ボンクラ中年の暴走日記

とあるオタク気質な中年男の日記

仮面ライダー鎧武 「第30話 赤と青のキカイダー」

2014-05-18 09:41:27 | 仮面ライダーシリーズ
青と赤の人造人間が沢芽市に現れたのは2週間前のことであった。

紘汰は姉・晶と小学生時代に捨て犬を飼おうとしたが飼えなかったことを思い出していた。

紘汰と舞はロボットのような動作をする男と出会う。男は雨が降ってきても微動だにしない。紘汰は男を雨宿りさせようと連れて行こうとすると男が鉄でできていると気付く。男は落雷により動き出す。

「ボクハキカイダ。」
男の名はジロー。ジローは何も入っていないパソコンのごとく記憶をなくしていた。

紘汰はジローを連れて帰る。ジローは紘汰に恩義を感じている。紘汰とジローの前にインベスが現れ、紘汰は鎧武に変身してインベスに挑む。

「ミンナヲ・・・マモル・・・?」

ジローもインベスに挑む。インベスは退却。紘汰はジローに戦闘用ロボットだったのかと聞くとジローは
「ボクガセントウヨウ?アノヒトタチヲマモラキャッテオモッタラカラダガカッテニ・・・」

凌馬は全身漆黒の姿のアンドロイドの最終テストを任されていた。そのアンドロイドには相反する2つの感情を持つ独創的なデザインの伝説のヒーロー・“キカイダー”のデータが記憶されていた。

ジローは守らなければいけない人がいることを思い出すが、それが誰なのかは思い出せなかった。だが、守るためには戦わなければならないために戦いを好まないジローは思い出したくなかった。その時紘汰にザックから連絡が入る。ナックルは凌馬がテストしているアンドロイドに太刀打ちできなかった。アンドロイドは凌馬の脳を内蔵しているハカイダーだ。鎧武はハカイダーに挑むが苦戦。ハカイダーはジローはまたの名をキカイダーだと言う。キカイダーは光明寺博士が造りだした戦闘用ロボットだ。ハカイダーは鎧武の相手をして一旦退却。

ジローは紘汰から自身が戦闘用ロボットであり、キカイダーを開発した光明寺博士が一年前あるプロジェクトに参加中に原因不明の事故死を遂げており、恐らく何かの陰謀に巻き込まれたことを聞かされる。紘汰はジローにリブートボタンを押してみないかと言うがジローは拒否。
「イヤダ。ダッテモトノキオクガモドッタラコウタガタタカッタ“はかいだー”ッテろぼっとミタイニナルカモシレナイダロウ。イマノママガイイ。ボクハコウタヤアキラサントイッショニイタイ。」
とジローは紘汰に言う。紘汰は
「それでいいのか。誰かを守れる力があるのにそれを使わなくて後悔しないのか。」
と言う。

「ボクニダレカヲマモルチカラガ・・・」

ジローの前にインベスが現れ、紘汰が駆けつけ鎧武に変身しインベスに立ち向かう。さらにハカイダーがジローの前に立ちふさがる。
「君を破壊させてもらうよ・・・」
とジローに言う。ハカイダーはジローを執拗に狙う。
「ボクハ・・・ボクハ・・・ボクハ・・・タタカウ。コウタ、りぶーとぼたんヲオシテクレ。ボクハアンナフウニハナラナイ。」
鎧武はジローのリブートボタンを押す。

「スイッチ・・・オン」

ジローは戦闘用ロボット・キカイダーにチェンジ。
「ここからは機械的にいこうか。」
「ここからはオレ達のステージだ!」

鎧武はカチドキアームズに変身し、キカイダーとタッグを組みインベスとハカイダーな立ち向かう。ハカイダーは退却。鎧武とキカイダーはインベスを倒した。

ジローはリブートした結果、紘汰との記憶を無くしていた。
「僕には大事な使命がある。もうすぐ始まる。巨大な敵が動き出す。僕は絶対に守り抜かなきゃいけない。行くところがあるんだ。大切な人が僕を待ってる。」
ジローは紘汰に別れを告げ、ギターの音色を奏でていた。

「この私が破壊衝動に取り憑かれるとは・・・実に危険なアンドロイドだ。こんなもの必要とするなんて“ダーク”という組織・・・一体何をするつもりなんだ。」



今回は24日から公開の「キカイダーREBOOT」の宣伝も兼ねて鎧武とキカイダーの共演回でした。

仮面ライダーとキカイダーの共演は映像になった点では今回が初めてですが、「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」(1978年公開)において仮面ライダーV3やアマゾンと共に世界各地で戦っているという説明があったりするんですよね。

紘汰がジローを自宅に連れてきたことを自身が小学生時代に子犬を拾って飼おうとしていたという思い出とリンクさせていたり、しかもジローという名前まで考えていたのはああ、なるほどなと思いました。

戦いを好まないジローはみんなを守るために戦う紘汰の姿を見て紘汰に感化され守るべき人のために戦うと鎧武にリブートボタンを押させるまでの流れは印象的でした。石ノ森ヒーローはやっぱり誰がために戦うという宿命を背負わされていますね。

紘汰との交流を経てリブートボタンを押したジローがキカイダーとなって鎧武と共闘した後記憶を無くしてしまい、紘汰との別れはギターの音色もあって切なさがありました。元々昔のキカイダーではあの音色はジローがダークの前に姿を現した時に奏でていたもので昔のをビデオなどで見ていた時は切なさを感じたことはなかったのですが、シチュエーションが違うと感じ方も変わるものなのですね。

キカイダーの映画も楽しみです。