碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

ラッパ屋『君に贈るゲーム』に感謝!

2022年12月10日 | 舞台・音楽・アート

 

新宿・紀伊國屋ホールで、

ラッパ屋『君に贈るゲーム』を

観てきました。

 

ボードゲームの愛好者たちが、

あることをきっかけに

自分たちで

オリジナルのボードゲームを

創っていくという物語です。

 

その過程で、

各人の過去と現在が

交錯していく面白さ。

 

脚本・演出の鈴木聡さんの

手練手管と、

俳優陣の自在な演技が

見事にかみ合い、

笑いながら

いろんなことを

思わせてくれる舞台に

なっています。

 

ほぼ30年にわたって

通っている、

ラッパ屋公演。

 

今年も

ラッパ屋を

観ることができて、

本当によかった。

 

無事、

年を越せそうです(笑)。

 

公演は

12月11日(日)まで。

 

脚本・演出の鈴木聡さんと

紀伊國屋ホールは、新宿・紀伊國屋書店4階です

 

 

 


「実相寺昭雄メモリアル・コンサート2022」を開催します。

2022年10月01日 | 舞台・音楽・アート

主催:実相寺昭雄研究会

 

日程:2022年11月17日(木)

時間開場 16:30(16:50~18:00 特別上映)開演 19:00

料金:大人6,000円

出演者:ピアノ・土屋律子 ヴァイオリン・山﨑貴子 

    お話・寺田農ほか

会場:自由学園明日館 講堂

内容:映画やオペラの演出をはじめ多彩な活躍をした

   実相寺昭雄監督に因んだ楽曲のコンサート

  (コンサートの前に関連映像の特別上映もあり)

お問合せ・申し込みメール:jissojilab@gmail.com


鈴木聡脚本・演出、稲垣吾郎主演「君の輝く夜に」がいい!

2019年09月06日 | 舞台・音楽・アート

 

日本青年館ホールで公演中の「君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~」を観てきました。

何しろ、脚本・演出が、ごひいきの「ラッパ屋」主宰の鈴木聡さんなので。

 

海に近い国道沿いにある、ホテルも兼ねた、「ダイナー」という名のダイナーが舞台です。

一人の男(稲垣吾郎)が、ふらりと入ってきます。

10年前に付き合っていた、別れた恋人との待ち合わせだと言うのです。

しかし、その女性はなかなか現れません。

待つ男は、店の女主人(北村岳子)や宿泊客(中島亜梨沙)、そして途中から加わった客の女性社長(安寿ミラ)たちと歓談。

飲んだり、しゃべったり、歌ったり、踊ったりです。

大のジャズファンである鈴木さんらしく、ジャズの生演奏があり、オリジナルの歌詞をつけた名曲が歌われ、見事なダンスが披露されます。

 


主演の稲垣さんはもちろん、北村さん、中島さん、いずれも達者で、曲のたびに拍手が広がります。

そんな中で、「宝塚トップ」経験者のすごさを、どどーんと再認識させてくれたのが、安寿ミラさんでした。

歌もダンスも芝居も、圧倒的な存在感で迫ってきます。

そこに立つだけで、オーラが放射されるというか、ある世界を現出させてしまう。

さすが、「ベルばら」のオスカル!

いや、ほんと、大したものです。

作品全体も、「ぜいたくな時間を過ごしたなあ」と思えるものでした。

 

「君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~」は東京・日本青年館ホールで、9月23日(月)までです


ラッパ屋 第45回公演 『2.8次元』

2019年06月16日 | 舞台・音楽・アート

紀伊国屋ホール

 

脚本・演出の鈴木聡さんと


実相寺昭雄メモリアル・コンサート

2018年12月29日 | 舞台・音楽・アート

































札幌芸術の森美術館で、「五十嵐威暢(たけのぶ)の世界」

2018年10月29日 | 舞台・音楽・アート

五十嵐威暢先生と



























文学座演劇研究所発表会 ワイルダー「わが町」

2018年07月09日 | 舞台・音楽・アート













すごいぞ!「みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展」

2018年02月18日 | 舞台・音楽・アート


川崎市市民ミュージアムで、3月25日まで



















見終わって・・・やっぱり、天才でした!


**************************************************



懐かしの「金曜オトナイト」で

紀伊国屋ホールで、ラッパ屋「父の黒歴史」

2018年01月25日 | 舞台・音楽・アート



年に一度のお楽しみ。

「ラッパ屋」の公演です。

いつもの新宿・紀伊国屋ホールへ。

新作「父の黒歴史」。

いつものメンバーに加え、客演の皆さん、オーディションでの若い方々が参加しています。

ニヤリ、ワハハと笑って、ちょっとしみじみする、ラッパ屋テイストの舞台を楽しんできました。

今度の日曜まで、やってますので、ぜひ!


ラッパ屋公演
紀伊國屋書店提携
「父の黒歴史」

■日程  2018年1月20日(土)~28日(日)

■会場  紀伊國屋ホール

■脚本・演出  鈴木聡

■出演
福本伸一 おかやまはじめ 木村靖司 俵木藤太
岩橋道子 弘中麻紀 大草理乙子 三鴨絵里子   
松村武 谷川清美  ほか

■ストーリー
東京郊外。資産家である齢九十になろうとする父。過去には愛人をたくさんこしらえて腹違いの息子・娘が何人もいる。その父が、こともあろうか選挙に出ると言い出した。金に糸目をつけぬ選挙戦。群がる有象無象。財産目当ての子供たち。足を引っ張ろうとするライバル。そしてある日、ひょんなことから父が隠していた黒歴史が暴かれそうになり・・莫大な資産の秘密が露見する?・・そして父は黒歴史を白歴史に変えられるのか・・!?

■チケットに関するお問い合わせ 
 サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(10:00~18:00)

■公演に関するお問い合わせ   
 ラッパ屋 080-5419-2144(12:00~19:00)



脚本・演出の鈴木聡さんと


キャスリーン・バトルさんに、出会った! 2017.10.19

2017年10月20日 | 舞台・音楽・アート

サントリーホールでのコンサート(素晴らしかった!)終了後、
80年代に、実相寺昭雄監督が演出した、
バトルさん出演のCMについて、
インタビューさせていただきました。

実相寺昭雄研究会の活動の一環です。


バトルさんが歌う「オンブラ・マイ・フ」が流れた、スーパーニッカCM







ラッパ屋『ユー・アー・ミー?』、絶賛公演中!

2017年01月21日 | 舞台・音楽・アート



新宿へ。

紀伊国屋ホールへ。

年に1度のお楽しみ、ラッパ屋の芝居です。

第43回となる新作は、『ユー・アー・ミー?』。





ある会社のサラリーマンである、主人公のおじさん(おかやまはじめさん)が、不思議な体験をする。

キャラ変した「もう一人の自分」に、出会うのだ。

自分だけじゃない。同じ会社の仲間たちにもまた、「もう一人の自分」がいたとしたら・・・

あなたは、私?

お前は、俺なのか?

ユー・アー・ミー?


いやあ、面白かった。

振り返れば、私自身は、20年前の自分や、30年前の自分のキャラと、ほとんど変わっていない。

特にキャラづくりもしてこなかったし。

まんまだ。

でも、「もう一人の自分」が目の前に現れたら、どんなふうに感じるのだろう。

ちょっと怖いような、楽しいような。

まあ、そういうお話です。

お馴染みの福本伸一さんも、木村靖司さんも、弘中麻紀さん、岩橋道子さん、大草理乙子さんも、み~んな元気です。

客演の松村武さん(カムカムミニキーナ)、谷川清美さん(演劇集団円)も素晴らしい。


22日(日)まで、やってますので、ぜひ!



脚本・演出の鈴木聡さんと

遥か南の島 2016 Honolulu Blue Note

2016年09月26日 | 舞台・音楽・アート

























































































































上野の東京文化会館で「吉田都」を観る 2016.08.31

2016年09月01日 | 舞台・音楽・アート



上野の東京文化会館で、バレエの「吉田都」を観てきました。

吉田都×堀内元「Ballet for the Future 2016」。

バレエの素人にも、目に前にすごい人がいるぞ、ってことがわかりました。




吉田都(よしだ・みやこ) バレエダンサー

1965年、東京都生まれ。
83年、ローザンヌ賞を受賞。英国留学。84年、サドラーズウエルズ(現バーミンガム)ロイヤルバレエ団に入団。88年、同バレエ団プリンシパル(最高位)に昇格。95年、英ロイヤルバレエ団にプリンシパルとして移籍。06年、Kバレエカンパニーに移籍。07年、日本で紫綬褒章、英国で大英帝国勲章を受ける。



今週末、北海道・新十津川町で、まちづくりセミナー

2016年07月05日 | 舞台・音楽・アート

しんとつかわ・まちづくりセミナー2016
〜しんとつかわ:再発見!

7月9日(土)  13:30 - 15:00
北海道 新十津川町 文化伝習館にて

- 進行 碓井広義
- 講師 梅原 真/原 研哉


梅原 真さん
デザイナー。高知市生まれ。一次産業がしっかりしない国はユタカではない。地域の「漁業」「農業」「林業」に、すこ~~~しデザインをかけ合わせ、「あたらしい価値」を作り出すことによって、その土地が持つ可能性を引き出し風景を持続させるコトをシゴトとしている。「ナニガユタカナコトナノカ」「地方はジブンで考えろ!」をテーマに活動している。

原 研哉さん
デザイナー。1958年生まれ。デザインを社会に蓄えられた普遍的な知恵ととらえ、コミュニケーションを基軸とした多様なデザイン計画の立案と実践を行っている。日本デザインセンター代表。武蔵野美術大学教授。無印良品アートディレクション、代官山蔦屋書店VI、HOUSE VISION、らくらくスマートフォン、ピエール・エルメのパッケージなど活動の領域は多岐。一連の活動によって内外のデザイン賞を多数受賞。著書『デザインのデザイン』(岩波書店刊、サントリー学芸賞)『白』(中央公論新社刊)は多言語に翻訳されている。


このセミナーは、第8回 太郎吉蔵デザイン会議のプログラムです
http://www.designconference.jp/2016/index.html



ラッパ屋の新作「筋書ナシコ」、上演開始! 2016.06.18

2016年06月19日 | 舞台・音楽・アート



夏日の暑さの中、新宿・紀伊国屋ホールへ。

ラッパ屋の新作「筋書ナシコ」の初日です。

初めてラッパ屋の芝居を見たのが、1993年6月の第16回公演「アロハ颱風」でした。

今回の「筋書ナシコ」が第42回公演なのですが、23年間の全作品、皆勤賞です(笑)。

例によって、まずは脚本・演出の鈴木聡さんに、ご挨拶。



私が「筋書ナシコって、戯曲のタイトルとして、とんでもないですよね~」と言うと、鈴木さん、「ですよねえ~」と大笑いしていました。


<作者の言葉>

「筋書ナシコ」はご承知の通り(さっき僕が決めたのだが)、「この先の筋書きが見えない、或いは決まっていない状態および人物」を指す言葉である。たとえば「日曜日なのにスケジュールは真っ白。何しよう・・」というのは身近な筋書ナシコだ。「経歴を詐称してしまった。番組はなくなった。明日からどうすれば・・」というのはコメンテーター関係の筋書ナシコである。「人口が減り続ける一方、老人は増え続けるのでありまして・・」というのは年金関係の筋書ナシコだし、「ヘイ!壁つくっちまいなよ、どうなるかは知らねえけどな!」というのはトランプ関係の筋書ナシコである。つまり、そこもあそこも筋書ナシコ。いま世界は筋書ナシコなのだ、という芝居を書いても良いのだが収拾がつきそうもないので、できそうな範囲でやる。

思えば高度成長期やバブルの頃は良かったなあ(飲み屋にいるオヤジ風)。今日より明日の方が幸せになるって、若者もサラリーマンもお母さんもみんなが思えたんだよなあ・・・その頃は世の中全体がハッピーエンドに向かう筋書きを持っていたということだろう。だがいまは違う。一人一人が嗜好や性癖や価値観に合ったオリジナルな筋書きを持たなくてはならない。波乱万丈のサクセスストーリーでなくても良い。余韻勝負の不条理劇、というチョイスもあり得る。

というわけで「筋書ナシコ」。さまざまな人々が集うパーティーの夜。筋書ナシコが筋書アリコや筋書ナシオや筋書アリタローに助けられ邪魔されながら、自分だけの素敵な筋書きを探し求める物語になるのではないか。さああなたもご一緒に、自分の筋書き、考えてみません?



・・・場内は、ほぼ満員の盛況ぶり。

観客の年齢も、ラッパ屋と共に、それなりに高くなっています(笑)。

で、舞台ですが・・・

フリーライターのナシコさんを軸に、というか狂言回しとしながら、出版不況から舛添さん(!?)までを取り込んだ、びっくりぽん(古!)な上質コメディになっています。

26日までなので、ぜひ!