音楽の喜び フルートとともに

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白鳥仕上げ

2021-07-21 22:05:23 | フルートレッスン
昨日も今日も快晴。
枚方市の最高気温は36度です。
昨日は久しぶりに子どもを送りました。

前回おばあちゃんが好きと言っていた石榴の実は大きくなって、紫陽花はほとんどが枯れていました。
「あれ、2つ残ってる。」と指差して教えてくれました。

こんな子どもと接することができるのは楽しいです。

今日はリモートレッスン。
サン・サーンスの「白鳥」の仕上げでした。

先週、ヨーロッパの「白鳥」は神話と宗教と民間伝承が混じりあったような壮大なイメージであることをお伝えしました。

ゆったりと大きなイメージが大切です。

6/4という珍しいリズムに注目してください。
3/4拍子のように3拍で区切らないで、特に初めのH、低音のGの音で下に落ちて来ないで下さい。

3小節目の休符もフレーズの終わりでは無いので、上をずっと向いていて下さい。

5小節目のHの音までずっと上がって行くように。
続いて同じ形の2回目はより上がった感じで。

新しい形のフレーズは2小節ずつになります。2小節の最後の音にそれぞれ山が来ます。山といってもまだpであることを忘れずに。

Eからのフレーズは、ちょっとamazingな感じ
白鳥を照らす月が影って、シルエットだけになりよく見えないけれども、神秘的で惹かれるという風。
Fで神秘がピークになり、F#で雲が払われ、また、はっきりと白鳥が見えます。

Hのmfがこの曲の一番音量のあるところです。
ピークを向かえた後、6小節でゆっくりと下って行ってppで終わりを向かえます。
ここで大事なのは、初めのフレーズと同じで、4分音符3つずつでフレーズを区切らないことです。
スラーが切れていますが、タンギングはできるだけ穏やかにしましょう。息を入れ直したり足したりしないで2小節と次の小節のHまでをできれば一息で吹きましょう。

次も小節線で切らないでドレドミーまでを一息で
最後のGのロングトーンは、ヴィヴラートは控えて、pp。
音程が下がらないように、少し上を向きながらdimしましょう。

充分にppで演奏すれば、息は続きます。

口を閉じないで、音がなくなった後も息を吐いているときれいに終われます。