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パイジェッロ

2021-07-13 22:18:48 | ロマン派
アレチハナガサは1957年南アメリカからやって来ました。

ジョバンニ パイジェッロ
Giovanni Paisiello (1740-1816年)ナポリ王国ターラント生、ナポリ没
の、フルートカルテット集を見つけました。
パイジェッロは、生前から人気の作曲家でした。

ロシアのエカチェリーナ二世に招かれて、サンクトペテルブルクでオペラを作ったり、
ナポリのフェルディナンド4世に雇われてオペラを書き、1802年にはナポレオン ボナパルトに招かれてパリに行き寵愛されました。

5年後ナポリに帰国しましたが、ジョゼフ ボナパルト…ナポレオンの兄に重用されましたが、聴衆の人気はなく、1813年ナポレオンの廃位とともに仕事を失いました。

多くのオペラは忘れられましたが、ロッシーニと同名のオペラ「セヴィリヤの理髪師」は、当時一世を風靡し、今でも度々演奏されています。「我が心うつろなりけりnel cor piu non mi sent 」
がパガニーニやベートーベンなど変奏曲として残っています。

モーツァルトのフルートカルテットk.298Amoll の三楽章のテーマはパイジェッロのオペラ「勇敢な競演」からとられています。