猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

金で買えるものは少ない。

2009年08月10日 16時48分23秒 | つぶやき

 

昨日は千葉県某所へ出かけてきました。
『未来へ向かう実験』を見に。
詳細はまた明日!

 

若いころの苦労は買ってでもしろというが。

若さというのは、苦労を苦労と思わずにいられる何かを持っていると思う。

お金がなくても、それがまた、楽しみを生み、
人生を豊かにしてくれるのではないかと。

 

途中見かけた、素敵なたてもの。

 

たとえば誰か.....

オトコの人の思い出話を聞くとき。

楽しそうに、懐かしそうにうち明けてくれるのは。

親友たちと貧乏旅行をしたことや、
ひとつの何かを分け合い、食べたこと。
誰かのピンチを助けたこと。

 

和洋が不思議に入り混じった、美しい蔵。

 

少年の思い出はオトナを作り、
オトナは、少年時代の思い出を、
お守りのように持っていくのじゃないかと。

金がなくても「なんとかなるさ」と、
無意味に思えることにさえ、
情熱を傾けるばかばかしさが、そこにはあるべきだ。

 

今も会社として使われているらしいのが、また素敵で。

 

ゴンザは言う。

「 あいつとさ.....ガキん時、二人合わせて数百円しか持ってないのに、
 延々、原チャリに乗って、海に行ってさ。
 着いたはいいけど、残りの金でタバコを買うか飲み物を買うか悩んでさあ(笑)」

楽しそうなその目は、ばかばかしい若さを愛しく懐かしみ、
大事なそれを、ときどき取り出しては眺め、
再び心の奥に、そっと仕舞う。

大事なのは、どこかへ行ったことではない。

何をどう、友と分け合ったかということだ。

 

久しぶりにからあげ、作りました。
にんにく醤油がしっかりしみて。
ご飯のおともに止まらない~♪

 

ニュースによれば、この横浜では二日前、
酔って歩道で寝ていた男性から、現金が入ったかばんを奪った高校生3人が、
窃盗の疑いで逮捕されたそうだが......

いわく、「夏休みで海に行こうとしたが、金がなくてやった」。

まあ、この動機が本当かどうかはわからないが、
たとえば犯人とバレぬまま、海に行けたとして。

彼らはその思い出を、将来、懐かしく思えたのだろうか。

 

六角橋『キッチンベル』の各種饅頭。
肉まん・やさいまん・きんぴらまん・角煮まん。
皮がちょっと、惜しいけど、どれも美味しい。

 

「金がなければ何も出来ない」と、そう考える少年を、
いったい誰が作ったのだろう。

これが、
『一生懸命バイトした金で海へ行った』や、
『カネもないのにみんなでチャリを延々漕いで海に行った』だったら。

一生モノの宝になったのに。