音楽の喜び フルートとともに

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ライヒャのフルート四重奏

2021-07-07 23:02:50 | 古典
夫が先週行った北海道出張で送ってきたアキレア。


雄大な景色。

ニッコウキスゲ

ヤナギラン



アリウム

ペンステモン
西日本ではあまり見かけないお花がいっぱい。
行きたいなぁ。

アントニン ライヒャAntonin Reicha (1770-1836年)はフルート四重奏を書いています。
フルートばかりの四重奏は有名ですが、フルートとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのop98

ライヒャはチェコ語を話すことを禁じられ、王室はウィーンに移転させられた暗黒時代のプラハに生まれました。

10歳で孤児になり、ニュルンベルク郊外にいたチェロ奏者、作曲家の叔父に引き取られます。
15歳でフルート奏者として
ケルン歌劇場管弦楽団に入ります。
この楽団にはヴィオラ奏者としてベートーベンも所属していました。

しかし、1789年19歳の時にフランス革命軍にボンが占領され、楽団は解体。
ハンブルクを経由してウィーンに移りベートーベンと再会。
ハイドンに師事します。

38歳でパリに移り、パリ音楽院の作曲科の教授になります。
リスト、ベルリオーズ、グノー、フランクを育てました。

フランスに帰化して、パリで亡くなりました。

6曲のフルート四重奏は1820年頃に完成しました。
古典派ですがロマン派の特徴が強い作品です。