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白鳥ってどんなイメージ?

2021-07-08 22:54:47 | 音楽
コマツナギ属は350種類あるらしいです。
これはタイワンコマツナギ。
たくさん分布しているのは、染色に使われているからです 。
お花はピンクですが、染色に使われるのは葉で、インディゴ色、暗めの青、葛飾北斎の使っていた青だそうです。

今朝はリモートレッスン。
サン・サーンスの「白鳥」

この曲は原曲はチェロとピアノのために作られています。

謝肉祭の他の曲を見てみると、大きな象にコントラバス、鳥かごの鳥にはフルートとピッコロ。
と言うように楽器のイメージを曲にうまく利用していました。
チェロで演奏されたということを忘れないで、演奏しましょう。

そもそもヨーロッパの人々が思う白鳥ってどんな感じでしょう?

身近にいる鳥の中では大きく。
ワーグナーの楽劇ローエングリンは白鳥の騎士の名前です 

白鳥の騎士にはいろいろな伝説があって、アーサー王の円卓の騎士の一人で聖杯を探す
役割を負っています。

どこか異世界から白鳥の曳く舟に乗ってやって来て、窮地の姫を条件つきの結婚をすることによって救います。

人間界でしばらく暮らしますが、妻の側がその条件を破ると、突然また異世界に帰って行きます。

この楽劇のために白鳥城を作ってしまった王がいます。

このお話しはヨーロッパで広まっている民話をもとに書かれています。

アンデルセンの野の白鳥では11人の王子と妹のエリザは、父王が再婚した王妃に苛められています。
王子は白鳥に変えられ、エリザは王子を助けるために、刺草で帷子(かたびら)を編みます。
無言で編み続けるエリザは魔女の疑いをかけられて処刑されることになります。
あわやという寸前、11羽の白鳥がやって来て、エリザが帷子を投げ掛けると、白鳥は王子に戻り、疑いが晴れます。

女性の窮地を救う白鳥。
この世と異世界を繋ぐ白鳥。
変身した王子の化身。

雄大なイメージを持ってゆったりと演奏しましょう。