碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

新潮文庫 “今月の新刊”から・・・・

2014年06月30日 | 書評した本たち

新潮文庫、今月の新刊を2冊、入手。

小澤征爾・村上春樹 『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

内田樹 『呪いの時代』

例によって、単行本にはない、「文庫版あとがき」や「解説」が楽しめます。

『小澤征爾さんと・・』には、村上さんが以前「考える人」に寄稿した、「厚木からの長い道のり」が収録されていて、やはり一読の価値ありです。

『呪いの時代』のカバー。題字は、内田先生ご本人の筆によるもの。

そしてイラストが、天才・南伸坊画伯なのですが、似ているような、似てないような(笑)。


さて、今週の「読んで書評を書いた本」は次の通りです。

西澤保彦 『下戸は勘定に入れません』 中央公論新社

伊藤彰彦 『映画の奈落~北陸代理戦争』 国書刊行会

荒木経惟 『往生写集』 平凡社

夢枕 獏 『幻想神空海』 マガジンハウス

小林信彦 『「あまちゃん」はなぜ面白かったか』 文藝春秋

* これらの書評は、
  発売中の『週刊新潮』(7月3日号)
  読書欄に掲載されています。


女性セブンで、都議会「セクハラ野次」問題についてコメント

2014年06月29日 | テレビ・ラジオ・メディア

発売中の「女性セブン」で、都議会「セクハラ野次」問題についてコメントしています・・・・


東京都議会で巻き起こった、みんなの党・塩村文夏氏(35才)に対する「セクハラ野次」問題は、自民党都議・鈴木章浩氏(51才)が、塩村氏に直接頭を下げて謝罪。

塩村氏は、「ひとつの区切りがついたような気はしますが、他にも野次を言っていた人はいるので、このまま終わってしまうことには不安感があります」と、話している。

しかし、議会の場で慣習的に野次が存在しているのも事実だ。政治評論家の板垣英憲氏はこう話す。

「国会でも地方議会でも、野次が飛び交う場面は多くあります。合いの手を入れて笑いを誘う人もいれば、相手を誹謗中傷する人までさまざまです。特に、都議会の野次は、国会などに比べて傍聴する人が少なく、“監視の目”がない分、より辛辣になる傾向があるんです」

今回の問題でテレビ局は、野次を飛ばした“犯人”が鈴木氏という確信を持っていながら、会見が開かれるまで報じようとはしなかった。上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏は、「原因は報道番組の体質にある」と分析する。

「横並び主義の各テレビ局は、自分たちが先頭を切って報道しようという考えに欠ける。“もし誤報だったら”というリスクヘッジばかりが先走ってしまうんです。発表や会見が行われ、安全地帯に入ったら、一斉に報道合戦を始め、反論の余地のなくなった人間を叩く。茶番劇と言われても仕方ありません。さらに、今回の報道姿勢には“たかが野次”といったテレビ局側の認識の甘さも感じます」


(女性セブン2014年7月10日号)


「柳ばし」の菜園で

2014年06月29日 | 日々雑感








千歳「柳ばし」で、おいしい鰤(ぶり)を

2014年06月29日 | 日々雑感

今回の「お母さん特選メニュー」は、ぷりぷりの鰤(ぶり)です。

しょうが入りの豚汁も美味。

ごちそうさまでした!

元気な「イチオシ!モーニング」の面々

2014年06月29日 | テレビ・ラジオ・メディア
今週も元気な、HTB「イチオシ!モーニング」土曜日のメンバーです。




MCの依田英将アナ、木村愛里さん、気象予報士の土井玲美さん



オクラホマの藤尾仁志さん、Fガールの樫野和音さん、野球解説の岩本勉さん


スポーツ担当の室岡里美アナ



今週の「愛里さん」






28日(土)朝は、「イチオシ!モーニング」に

2014年06月27日 | テレビ・ラジオ・メディア

28日(土)は、朝7時からの生放送「イチオシ!モーニング」で
コメンテーターです。

「イチオシ!」の生放送で

2014年06月27日 | テレビ・ラジオ・メディア

HTB「イチオシ!」の生放送、「松本サリン事件から20年」のニュースなどでコメント。

メディアが、警察の見込み捜査に乗る形で、河野義行さんを犯人扱いした問題、横並び報道の問題などに触れました。


MCのヒロ福地さん、国井アナ



特集コーナーのオクラホマ・河野さん



ゲストはギタリストの押尾コータローさん。

まるでギターとパーカッションのセッションのような演奏。

一人の演奏家が奏でる音とは思えません。

目の前で見て聴く、その超絶技巧は、やはり圧巻でした。







今週の「国井美佐アナウンサー」







【気まぐれ写真館】 札幌は晴天28℃

2014年06月27日 | 気まぐれ写真館

27日(金)夜は、BSジャパン「金曜オトナイト」で・・・・

2014年06月27日 | 金曜オトナイト

先週に続き、ゲストは、あの「こまどり姉妹」のお二人。

今だから言える、いや、言うなら今のうち(笑)とばかりに、知られざる恋の話も飛び出して、なかなか“お茶目”な栄子さんと敏子さんです。


6月27日(金)
22時54分~23時24分
BSジャパン
「大竹まことの金曜オトナイト」


<出演者>
ゲスト:こまどり姉妹
レギュラー:大竹まこと、山口もえ、碓井広義(上智大学教授)
繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)

<番組内容>
◆流出ワイド
オトナイト気になる人物図鑑
DV、ストーカー、アルコール依存症などに苦しむ女性たちの駆け込み寺を支える女性

◆文化情報コーナー
こまどり姉妹おススメ映画!

姉妹の全く違うテイストと恋愛観に
スタジオで大竹が斬り込む!

『風と共に去りぬ』
『ゴッドファーザーPARTⅡ』

27日(金)午後は、北海道テレビ「イチオシ!」に・・・・

2014年06月27日 | テレビ・ラジオ・メディア

27日(金)午後は札幌に飛んで、いつもの北海道テレビ
「イチオシ!」のコメンテーターです。


▽特集「密着!100キロウォーク」

空知で毎年6月に開催される
チャリティー100キロウォーク大会。

一昼夜を通して歩き続ける過酷な
イベントになぜ、人は挑戦するのか?

母と参加した母子家庭の16歳少女。
限界と向き合う参加者の姿に迫ります。

▽アコースティックギタリスト
押尾コータローさんが生出演&生演奏

などなど。



・・・・押尾さんのスタジオ生演奏はゼイタクですね(笑)。

道内の皆さん、今回も、どうぞよろしくお願いします!

この「書庫」に行きたい!

2014年06月26日 | メディアでのコメント・論評

「本の雑誌」最新号の特集は、絶景書斎を巡る旅!

巻頭には、何とカラーグラビアで、松原隆一郎さん、京極夏彦さん
などの“絶景書斎”写真が。



いやあ、見事なものです。

で、特集の一環で、読者アンケートのテーマが、この書庫に行き
たい!

「本の雑誌」は、ほぼ創刊の頃からの愛読者ですが、時々、「このテーマいいなあ」と思った際は、アンケートの葉書を出してきました。

今回も、「書庫」に魅かれて、投稿。

無事掲載されておりました(笑)。



この書庫に行きたい!
立花隆の書庫

「書棚」ではなく、「書庫」という言葉に本好きはシットする。うらやま
しい。

しかし、それもある度合いを超せば、もはや素直に感心してしまう。たぶん、立花隆さんの書庫(ネコビル)はそういう存在ではなかろうか。

「立花隆の書棚」(中央公論新社)は何度開いても飽きないが、写真をルーペで見るのも限界がある。やはり、現場で一冊一冊の背中と、そのつながりを実感してみたい。

1本の書棚が「小宇宙」なら、立花さんの書庫はまさに「大宇宙」。
帰還できなくてもいいから、彷徨ってみたいものです。

(本の雑誌 2014年7月号)


「続・最後から2番目の恋」 名物の“2人芝居”も見納め

2014年06月25日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今回、取り上げたのは、フジテレビ「続・最後から2番目の恋」です。


中年男女「2人芝居」の妙

4月から始まった今クールの連続ドラマも続々と最終回を迎えている。フジテレビ「続・最後から2番目の恋」(木曜夜10時)も今週がラストだ。

刑事ドラマや企業ドラマが乱立する中、唯一といっていい恋愛ドラマ。しかもフジテレビが得意としてきた若い衆の恋愛ではなく、48歳のテレビプロデューサー(小泉今日子)と52歳の地方公務員(中井貴一)の“大人の恋愛”である。

とはいえ渡辺淳一(合掌)ばりの熟年的愛欲シーンがあるわけではない。見どころは小泉・中井が披露する「2人芝居」。その会話の妙だ。前作から2年たっても憎まれ口ばかりの2人だが、緩急まじえた応酬の中に時折り顔を出す大人の本音と、揺れる建前こそがこのドラマの真骨頂だ。

先週、最も長い「2人芝居」は6分半もあった。人間ドックの検査で何もなかった小泉と、医師から注意を受けた中井。家族や周囲の人を気遣いながら生きてきた中井に向かって小泉が言う。「これからはね、あなたは自分のために悩まなくちゃいけませんよ」。

6分半という長丁場を支えているのは、中年男女の心の機微を汲み取った岡田惠和の脚本であり、小泉・中井の演技力だ。特に中井の“生真面目なボケ風味”は出色で代替え不能。このドラマは代表作の一つになるだろう。ずっと見ていたい2人だが、大団円の時が来た。

(日刊ゲンダイ 2014.06.24)

どうした? ドラえもん 

2014年06月24日 | 映画・ビデオ・映像

美しいデザインの映画ポスター。

でも、ドラえもんが泣いている。

どうした?

何があった?

気になります。


TBS「ルーズヴェルト・ゲーム」の試合終了

2014年06月23日 | テレビ・ラジオ・メディア

TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」の最終回が放送されました。

今回のクールで、しっかり見続けてきた1本です。

予想通りといえば予想通りの展開でしたが、それでいいし、見終わった際の“読後感”も十分良好でした。

会社と野球部、その両方の逆転を目指すという物語は、きっちり描かれていたと思います。

何より、野球シーンがしっかりしていて、見ごたえがありました。




それにしても最終回での、香川照之の“顔芸”はすごかったですね。

まるで隈取り無しの歌舞伎みたいで(笑)。



立川談春の悪役ぶりと同様、やり過ぎだと言われるでしょうが、その徹底したサービス精神は、いっそアッパレでした(笑)。


【気まぐれ写真館】 花屋さんの店先で

2014年06月22日 | 気まぐれ写真館