夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2022年 3月 3日(木)「パラリンピックにも排除の論理」

2022年03月03日 22時27分00秒 | 「思うこと」
国際オリンピック委員会がロシアとベラルーシをパラリンピックに参加させないことを決定した。
東京新聞によるとその理由が
「「複数のチームや選手が大会に参加しないと表明し、大会存続の危機だった」と説明した。両国選手の参加容認で選手村の状況が不穏となり、大会に参加する選手の安全や安心が懸念されることを踏まえ、4日の開幕目前に全面除外の決断を下した。ウクライナや米国、英国などが決定に反発していた。」
「ウクライナや米国、英国などが決定に反発していた。」という決定に反発していたというのは、当初の「国名などを使わない「中立」の立場で個人資格の出場を認めると決定」の事でしょう。
アメリカやイギリスが動き、国際パラリンピック委員会までが動き、選手も参加しないと動き。。。。
パラリンピックに政治が介入をしてしまった。パラリンピック委員会もそれを認めてしまった。選手たちも出場ボイコットに動く中ポピュリズムの空気が流れた。
ロシアの軍事行動がパラリンピックを汚してしまったと同時に国際社会やパラリンピック委員会そして選手たちもパラリンピックを汚してしまった。
国際社会全体が国家間の戦争がスポーツ選手の心まで変えてしまった。パラリンピックの精神が選手個人個人を排除する行動にそしてその論理に走ってしまった。
こういう中、日本国内では赤の広場というロシア料理の店の看板が壊されるという事件が起きた。皮肉といってはいけないのでしょうが、経営者はウクライナ人だった。スポーツの世界だけではなく、市民の中にも排除の論理から暴力が発生する。
多くの国々でポピュリズム的な感情で動く社会や政治が拡大する。それがいつ暴力という形になるかわからない。こういうものはその国家の危機につながるでしょう。今でも力の論理で動く社会ですがそれがエスカレートしていくと社会が混乱をしていくでしょう。排除の感情が一般化すればそしてそれがポピュリズムとしてまん延するとき世界大戦が起きるでしょう。

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