大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

雨で苦労する夏だ

2013年07月30日 | 北アルプス
下界は今年も大変だが、山屋の俺達も苦労させられている。

原因は太平洋高気圧の張り出しが弱いからなんだが、
これだけ雨が多い夏山は初めてだ。

一日から三日を予定していたが、一日が雨になってしまった。
おまけに二日も曇りに変わったが、雨が降らないだけましだな。

とにかく雨の歩きは絶対嫌だから二日からに延ばす。
まあ、初日は栂池から白馬大池までだから、
曇りでもどうって事もない。

幸いに稜線歩きの二日間は晴れマークだから、
眺望と花の楽しい歩きができそうだ。

黒岩平に行きたかったが今回は無理。
雪も多くて花も少ないみたいだから良かろう。

手前の照葉ノ池には行ってみる事にする。
五輪尾根分岐から近いから何とかなるだろう。

開通した水平道を使うのは止めて、
朝日岳に登って小屋に入る事にする。

下山日にも登り返さなければならないが、
尾根道の方がリスクが少ないから仕方がない。

蓮華温泉への下山路も相当にタフそうで、
特に最初の残雪のトラバースが ポイント。

後は後半の瀬戸川からの登り返しが辛いだろうが、
ゆっくり登れば大丈夫だろう。

降り着いたら蓮華温泉の野天風呂が待っている。
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韓国人の中央アルプス遭難について

2013年07月30日 | 山その他
まったく理解不能な遭難事件だ。

リーダーのいない烏合の衆が悪天候の中を彷徨ったあげく、
4人が死んでしまった。

あのトムラウシのアミューズよりも酷いだろう。
ツアーガイド無しで客を送り込んで、手数料で利益を
上げているんだろうが、あまりに安直過ぎるだろう。

いくら夏とはいえ3,000M近い山々を歩くんだから
リスクは幾らでもある。
客全員が初めての山なんだし、雨風に曝されての歩きは
トムラウシ状態の危険が付き纏う。

死んだ4人は低体温症で死んだのだろうから、檜尾避難小屋で
晴れるのを待つのがベストな選択だったろう。
勿論木曽殿山荘に戻ったのが一番安全だったが、
稜線を歩いていての方針としては檜尾避難小屋に停滞か、
檜尾尾根を下山だったと思う。

尾根の下山なら稜線みたいに吹き曝されないし、
滑落・道迷いのリスクも少ない。
先日歩いたが危険箇所はほぼ無いし、直ぐに樹林帯になるから
風雨に痛めつけられない。
後半に出てくる笹のトラバース道が細くて歩き辛いのだが、
全体的には歩き易い尾根だ。

韓国人の登山客は結構多くて、あちこちで見かけるし、
ロープウェイがある中央アルプスは人気がある。
昔三の沢岳を野宿でやった時に、ロープウェイ駅で
賑やかな韓国人グループに出くわした。
キュウリを食べて元気そうな連中だったなあ。

さすがに大雪では見かけないが、槍ヶ岳などは相当の
韓国人が登っている筈だ。
これだけ多いなら入山時に危険箇所・稜線歩きの注意点などを
書いた物を渡すくらいはやった方が良いかも。

山での死亡事故は少しでも減らした方が良いのだから。



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