たごっこパークになぜ、例えば、あくまで、例えば、「光る泥団子選手権」なんて遊びのプログラムがないのか。
それはプログラムがないことで子どもたちの遊びがぐんぐん広がり、流れていくからである。
木に縄ばしごを括りつけて、脚立を運んで、タイヤを高枝に縛り付けて、登ったり、飛び降りたり、ぶらさがったり、揺れたり、回ったり、落っこちたり、けんかしたり、譲り合ったり…。
縄ばしごを外して、公園脇の土手へ行き、下に流れる川へ降りられるように梯子を掛けた。真冬の寒空の下だっていうのに、おかまいなしで川遊びに突入。歓声を聞きつけて、子どもたちが続々と公園から移動してきた。水を掛け合ったり、ゴミをおもちゃにしたり、流れてきた塵取りで魚を捕まえようと試みたり、滑って全身ずぶ濡れになったり…。
やがて、さすがに寒くなって、みんな川から引き上げ、たき火に直行。火をでかくして、ケツを乾かしたり、足を暖めたり、お湯をわかしてカップラーメンを食ったり、イモやマシュマロを焼いたり…。
中には川から上がって全身ずぶ濡れなのに、なぜか、土手に正座をして漫画を読み始めるヤツらもいる。ねっ、わかるでしょ?遊びって何かが。
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子ども100人 大人45人