まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

忘れられない

2006-05-11 12:55:39 | Weblog
「100歳ばんざい!」のおばあさん。テレビ、見てないといってるそばから見てるジャン、と突っ込まれそう。だから、たまに見るから印象深いのよ・・・なの。

高知県に住んでいるその方。冬の間だけ、息子さんと同居。
「至れり尽せりだから、なぁ~んもすることない。」と無表情で不満そう。
で、3月になり暖かくなって息子さんに
「明日、家に帰るか?」と聞かれると、破顔一笑、間髪入れず即答で「かえりたい!」
イヤーいい笑顔。

2時間かかって車から降りると、早速家の中に・・・神様仏様に「ただいま帰りました、長いこと留守しました。」と手を合わせて報告。ここらあたりでちょっとジンとくるわ。
それで、もう畑に出て鍬を入れているのよ。疲れも何のその、よろよろなんかしていない、達者な手つきでさっさっさと仕事をすすめている。
よほど帰りたかったのね。その日から100歳で一人暮らし。

近所の方が夕飯におばあさんの好物の「あまご」(と言ったと思う)の差し入れ。一人調理してお刺身にし、夕食。おかずはそれだけに見えたけれど、大好きなお酒を冷で陶器のコップに注いで晩酌。いっぱいのお酒ですっかりいい気持ちになって、昔の歌をそれはそれは大声で歌っている。いいなあ、しみじみいいなあと思う。最後に
「元気なばあさんだろう?」と、ニコニコがお。やっぱいいなあ。

よし!私もそういうばあさんになろう。愚痴を言わず、自立して、自然を相手に日々を暮らし、質素なつまみで毎晩ビールを1缶飲んで、大声で昔の歌を歌おう!
♪おどりにいこうよ、あおいうみのもとへ~シーサイドバァンド~
とか
♪ばかばかばかあ~、こうかいとはんせいがおみやげぇ~

毒を吐いたり、晩酌を楽しんだり、大声で歌ったり。うん、結構明るくなってきたわ、私の老後。
コメント
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