小正月の風物詩、どんどん焼きが行われました。
僕の子ども時代は「どんど焼き14日、猿のおけつも真っ赤っか♪」なんて唄を歌ったりしていました。
14日の早朝にやる行事でした。
燃やすためのお飾りは、子どもたちが大人の付き添いは一人もなく、7日明けにリヤカーで町内を集めて回りました。
ときには夜遅くに他の町内の集積所に盗みに行ったり、そこで他の町内の子どもたちと揉めたりなんてこともありました。
年下の頃は上級生たちがリヤカーに乗せて町内を回ってくれました。
上級生になったら、今度は年下を乗せて引っ張る側になりたいなぁと憧れたりもしました。
山も子どもたちが築きました。
14日の夜明け前になると子どもたちだけで町内を回り、「火を点けるぞー」と大声で叫びながら、ご案内に回ったものでした。
今はどれもこれもなくなりました。
曜日に関わらず、だから、学校のある日でも開催は14日でしたが、今は祝日(成人の日)に合わせてやるようになりました。
お飾りは各家庭の大人が車で前日に各々、持ち込むようになりました。
山を組むのも後片付けも大人の役員がやるようになりました。
何よりも子どもの数がぐっと減りましたし、火の回りで危ないことをして遊ぶ子どももいなくなりました。
お団子を焼くのすら、多くの家庭で親が焼き、子どもは見ているだけです。
そんな時代だからなおさら、子どもたちが自由に主体的に遊べる場、AKB(あぶない・きたない・ばかばかしい)遊びが保障された遊び場が必要なんだよなぁと
継続への思いを新たにした小正月前の行事でした。
幼児10人 小学生18人 中学生6人 高校生3人 専門学生1人 大学生6人 青年2人
子ども46人 大人20人 計66人