校を卒業し、就労がままならない若者が楽し気に話し込む。

遊びの世界は、学校・塾・習い事と違って、優劣を大人から評価されることがない。

そんな遊び場を好きでいる者同士だから、そんな大人からの評価とは無縁な関係性が紡げるのだ。

 幼児4人 小学生7人 中学生10人 高校生2人 青年3人 子ども26人 大人8人 計34人
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[通算729回目]2016年3月6日(日) 遊び場で学ばされること

2016年03月06日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


福祉枠で就労しているものの、職場での配慮が行き届いていなくて、そのつらさをこぼすこともある若者。
「『このくらいやれるだろう。ちゃんとやれ』って言われちゃって…」とその場面がフラッシュバックするのか涙をこぼすことも。
「たっちゃん、そろそろ片付けますか」
夕方、子どもたちの帰り具合を見て、遊具の片付けをしてくれた。
きっと、「たごっこパーク」では、自らやろうとする気持ちが湧いてくるんだね。
敬愛する児童精神科医・佐々木正美先生から教えられたこと。
「頑張らせるのではなく、頑張れる環境を」
若者の張り切る姿に、そのことをしみじみと実感する。

 幼児3人 小学生3人 中学生1人 青年6人 子ども13人 大人8人 計21人
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[通算728回目]2016年3月5日(土) 非効率だからこそ遊びには価値がある

2016年03月05日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度






「持ってきたよー」

焚き火で使う落ち葉を拾いに行った男の子。

自転車のかごにいっぱいの落ち葉を集めて仲間のもとへ。

効率的じゃない?

ま、確かに。

でも、まさに効率性を求めないところに遊びの大きな価値があるのです。

効率、結果、費用対効果…そんなものをばかりを求める社会がどんどん人間らしくない社会になっていく。

男の子のこの落ち葉集めは、そんな社会への痛烈な批判のように感じます。

 幼児3人 小学生8人 青年5人 子ども16人 大人16人 計32人


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[通算727回目]2016年2月28日(日) 青空寺子屋

2016年02月28日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


福祉系女子高生の「障碍」に関する小論づくりのお手伝い。
「碍」の字の意味、生きづらさとは、支援とは、などについて、これまでの学びを伝授しました。

 幼児6人 小学生12人n 中学生3人 高校生6人 青年5人 子ども32人 大人13人 計45人
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[通算726回目]2016年2月27日(土) 

2016年02月27日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度
母子でベッコウアメを作る二組。
お玉にお砂糖とお水を入れて、焚き火で煮込み、頃合いを見計らって、バケツに溜めた冷水で冷やすと固まってアメになる。

…が、

ピンクの服の母ちゃんと息子は水道の蛇口周りに溜まった水で冷やし(笑)


白服の母ちゃんと息子に至っては、泥水溜りで冷やしていました(笑)


どちらも常連の母子。
こんないい意味でいい加減な母ちゃんたちが「たごっこパーク」全体の居心地の良さを作ってくれています。

 幼児8人 小学生10人 高校生3人 青年5人 子ども26人 大人16人 計42人

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[通算725回目]2016年2月13日(土) 幼児の遊びの世界

2016年02月13日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


『うちの子、3歳なんですが、遊べますか?』
時折、そんなお問い合わせをいただきます。
その主旨は、『3歳児でも楽しめる遊びのプログラムがありますか?』ということなんだろうなと感じます。
たとえば、牛乳パックリサイクル工作とか光る泥団子づくりとかシャボン玉大会とか。
でも、そんなのなくても、いや、そんなのないほうが、本当の意味で、3歳児は遊びますよ。
たごっこパークの公園は、残念ながら大自然の真っただ中というところではありませんが、それでも、木々があり、草が生え、土があり。
そこに落ち葉があったり、枯れ枝があったり、虫がいたり、どんぐりが落ちていたり。
画像は夢中になってどんぐりを拾い集める女の子。
あぁ、こういうのが本来の遊びなんだなと親御さんが思えたら、そして、それを見守れたら、3歳児は飽きることなく遊んでいると思います。

 幼児3人 小学生6人 中学生2人 高校生2人 大学生1人 青年4人 子ども18人 大人9人 計27人
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[通算724回目]2016年2月11日(木・祝) 遊びのプログラムは無限大

2016年02月11日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


「冒険遊び場たごっこパークには、遊びのプログラムとかないんですか?」

幼児の親御さんから時々、問い合わせをいただきます。

「遊ばせる」プログラムはありません。

牛乳パックリサイクル工作とか光る泥団子づくりとか。

でも、遊びのプログラムは無限にあります。

落ち葉がたくさんあれば、幼児たちは次々に「プログラム」を開発します。

落ち葉を山にする遊びプログラム。

それを飛び越える遊びプログラム。

熊手で舞い踊らせる遊びプログラム。

幼児の発想に任せていたら、どんどん遊びは広がります。

大人の企画したプログラムなんて、子どもたちの可能性を潰す効果しかありません。

 幼児4人 小学生7人 中学生1人 高校生1人 大学生1人 子ども14人 大人16人 計30人
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[通算723回目]2016年1月24日(日) 今日も集う

2016年01月24日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


「寒い~~」が合言葉のようだったこんな日は、来場者がぐっと減る。
それでも来る子ども・若者がみっきぃと焚き火を囲む。
1/2成人式なんていう配慮のない学校行事に苦しんでいる子だったり、学校や職業訓練校で辛い思いをしてきた若者だったり。
みっきぃと焚き火、そこに安心感があるんだろうなぁ。

極寒 幼児4人 小学生7人 中学生5人 高校生1人 青年4人 子ども21人 大人8人 計29人
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[通算722回目]2016年1月23日(土) わたしのあそびば🎶

2016年01月23日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度

「みっきぃ、手伝うよ」
毎回欠かさず来ている就学前の幼児ちゃんが朝一番のみっきぃの「お仕事」チャリティ飲食コーナーの開設のお手伝いをしてくれました。
あ、いつものコーナーを開くんだなと気づくこと、お手伝いをしようと思うこと、みっきぃの役に立ちたいと思うこと、何をどうやればお手伝いになるか想像できること、
これらは年齢による発達ではなく、常連の子どもにならないとできないこと。
ほら、小さな居酒屋なんかで、常連のお客さんが女将さんのお手伝いをしていたりするじゃないですか。
生ビールを座敷に運んだり、空いた小鉢を下げたり。
あんな感じですよね。
だから、こうした場面に、この幼児ちゃんにとっても、たごっこパークが居場所になったんだなぁと感じます。

 幼児2人 小学生10人 中学生4人 高校生5人 青年4人 子ども25人 大人11人 計36人
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[通算721回目]2016年1月11日(土) どんどん焼き

2016年01月11日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


小正月の風物詩、どんどん焼きが行われました。

僕の子ども時代は「どんど焼き14日、猿のおけつも真っ赤っか♪」なんて唄を歌ったりしていました。
14日の早朝にやる行事でした。
燃やすためのお飾りは、子どもたちが大人の付き添いは一人もなく、7日明けにリヤカーで町内を集めて回りました。
ときには夜遅くに他の町内の集積所に盗みに行ったり、そこで他の町内の子どもたちと揉めたりなんてこともありました。
年下の頃は上級生たちがリヤカーに乗せて町内を回ってくれました。
上級生になったら、今度は年下を乗せて引っ張る側になりたいなぁと憧れたりもしました。
山も子どもたちが築きました。
14日の夜明け前になると子どもたちだけで町内を回り、「火を点けるぞー」と大声で叫びながら、ご案内に回ったものでした。

今はどれもこれもなくなりました。
曜日に関わらず、だから、学校のある日でも開催は14日でしたが、今は祝日(成人の日)に合わせてやるようになりました。
お飾りは各家庭の大人が車で前日に各々、持ち込むようになりました。
山を組むのも後片付けも大人の役員がやるようになりました。
何よりも子どもの数がぐっと減りましたし、火の回りで危ないことをして遊ぶ子どももいなくなりました。
お団子を焼くのすら、多くの家庭で親が焼き、子どもは見ているだけです。

そんな時代だからなおさら、子どもたちが自由に主体的に遊べる場、AKB(あぶない・きたない・ばかばかしい)遊びが保障された遊び場が必要なんだよなぁと
継続への思いを新たにした小正月前の行事でした。

 幼児10人 小学生18人 中学生6人 高校生3人 専門学生1人 大学生6人 青年2人 子ども46人 大人20人 計66人



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[通算720回目]2016年1月10日(日) 共に生きる

2016年01月10日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


夕暮れ時、特別支援学校卒の子、特別支援学級に通う子、中卒で働いている子、不登校の子、無職の子……。

一人ひとり愛おしい子たち。

ハラハラと心配しながら見守り続ける。

児童精神科医・田中康雄先生からの教えを実践し続けたい。

 幼児1人 小学生3人 中学生3人 高校生6人 大学生7人 青年7人 子ども27人 大人7人 計34人
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[通算719回目]2016年1月9日(土) 新春書初め?!

2016年01月09日 | 冒険遊び場たごっこパーク27年度


「たごっこパーク」の倉庫にペンキ塗り。

真っ白な倉庫でしたが、景観に溶け込むように焦げ茶色に。

就学前の、でも常連の女児がやりたそうにじ~~~っと見ていたので、「やる?」と声を掛けてみる。

「うん、やりたい」

しっかり、自分の持ち場を丁寧に塗ってくれました。

これ、参加回数の浅い子とはほとんど生じないやりとり。

幼児でもやっぱり、自分の大切な居場所となっているから、お手伝いしたくなるんだろうね。

そしてその時なんだよね、勤勉性とか社会性とかが育まれるのは。

 幼児2人 小学生3人 中学生3人 高校生1人 青年1人 子ども10人 大人9人 計19人

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