碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

サンデー毎日で、「BS放送」についてコメント

2013年02月28日 | メディアでのコメント・論評

発売中の「サンデー毎日」最新号に、BS放送に関する特集記事が掲載されました。

この中で、おススメの番組などについて、コメントしています。


<新テレビ生活>気づいた人はもう始めている
さよなら地上波 
大人はBS


冒頭で紹介されているのは、BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」。

番組担当の牛久保剣プロデューサーが話をしています。

続いて、文化通信社編集局の戎(えびす)正治デスクが、BSデジタル放送全体の視聴状況を説明。

そして、私のコメント部分になっています・・・・

そんなBS番組の「定番ジャンル」の一つが、旅番組やお散歩番組だ。

放送評論家であり、上智大でメディア論を教える碓井広義教授(58)が推奨するのが『にっぽん縦断 こころ旅』(NHK BSプレミアム)。

俳優の火野正平(63)が実際に自転車を漕ぎながら、視聴者の投書で選ばれた全国の「忘れられない風景」を訪ねる。4月1日からは新シリーズ「2013春の旅」(平日朝7時45分~など)が始まる。

「自動車ではなく、自転車のスピードで眺める各地の風景が印象的です。不良っぽさを残しながらも味のあるオヤジになった火野さんが大人の魅力を醸しています」(碓井教授)

『所さんの世田谷ベース』(BSフジ、日曜夜10時~)は、放送開始から約6年になる人気番組。タレントの所ジョージ(58)が、自らの事務所のガレージで、クルマや洋服など「自分の好きなこと」をテーマにトークを繰り広げる。

「遊びを追求する所さんを通じて『心地よいユルさ』を堪能できます」(同)

冒頭で触れた『吉田類の酒場放浪記』も碓井教授のお気に入りだ。
「吉田さんの隣で飲んでいるかのような、ほろ酔い気分が味わえます」



・・・・これらの番組以外に、記事の中で紹介されているのは、今井舞さんが薦める「高田純次の年金生活」(BSジャパン)、「家電の学校」(BSジャパン)などだ。

また、「ぶらぶら美術館・博物館」(BS日テレ)や、報道系の番組もいくつか登場する。

そして、記事のまとめの部分で、再び私のコメント・・・・

質量ともに番組が充実しつつあるBSデジタル放送。前出・碓井教授はこう語る。

「大切なのは、BSの特色を生かした番組作りを行うこと。地上波のように『子どもから高齢者まで』といった幅広い層をターゲットにする必要はなく、コアなファンから熱い支持を得られればいい。BSとはそうあるべきだと思います」


(サンデー毎日 2013.03.10号)




誕生日&結婚記念日(祝!30周年)

2013年02月27日 | 日々雑感
(関西にいる娘から届いたフィアットくん)


自分で言うのもナンですが(笑)、本日は私の誕生日。

これはゼミの学生にも常に言っていることですが、誕生日というのは「両親に感謝すべき日」なので、実家の母に電話しました。

この世に送り出してくれて、ありがとう!


で、私はやっていないツイッターですが、「慶応SFC碓井ゼミOG
の投稿がありましたよ」と、ゼミOBが教えてくれました。

投稿者は、USA WestLaffayette校→浦和明の星女子→慶應SFC→局アナ[TBS系RCC中国放送&テレビ埼玉]→フリー(以上、本人の書き込み)という華麗な経歴の荒舩美栄さんでした。

今日は父の誕生日!
2月27日の誕生花はユキヤナギ。
花ことばは『称賛に値する』。
私の自慢の父です。
誰がなんと言おうと、素晴らしい父です(*^▽^)/★*☆♪


これに続いて・・・

そして慶應の恩師、
碓井広義センセ(現:上智大学教授)の
誕生日でもあります。
人間的魅力に溢れたチャーミングなセンセ、
おめでとうございます!!


美栄さん、ありがとう!


これまた自分で言うのもオコガマシイのですが、本日は私の誕生日であると同時に、我が家の結婚記念日でもあります。

しかも、今日で30周年!

出会ったのは松本深志高校の廊下で、お互い15歳の1年生でした。

結婚したのは、それから13年後のこと。

30年前、結婚記念日を忘れないようにと、自分の誕生日に式を挙げたんですね(笑)。

まあ、こちらはやはり家内に感謝です。

30年間、ありがとう!

テレ東「YOUは何しに日本へ?」は、日本再発見番組

2013年02月27日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載中の「TV見るべきものは!!」。

今週は、テレビ東京「YOUは何しに日本へ?」について書きました。


外国人に密着という
一点突破の作りがアッパレ!

テレビ東京「YOUは何しに日本へ?」(水曜夜11時58分)は、1月に始まった新しいバラエティー番組だ。

司会はバナナマンで、タイトルのYOUは来日したばかりの外国人を指す。空港で彼らにインタビューして、目的やキャラクターが面白そうな人に密着取材を申し込むのだ。

先週、最初に登場したのはハワイから来たフラダンスの先生。力士のような体型の男性だが、その指導は堂に入ったもので、中年男女の生徒たちからも慕われている。

かと思うと、ハワイアンイベントの前日に親友が急死との知らせが届き、先生は一層熱の入った歌や踊りを披露する。

もう1人はヱヴァンゲリヲンが大好きなオーストラリア青年。コミックマーケットで「NARUTO」のコスプレ娘たと記念写真を撮り、秋葉原でお目当てのフィギュアを必死で探し回る。その熱心さは国内のアニメファンに負けていない。

この番組を見ていると、ふと自分が外国人目線でこの国を眺めているような気になる。ふだん当たり前と思っていた現象が不思議だったり、やけに新鮮だったりするのだ。ちょっとした日本再発見番組なのである。

出演するタレントはバナナマンの2人だけ。背景はイラストでスタジオセットもない。高いコストパフォーマンスと外国人への密着という一点突破の作りがアッパレだ。

(日刊ゲンダイ 2013.02.26)

今週の「読んで、書評を書いた本」 2013.02.26

2013年02月26日 | 書評した本たち

先日、中嶋嶺雄先生が亡くなりました。

私は法学部政治学科の出身ですが、専攻は現代中国論でした。

高校生の時、日中国交回復があり、この国に興味をもったのがきっかけです。

第二外国語は中国語を履修し、中国文学者の立間祥介先生に教わったのですが、恥ずかしながらダメな学生で、中国語はものになっていません。

中国現代史の石川忠雄先生(後に慶応義塾塾長)のゼミに入りましたが、こちらも十分に学ばないまま、卒業してしまいました。

反省ばかりです。

当時、中嶋先生は新進気鋭の中国研究者であり、しかも松本深志高校の大先輩ということもあって、その著作は結構読ませていただきました。

『中国~歴史・社会・国際関係』(中公新書)は1982年の出版ですが、すでにテレビの仕事をしていた私にも、とても興味深い1冊でした。

久しぶりで再読。

「特殊なエモーションにとらわれやすい中国という対象を見つめていく場合には、両者(日本と中国)の異質性を冷静に理解することが重要な前提だといえよう」

こうした中嶋先生の指摘は、今、まさに耳を傾けるべきものと思われます。


最後にお会いしたのは数年前で、松本行きの特急あずさの中。

先生は、すでに秋田にある国際教養大学の学長を務めていらして、冗談半分に「碓井さん、秋田にいらっしゃい」とおっしゃってくれました。

「全部の授業を英語で、というのは私には無理ですよ」と笑って答えたことを思い出します。

合掌。



今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。

島田雅彦 『傾国子女』 文藝春秋

福田和也 『「贅」の研究』 講談社

斎藤美奈子 『名作うしろ読み』中央公論新社

コロナ・ブックス編集部 『作家の犬2』 平凡社

杉田 敦 『政治的思考』 岩波新書

* 上記の本の書評は、
  発売中の『週刊新潮』(2月28日号)
  Bookworm欄に掲載されています。


TBSレビュー「深夜番組」編、無事オンエア

2013年02月25日 | テレビ・ラジオ・メディア

TBSレビューの「深夜番組」編が、無事放送されました。

内容としては、「マツコの知らない世界」「よるべん」といった具体例をまじえ、深夜番組のこれまで、現状、そして可能性について。

番組の最後では、ゴールデンに上げるための深夜番組だけでなく、深夜ならではの番組作りと、深夜を舞台とした人材育成といったところまで話をさせていただきました。

司会は木村郁美アナウンサー。

いつもながらソフトなリードで、とても話がしやすかったです。








オンエア直後、知り合いからメールが来て・・・

徹夜仕事で、家でTBSレビュー見てました!
朝からお疲れさまですって、きっと録画ですよね。

・・・とのこと。

日曜の朝5時半、徹夜明けのリアルタイム視聴、ありがとうございました。

もちろん、録画によるタイムシフト視聴の皆さんにも、感謝です。





SKE48をライブで見る

2013年02月25日 | テレビ・ラジオ・メディア

トヨタビッグエアの「ライブアクト」で、SKE48のライブステージを見ました。

参加メンバーは、大矢真那、木ゆりあ、鬼頭桃菜、菅なな子、須田亜香里、出口陽、中西優香、井口栞里、 阿比留李帆、石田安奈、高柳明音、秦佐和子、古川愛李、松本梨奈、向田茉夏、矢方美紀という16名。

全部で8曲。

歌って、踊って、まあ、元気なこと(笑)。

途中、メンバー半分ずつのお着替えタイムがあり、その間はおしゃべりが続いたのですが、ちゃんと北海道ネタ、札幌ネタを交えて、会場を盛り上げていました。

私はこれまで、東京ビッグサイトでの握手会、名古屋のSKE48劇場などを見学、フィールドワークしてきましたが、ライブは初めて。

彼女たちのパフォーマンスの魅力も、かなりわかってきました。

中でも、高柳明音さんの存在感が印象に残りました。

SKE48に関しては、いわゆる表象文化論として、継続して研究していきたいと思っています。


「トヨタビッグエア」を見る

2013年02月25日 | 日々雑感

札幌ドームで、「トヨタビッグエア」を見てきました。

スノーボードストレートジャンプの世界最強王者決定戦です。

「ああ、スノーボードでジャンプするやつね」くらいにしか思っていなかったのですが、いや、これが目の前で見ると、とんでもない迫力でした。

何しろ36メートルの高さから滑ってきて一気に飛ぶ。

飛んだうえに、空中でくるくる回転しちゃうのだ(笑)。

特に海外からの選手は、ジャンプの内容も、飛距離もすごかったです。




雪の札幌

2013年02月25日 | 日々雑感

日曜の札幌は、朝から雪でした。

この2月は、札幌もかなりの大雪で大変だったそうですが、確かに道路の両側にそびえる「雪の壁」が、はんぱじゃありません。

札幌駅から地下鉄に乗り、札幌ドームへと向かいました。


札幌で、「ヱヴァンゲリヲン展」

2013年02月24日 | テレビ・ラジオ・メディア

今、札幌で開催されている「ヱヴァンゲリヲン展」を、息子と一緒に見ました。

彼は、「ヤシマ作戦」にも参加できて(笑)、すっかりご満悦。






私が「よかったなあ」と思ったのは、ヱヴァンゲリヲンの「企画書」を読めたこと。

息子と違って、あまり詳しく知らない私には、大変参考になった。

絵コンテや、セル画も、1枚ずつ、しっかり眺めることができました。

当たり前過ぎるかもしれないが、やはり突出した作品ですね。






札幌で、コンテンツビジネスについて

2013年02月24日 | テレビ・ラジオ・メディア

慶応SFC時代のゼミOGが、K-POPのコンサートのために札幌に来ており、「じゃあ、会おうよ」ということで、札幌ファクトリーにて待ち合わせ。

私は、この元ビール工場の雰囲気が好きで、よく立ち寄ります。

彼女とお友だちの女性、私と高校生の息子、そんな4人で昼食を一緒に。

SFCにあった私の研究室で、当時小学生だった息子に会ったことがあり、それが4月から大学生だと知って、「大きくなったのねえ」と、親戚のおばちゃまのように(笑)びっくりしていました。

また、彼女が海外との映像コンテンツビジネスの最前線にいることもあり、食事しながらの雑談とはいえ、実に興味深いものでした。










昨日、HTB「イチオシ!モーニング」の生放送で

2013年02月24日 | テレビ・ラジオ・メディア

朝7時、HTB「イチオシ!モーニング」に生出演。

札幌で開催されている、「アジア諸国を対象とした北海道コンテンツの海外向け紹介と、国際共同制作の場作り」という催しなどについて、コメントしました。

これは道内のテレビ局だけの話ではなく、観光事業との関連や北海道全体のプロモートという点でも、大いに意義のある取組みなのです。


明日(日)、「TBSレビュー」で深夜番組について話をします

2013年02月23日 | テレビ・ラジオ・メディア



TBSレビュー

2月24日(日) 朝5時30分~6時  

テーマ: 「深夜番組」

司会:木村郁美アナウンサー

出演:碓井広義

本日、HTB「イチオシ!モーニング」に生出演します

2013年02月23日 | テレビ・ラジオ・メディア

本日23日(土)朝7時から、HTB「イチオシ!モーニング」に生出演です。

いつも私の隣にいらっしゃる、野球評論家の岩本さんは、日ハムがキャンプを行っている沖縄からの生中継になります。

私は、いつものように、ニュースコーナーなどで、コメントさせていただく予定です。

よろしく、お願いいたします。

HTB「イチオシ!」生出演しました

2013年02月23日 | テレビ・ラジオ・メディア

HTB北海道テレビ「イチオシ!」に生出演。

森・プーチン会談などをめぐってコメントしました。

MCの森さやかアナは、間もなく産休に入る予定で、次に同席させていただくのは、ずっと先のはず。

元気な赤ちゃんの登場を祈っています。

番組では、トヨタビッグウエイブ準備中の札幌ドームから生中継があって、「かなりのスケールの大会なんだなあ」とあらためて感心。

実際に見に行くのが楽しみです。


北海道へ まずは千歳で腹ごしらえ

2013年02月23日 | テレビ・ラジオ・メディア

北海道へ。

恒例の番組コメンテーターです。

新千歳空港から、まず向かったのは千歳市内の「柳ばし」。



10年前の単身赴任時代から、ずっと通うお店です。

例によって、北海道の実家みたいな雰囲気で迎えていただきました。

今回は高校生の息子が一緒で、彼は「とんかつ定食」。

私は「メンチかつカレー」。

懐かしい、いつもの美味しさでした。

腹ごしらえが済んで、札幌HTBへ。