オレオレ詐欺の報道が新聞やテレビを賑わしたのは、春先のことでした。
タイの街中の高級住宅地に、その一つの拠点があったようです。
そこから電話をかけ犯罪を繰り返していたとのこと。
十数人の日本人が検挙されましたね。
それ以来、この件の報道は、少し鎮まったようにも。
アポ電による殺人は、一番衝撃的なことでしたが。
今年になって何と、我が家にもその様な電話が、四回かかってきました。
私は絶対騙されない、と確信していたのですが・・・・・・。
声があまりに長女婿にそっくりだったものですから。
しばらくの間、信じ切って対応してしまった私。
この詳述は、以前の記事で、すでにしています。
その時は、婿が勤める会社に一応電話をかけてみよう、と私は、咄嗟に思いつきました。
たまたま彼がすぐ出てくれ、私はその犯罪に巻き込まれないで済みました。
恐らく、そのような電話をかけなくても、オレオレ詐欺と、どこかで気が付いたでしょうけれど。
我が家の電話機のコーナー
人の心理は、一度思い込むと、魔法にかけられたかのように麻痺するようです。
なかなかそれを軌道修正できなくなることを、思い知らされた出来事でした。
後でぞっとしたのは、私にかかってきた電話も、アポ電だったこと。
「今、手元に現金がどのくらいあるか?」
と尋ねられました。
思い返すと、本当にこわぁ~い!
ところが、何と、最近また電話がかかってきたのです。
前回の時は、
「大切な書類が入ったカバンを横浜駅の近くで落とした。
重要な契約時に手渡す現金が用意できない」
といったものでしたが。
今回は、住友フィナンシャルグループの行員を装い、
「ある名簿リストにあなたの名前が載っています。
新東京薬品の債券が購入できるので、その手続きをした方がいい」
といったお話でした。
三井住友の社員を名乗る電話があったのは、その時、二度目。
私は、何か怪しいと感じ、電話を切った直後、三井住友の本社に問い合わせをしました。
その回答は、
「そのような勧誘は一切していません」
とのことでした。
その確認済み後、またオレオレ詐欺から電話がありましたから、私はきっぱり言いました。
「調べていますよ。もう二度と電話をかけないでください」
と。
それからもう随分日数が経過しましたが、そのような怪しい電話はありません。
今回は、幸いにも被害に遭いませんでしたが。
もっと年を重ね、認知症の兆候が表れでもしたら、防ぐことは、難しいでしょう。
警察署に連絡した時、署員の方が、
「私達でさえ、騙されかねないほど、手口が巧妙です」と言ってましたから。
事実、私の親しい知人で、騙される一歩手前まで言った方を、二人知っています。
実にしっかりした知性的な方達です。
こんな方までも、と、その時は随分驚いたものでしたが、その私までも・・・・・。
皆様も、十分お気を付けくださいね。
防犯用の電話機に替えるのが、一番手っ取り早い対策になるようですが・・・・・・。
今の電話機を捨てるのがもったいなくて、まだ私は、買い換えていません
二度と私は騙されないといった、根拠のない自信もあって・・・・・・。
この油断が、取り返しのつかない事態を引き起こすのかもしれません。
くわばらくわばら。
数年前に、オレオレ詐欺予防用電話に取り替え、この度買い換えを私に強く勧めた妹。
私がまだ取り替える気がないことを知ったなら、さぞ飽きれることでしょう。
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ありがとうございました。
花のように泉のように