2007年11月9日(金) 大学生たちとの交流

9月に続いて、筑波大学のＭさんが活動に参加。
今年は随分とたくさんの学生さんが活動に参加してくれています。
筑波大学のＭさんのほか、常葉大学のＭくん、静岡大学のＮくん、静岡大学のＴさん、京都女子大学のＯさん、富山大学のＹくん、ローハンプトン大学のＢちゃん…。
この活動がそれぞれの若者にどんな風に映り、どんなことを感じてくれているでしょうか。

金曜日の放課後、時折、雨がぱらついていたけど、自転車でやってくる子どもたちもいて、焚き火に興じていた。
その火を一緒に見詰めるＭさん。
金曜、土曜と「たごっこはうす」に二泊していき、二日とも午前2時、3時まで、遊び場づくりの話から人生論までいろいろと語り合いました。
冒険遊び場たごっこパークはそんなきっかけを提供する場所でもあります。

　子ども10人　大人9人

2007年11月10日(土) ベーゴマ

カズマサとベーゴマ対決をしていると、「たっちゃん、僕もいいですか」と関西からこの春、引っ越してこられ、最近、たごっこパークに来るようになった家族のお父ちゃんが参戦を表明。
息子たちよりもお父ちゃんのほうがベーゴマに夢中で、ベーゴマを削ったり、色を塗ったりと改造して。

ベーゴマって、紐を巻いてる時間のつぶやきとか会話とかもおもしろいんだよね。
戦っては巻いて、戦っては巻いて。何度もやっている間に親密感が生まれてきてさ。

「よーし、今度は負けへんで」
意気込むお父ちゃんを最近、めきめきと強くなったカズマサがあっさり粉砕。

　子ども9人　大人12人

2007年11月11日(日) ごちゃごちゃっと

小学生・カズマサと20代のぶんちゃんがベーゴマ真剣対決をしていて、その周りに高校生、大学生がいる。
時にはそこに親が参戦したり、近所のじいちゃんたちが見物に来たり。
冒険遊び場たごっこパークはこのごちゃごちゃっとした感じがいいんだよねぇ。

近年、チャットに嵌って、その世界から抜け出せない若者たちのことがマスコミで取り上げらたりするけど、「パソコンでチャット」より「外でごちゃごちゃっと」のほうがいいぞーーー！

おあとがよろしいようで…

　子ども25人　大人16人

2007年11月12日(月) 放課後

月曜日の放課後、焚き火を囲んでまったりと過ごす子どもたち。
「あ～ぁ、ここが学校だったらいいのになぁ」
誰かがつぶやく。
「たっちゃん、学校でもたごっこやってよ」
「いいねぇ。宿題、葉っぱを燃やすとか」

あはは…。あんまり、笑えない…。

　子ども11人　大人5人

2007年11月22日(木) 「しまださん」の死

昨年の5月、この島田公園の用水路に何やら白い動物がうずくまっているのを子どもたちが発見。
救出してみるとウコッケイだった。
公園に散歩に来ているおじいちゃんたちの話だと、「捨てられたウコッケイがもっといたんだけど、犬、猫にやられちゃったみたいで、これが最後の一羽じゃないかな」と。
ゆめ・まち・ねっとの事務所「たごっこはうす」で飼うことになった。
島田公園で救出したから「しまださん」と名付けられたウコッケイは、子どもたちの人気者となった。
ボロボロだった羽もだんだんにふさふさになり、体も二周りくらい大きくなった。
その「しまださん」が寿命だったのか、この日、息絶えた。
子どもたちがお墓を作って埋葬してくれた。
しまださん、これまで子どもたちを楽しませてくれてありがとう…。

　子ども11人　大人6人

2007年11月23日（金） こっそり盗撮！？

ご近所のおじいちゃんが寄付してくれた「たごっこパーク専用自転車」に乗っていたケント。
チェーンが外れちゃって、一生懸命、直そうと奮闘中。
せっかく真剣に取り組んでいるんだもん、「どれどれ直してあげようか」なんて声を掛けるのは野暮ってもんです。
で、「あっ、たっちゃん、これ直して」なんて声を掛けられないように、木陰からこっそり盗撮しました。

　子ども19人　大人14人

2007年11月24日（土） おイモ

サツマイモ（大学イモ）をかじるアカネと里イモをかじるトッキー。
大学イモはいつも公園をお散歩しているおじいちゃんが「嫁に持たされたから」と差し入れしてくれたもの。
里イモは地区の生涯学習推進会長さんが自分の畑で取れたものをたくさん寄付してくださったもの。
地域のいろんな人がいろんな形で支えてくれる「たごっこパーク」です。

　子ども26人　大人20人

2007年11月25日（日） 腰パン兄ちゃんとミニスカ姉ちゃん

腰パンの兄ちゃんとミニスカの姉ちゃんのカップルが島田公園の入り口から覗いていた。
たっちゃんが声を掛けて、活動の趣旨を話しているところへ、リョウジュンが釘ナイフを見せに来た。
「何これ！？」
びっくりするカップルにリョウジュンが説明する。
「釘をねぇ、火で燃やして、熱くして、金づち叩いて平らにしたの。」

そこへミズキが竹馬でやってきた。
「たっちゃん、見て。乗れるようになったよー。」
またまた驚くカップル。
「すげぇ、竹馬やってる。」

続いてチエが手作りポップコーンを持って、「たっちゃん、食べる？」
たっちやん「お兄ちゃんちにもあげて。」
姉ちゃん「ありがと。これ、作ったの？」
チエ「うん、焚き火で。」

子どもたちの自由な遊びに驚くカップル。
兄ちゃん「俺が子どものころは、公園でゲームばっかやってたぁ…。」
たっちゃん「こんな場所があったら、はまったろ？」
兄ちゃん「そうすっね。」

リナがボールを抱えて、「ドッチボールやろっ！」
夕暮れの中、カップルと子どもたち、そしてお父ちゃんたちも3人参加して、ドッチボールが繰り広げられた。

うっすらと汗をかき、爽やかな笑顔を浮かべて、
「また、遊びにきますっ！」
カップルは帰路に着いていった。


若者がまちづくりに参加しないのは、彼らにその気持ちがないからではありません。
参加したくなる空気が今、まちに流れていないからです。
組織、肩書き、学歴、身なり…そんなことまったく関係なく遊んでいる子どもたちの笑顔。
そこから我々大人が学ぶべきもの、いっぱいありますよね。

　子ども24人　大人15人

2007年11月26日(月） 落ち葉焚き

公園内では近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちも焚き火を楽しんでいます。
焚き火をするために廃材や公園内の枯れ木を積んであります。
おじいちゃんたちは、たごっこパークで使うときはいくらでも持ってきなと言ってくれます。
なので、子どもたちは時々、リヤカーでおじいちゃんたちの焚き火場に行き、廃材を山ほど積んできます。

今日もおじいちゃんたちが焚き火を始めました。
子どもたちはせっせと集めた落ち葉を「おじいちゃんたちにあげてくるっ！」と持っていきました。


冒険遊び場たごっこパークでは、スタッフが直接的に高齢者と子どもたちの交流をイベント的にセッティングすることはしません。
でも、公園で憩うおじいちゃん、おばあちゃんとの会話はよくします。
僕らの活動のこと、子どもたちのこと、遊びのこと、最近の教育のこと、いろいろと話をします。
子どもたちは、やさしいおじいちゃん、おばあちゃんが大好きです。
おじいちゃん、おばあちゃんは、元気な子どもたちが大好きです。
その気持ちを結び付ける環境さえ整えてあげたら、子どもたちとおじいちゃん、おばあちゃんのふれあいは自然に生まれます。

　子ども8人　大人4人

トナカイ

タクヤの父ちゃん＝さんちゃんが白樺の木を持ち込んで何やら出した。


形が出てきた。


完成したのは見事なトナカイ！
今はたごっこはうすの入り口にいまーす。


余った白樺で子どもたちもあれこれ作ってたよ。

たごっこパーク報告書

常連中の常連のカズマサ。
来ると毎回のように、チラシ立てに置いてある「たごっこパーク報告書」のマンガを読み耽る。
毎回、ゲラゲラゲラゲラ声を出して笑ってる。
相当、おもしろいらしい。
遠方の貴方、ほしいですか？こちらで⇒報告書

野菜どっさり

「子どもっちに柿があるで。取りきなぁ。」
公園の近所のじいちゃんが声を掛けてくれた。
みっきーと子どもっちがじいちゃんに着いていく。
じきに大きな段ボール箱を抱えた子どもたちが帰ってくる。
柿のほかにも水菜、ネギ…。
「たっちゃん、まだあるって。もう一回、行ってくるねー。」

見本

「いい、僕が見本見せるから見ててよ。」

一発でひもに引っかかるリョウジュン…。
きっと、ビートたけし並みのギャグに違いない。

トモノリのおもちゃ屋さん

夕方、閃いたように廃材で枠組みを作って、ペンキを塗っていくトモノリ。


翌朝、空き箱を利用して作ったおもちゃをどっさりと抱えて登場。
そして…前日作った木枠には「おもちゃや」の文字が。
代金無料の手作りおもちゃ屋さん、大繁盛でした。

火がつかねぇ

「みっきー、火がつかねぇ」
「だいじょぶ、だいじょぶ、つくよ」
「下から吹いてみるか」