デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

442年ぶりの皆既月食???

2022年11月09日 18時26分31秒 | 天体観望

2022/11/08(火曜日) 晴れ

 

先日、友人が「11月8日に皆既月食が見られるよ」と教えてくれました。

オイらは何度も皆既月食を観察したり、写真を撮ったりしているので「あ、そう・・・」と返事をしただけでそのことを忘れてしまいました。

ところが昨日のTVニュースで「明日は442年ぶりの皆既月食が見られます。次にみられるのは322年後です。」なんていうことを報じてしました。

えーっ、次に見られるのは322年後だってぇ???

皆既月食なんて結構頻繁に見られるのに!!!

よーく話を聞いてみると「皆既月食中の月が惑星(恒星も?)を覆い隠してしまう”星食”を起こす」という現象が見られるのが大変珍しいということでした。

おー、そうか。 皆既月食中の月が付近の星を遮って隠してしまうんだな? つまり太陽、地球、月、星がまっすぐに並んで地球の影が月に写って、

その月が星を遮って星が見えなくなるっていうことが起きるんだな・・・ これは何だか珍しそうです。  早速、月を撮影する準備をしました。

 

夕方6時頃、月食が始まりました。(画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

影(地球の影)が広がっていきます。

            (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

月の全面のほとんどを影が覆いました。 間もなく皆既月食でしょう。

                  (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

今回の観察のメインは「星食」の撮影です。

いつもの月面撮影の設定では6等星という暗い惑星の天王星は撮影できないと思います。 カメラの感度をISO400に設定し、露出モードをマニュアル設定に変更しました。

 

ISO感度を上げてスローシャッターで撮影しました。

皆既月食中の赤黒い月面が撮影されました。 月の周囲には小さな輝点がみえますがこれは星々の姿でしょう。

 

今回の主役は左下に見える「天王星」です。 (画像をクリックすると拡大画像になります。) 

 

天王星は時間とともに右肩上がりに月面に近づいていきます。

                     (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

大分月面に近づきました。

           (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

もうすぐ月面にくっつきそうです。

                    (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

月の縁にくっつきました。     (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星は月に隠されて見えなくなりました。 星食が始まりました。

                    (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星は月の裏側を移動しています。 太陽光線が月面を照らし出して皆既月食は終了です。

                 (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

月は地球の影から抜け出して大分明るく輝いてきました。 月食は間もなく終わります。

            (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星が月の裏から出てきました。 星食も終わりました。

                      (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

天王星は月面から離れていきます。  (画像をクリックすると拡大画像になります。)

 

地球の影も少なくなりました。 月食ももうすぐ終わります。

 

 

月は中天に高く上り、ほとんど真上に輝いています。 デジスコを取り付けた三脚の雲台はこれ以上は振れません。

三脚の足を縮めたり伸ばしたりしてデジスコを真上に向けようとしましたが、三脚が倒れそうになってしまいました。

月食から完全に回復したお月様を撮影したかったけどもうやめよう。 

写真の取れ具合はまぁまぁだな。 また322年後に再挑戦しよう。

                                (完)

コメント
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