もう1か月以上前のお話です。
東南アジアに向けての出張出発の前日、
張り切って何枚かのゴダイゴ関連のCDをiPod Touchに写した。
出発当日、関西空港行きのリムジンバスの中で音楽を聴こうとして
iPodをカバンから取り出そうとしたところ
あれ、イヤーヘッドフォンが無い
家を出る前にカバンに入れるのを忘れたのである。
でも出張にはいつももう一つ小型ヘッドフォンを持っていっているので、
そちらはスーツケースの中に入っているから大丈夫、
まあ行きは我慢するかとそのまま空港へ行きチェックインをすます。
休日夜の便なので今回一緒の同僚とラウンジで軽くいっぱいビールを喉に流し込む、
「あ、スーツケースからヘッドフォン取り出すのを忘れてた」
と気がついた時には、もう時は遅し
荷物は飛行機のトランクルームの中だ。
台北に無事到着し、ホテルのチェックインをすませ、
お風呂あがりに、缶ビールを開けて、
トランクの中のものを取り出す。
ヘッドフォンの方はちゃんと入っていた、
「ヨシヨシ」次にiPodを取り出そうと、カバンの中に手を伸ばす
「あれ iPodがない、ない、ない。」
機内に持ち込んだカバンに入っている筈のiPodがない、
何度もカバンの中を探すがやはりない。
これはやばい、きっとどこかに置き忘れている
当日の記憶をたどってみる。
そうだリムジンバスの中でiPodを出したから
あのあときっとバスの座席に置き忘れたに違いない。
そういえば、普段は乗り物を降りるときに必ず自分が座っていたところを見て、
忘れ物をしていないか確かめるようにしているのだが、
この日はたまたまそれを怠っていたのだ。
そうだきっとバスの中に違いない。
そして翌日リムジンバスの会社へ国際電話をかけ、
乗ったルートと時間を告げる。
確認のあと折り返し連絡いただけるとのことで、電話をまつ。
待つことほんの20分程度だったろうか、携帯が鳴った。
見つかったかなと期待して電話にでると、「無かった」との返事。
おかしい、イヤーフォンがなかったから飛行機の中ではiPodは出してないはず、
だから飛行機の中で落としている可能性はないのだが、
そしたらどこで?
ホテルへのタクシーの中?
パスポート出すとき?
いったいどこなんだ?
実をいいますと過去10年位の間にいろんな状況のなかで、
Music Playerを何回も無くしている。
(昔ここでも書いた記憶があるが)
しかし戻ってきた確率はなんと80-100%くらい
なぜ100%と断言できないかというと
4-5回無くして、そのうち1回はもしかしたら
本当に無くしてしまったことがあったかもしれないから。
だから無くしてもきっと出てくるというような安心感が
不思議と気持ちのどこかにある。
そのあと念のため、乗った日系の旧国営の航空会社の
台湾の事務所に電話で問いあわせてみる、
すると落し物の業務はローカルの別の航空会社に委託しているとのことで
CI (China Airline)のコンタクト先を教えてもらう。
電話をかけると台湾人の年配の人だ、「日本語話せますか?」と聞くと
「話せない」というので、
しょうがないから英語で。
はっきりって言って発音が悪く大変聞きづらい、
電話を通してなので簡単なアルファベットでさえなかなか通じない。
という私も昔、学生時代にタケさんを発音の師匠としているとはいえ、
あまり大したことはない。
するとどうなるかと言うと同じことを繰り返ししゃべってもらう、
またこちらもしゃべるという作業になる。
(つづく)