川遊びというのは、子どもたちにとって、スリルを感じる遊びの代表格だと思います。
とくに、たごっこで子どもたちが飛び込んでいるこの滝は、僕でも足が着かない深さがあります。
子どもたちがそんなスリルを感じる遊びに挑戦するときは、
仲間意識のようなものが作られやすいという側面もあるように思います。
スリルを感じながら、喜びを分かち合う、楽しみを分かち合う。
児童精神科医・佐々木正美先生は、折に触れて、学校の道徳なんて無意味ですと教えてくれました。
道徳でいつも主題になる他者の痛みを感じること、他者の苦しみを想像すること、
他者と悲しみを分かち合うこと、そういった感情は、教えられて身に付くものではありません。
他者の痛み、苦しみ、悲しみへの想像性や共感性は、他者と十分に喜びや楽しみを共有したあとで培われるものなのだと。
人権作文や人権標語が上手に書けても、そのことが不足している子どもは、
本当の意味で人権への配慮をすることができません。
遊びは、そのことを目的にやるものではありませんが、
こういう遊びを繰り返し、他者とたくさんの喜びを分かち合うことで、
誰かの痛みを気遣ったり、誰かの苦しみに手を差し伸べたり、誰かの悲しみに寄り添ったりする感性が培われるのだと思います。
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幼児8人 小学生11人 青年4人
子ども23人 大人17人 合計40人