ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

交錯恋愛27

2010-08-06 16:53:32 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛26」の続きです(´ω`)
物凄く久しぶりになってしまいました(汗)

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「うおおお!そこはファイアパンチだろ!!」
「ふ、ここは氷系の魔法だと相場は決まってるんだ」
「いけっ!スペシャル召喚魔法...と見せかけてかかと落とし!!」
「...っ!やるなガウリイ」

あんまり知らない男の部屋で、何故か二人でゲーム三昧。
...どうしてこうなった。

「リナ帰ってこないな~」
暑そうにオレンジジュースを吸い上げる俺を部屋に引っ張り込んだ張本人。

「そうだな...それにしても」
俺はちらりと隣の男を見上げた。
「暑くないかその髪」
ガウリイは今その長い金髪をくくってポニーテールのようにしている。
「んー...床屋行くの面倒でさ」
「...」
その髪を手入れする方が大変ではないのか?
「ゼルも前髪長いじゃないか」
「ああ...なんとなく、だな」
「オレもなんとなく、だよ」
にこりと笑うガウリイは、もう一度オレンジジュースに口をつけた。

「ん、そーいえばゼルとアメリアって同じバイトなんだよな」
「...ああ」
「アメリア、どんな感じだ?」
ちょっとためらいがちに訊ねて来る。
「...あいつのそそっかしさはなかなかだな」
アメリアのバイトでの様子を思い出して、自然に顔に笑みが浮かんだ。

「へぇ...」
ちょっと驚いたようなガウリイに、俺はにやりと笑いかけた。
「妬いたか?」
俺の言葉に、目の前の男はぱちくりと目をしばたかせて、へらり、と笑った。
「..いや、そーいえば最近オレ妬いたりしなくなったかも」
「....それは、彼氏の余裕か?」
「どーだろうな..」
ガウリイはちょっとだけ遠い目をして、俺に向き直る。
「お前さんたちはどうだ?」

「俺たち?」
「ゼルとリナだよ。上手く行ってるか?」
「...そーだな..まぁまぁかな」
リナとは毎日大学で会っているが、付き合う前とさして変わらない生活を送っているような気がする。

「オレと一つ屋根の下で暮らしている事については妬かないのか?」
ちょっと面白そうな顔で俺の目を覗き込むガウリイである。
「別に..アパートが一緒なだけだし、どーってことないだろ」
...確かに、それはあまり気にした事がなかったな。
「ふぅん...彼氏の余裕か?」
俺の言葉をそのまま返された。
「...どう、だろうな」


続く

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久しぶりの更新なのに男だけですいません(笑)