まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

『みきのすけ』松平造酒助江戸在勤日記―武士の絵日記― 神奈川県立歴史博物館

2023-02-28 08:32:55 | 展覧会

神奈川県立歴史博物館先回の展示を見たときの予告がこちら。
『みきのすけ』松平造酒助江戸在勤日記―武士の絵日記―

ひと目見て現代のイラストだわ江戸ね、これは私の範囲だなと。楽しみにしていたの。
いやいや想像以上の面白さ、老眼には文書関係の展示は厳しいことは分かっているから
拡大鏡を持って行ったけれど、展示ガラスすれすれに顔を近づければ何とか大丈夫で。
撮影OKだからほとんどの絵日記を写しましたよ。
腕の悪さ、安コンデジ、照明、もろもろで原本の楽しさが伝わりにくいのがとても残念。
それを押して私の記念にガンガンUPします。
もうそこらへんはすっ飛ばして見てください。近くに来た時にお立ち寄りして本物をぜひ。

松平造酒助久茂(まつだいらみきのすけひさしげ)は庄内藩(現山形県鶴岡市周辺)の
上級武士で、元治元(1864)年8月より約1年間江戸に在勤し、江戸市中取締を主導
する任にあたりました。造酒助は江戸在勤中に50冊にもおよぶ日記を記し、国元の家族
へ送っています。この日記にはかわいらしい挿絵がふんだんに描かれ、その挿絵から
造酒助の生活やその時の心情を見ることができます。(HPより)

それではいきます。


ほら 日記がこんなに

通勤の様子を事細かに


笑いました

 


笑いました


お気の毒に


笑いました


私そっくりで苦笑いしました

ユーモアあふれるみきのすけさん、大好きになったわ。
まだしつこく続きます。

 

 

 

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思い出 3月の佐渡 真法院の苔梅

2023-02-27 09:01:07 | 自然・風景

昨日、常立寺の枝垂れ梅記事アップの後、そういえば真法院の苔梅(昨日は苫梅の里と
書いて
大間違い、恥ずかしい。訂正済みです)の写真があったはずだがと。
OneDraive探したら見つかりました。整理はしておくもんね、と何気に自分褒め。
2016年3月20日、21日の日付だからコロナ前、お彼岸の墓参りに帰っているのね。
ストーブもまだ壊れていなかったのね。
で、今度はOneDraiveに保存しておいた写真なんぞ眺めて、ドンデン写真はここにあった
のか
なんて、先ほどの整理好き自分褒めは取り消し。懐かしくて、あれま、今後は思い出
写真が続く
なと確信した次第よ。
すみません、当時とダブってもよろしくお付き合いくださいませ。


まずは、20日。
たびたび出てくるハイキング仲間さんと加茂湖周辺ハイキングから。

彼岸の頃は桜はまだまだ 対岸は両津の街

翌21日 バスで1時間以上かけて外海府方面へ 何しに行ったのかしら 全く覚えがない
ま、天気がいいから ぐらいなもんね

 

 

左に大きな岩二ツ亀

 

1日に数本のバスしか通らないから、折り返しのバスですぐに帰ってきているはずよ。
写真は全部車窓から。

で、午後にはチャリンコギコギコして清々場所で真法院の苔梅を見ている。
いやはや60代はエネルギーが残っている、恐ろしい。

彼岸の頃の佐渡で一番高い金北山 梅津川の水量も豊富 下の写真は両津湾

で、「真法院の苔梅」佐渡市のHPからお借りして

樹高約10メートル、根元幹囲3.1メートル、胸高幹囲2.6メートルの大樹で、花は美しい淡紅色の
八重咲である。毎年3月下旬〜4月上旬頃に開花しており、幹を覆う苔の間に花を付ける様子から
「苔梅」と名付けられた。
このウメの由緒には、承久3年(1221)に佐渡配流となった順徳上皇の御手植えとの伝承がある。

 

 

 

 

いつでもひとり占めできる素晴らしさ、ってすこしさびしさもある。

 

 

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枝垂れ梅 藤沢 常立寺

2023-02-26 09:05:55 | 植物

空気が冷たい。洗濯物を干していると見えたのよ。
いつものようにオクガワサンが玄関掃除と道路掃除に出てきて、しゃっしゃと掃いているの。
寒いのに、と思うのは怠け者。90歳を超えているオクガワサン、ほぼほぼ毎日のお仕事なの。
延長してわが家の前もお願いします、と頭を下げたいくらい。ほんと感心する。

アオネバだの山野草だの追っかけはしっかり思い出せるけれど、佐渡で梅を観ようって
あったかしら。チャリンコで行かれる苔梅苫梅の里くらいなものだな。あらあ。
昨日暇に任せて近隣区の梅の名所を検索していたら、街角公園の梅が一位で。あらあって。

で、今年も藤沢の常立寺の枝垂れ梅を愛でて来ようと、教室に行く前に立ち寄り。
今にも降り出しそうな曇天の空だけれど、チャンスはその日しかない。決行。

あれえ もう終わりかけかしら と思うくらい花つきがいまひとつ
ん 去年初めて見たときの印象と感激が増幅しているのかしら

 

 

境内は静か

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも こちらの2本の白梅紅梅はやはり見応えがあって。
観梅はもう終わりにしていいかな、と思うくらいに。

 

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思い出 佐渡 ドンデン山アオネバ登山道

2023-02-25 09:05:19 | 自然・風景

雨戸を開けたら青空。庭がしっとりぬれている。
夜降って朝晴れる。怠け者にとっては最高の理想的なパターンね、素晴らしいわ。

ヨーコチャンから、来月の彼岸には帰るのかと訊かれた。
ストーブが壊れてこたつだけの暖房では寒いから帰らないわ、と。
ほんと家の中が冷え冷えとしてるのよ。3、4年前に帰ったときのこと、もう懲り懲りしたの。
もう佐渡を離れて何年にもなるというのに、3月の声をきくとうずうずしてくる。
山野草好きにはカタクリは咲いたか雪割草はどうだって。
山野草の宝庫、ドンデン山への登山道、アオネバはまだ雪が残っとるかって。
ヨーコチャンもその口だから、私が帰るなら一緒に行こうかなと思ってくれるらしい。
うん、そうはいってももう無理だ。もろもろのことで無理だ。
で、USB突っ込んでせめて思い出に浸ろうかと、ね。
と、去年の2月のブログを見返したら、あらあやっぱり同じようにアオネバの思い出に
浸っているから進歩ないなって、でも不思議。もう習性になっているのね、きっと。

登山道はここから始まる
4月のカタクリ、ユキワリソウ


ニリンソウが咲き乱れている

5月になるとシラネアオイとオオイワカガミ


オオイワカガミ

こんなに濃い紫のシラネアオイに出会うと感激して

母を見舞い父との日々の佐渡暮らし。
そんな日々の息抜きにとハイキングの会に誘ってもらって、思いがけない出会いがたくさん
生まれた。山野草であり知人であり。嫌いだった生まれ故郷だったのにね、懐かしいわ。
介護という形とはいえ、そんな日々をくれた両親や友人にはほんとうに感謝よ。

それも始末をしなければいけないときが迫っている。

 

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高台公園 河津桜は7分咲き

2023-02-24 09:02:52 | 街・風景

やらなきゃなあとため息、ほったらかしておいたガラケーとスマホの処分よ。
ちょちょっとショップに持って行けばすむ話なのに、もう面倒くさくて。
「面倒」「億劫」が私の辞書に登場する回数が日ごとに増えてきたわ。困ったもんだ。
昔からなかった「努力」と「根性」はますます遠ざかっていく。背中すら見えないの。

これもほったらかしておいたマイナンバー、カードくらいは作っておくかと、送られて
きた紙きれをようよう開いて。引き出しにあった写真貼ったらもう終わった気になって
一時保留ね。でもでも保留は保留、やるっきゃない。名前と住所書いたわよ、なあんだ
ってなもんだ。書類って送られてきただけで拒否反応、反応はますます強くなっていく。
困ったもんだ。

はい、二つの懸案事項、昨日終了。それなのにおかしいわ、処分スッキリ感がない。変。

梅か桜か、街角公園か高台公園か。ちょっと迷ったけれど高台公園の河津桜の勝ち。
午前中は曇り空だったけれど、そこはそれ、いいの。

 

地元農家さんはジャガイモの植え付け準備ですって

 

ハクモクレンの蕾は少し開いてきた 河津桜はどうかしら

 

満開とまではいかない このくらいがちょうどいいかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2月の庭 ちょっと嬉しくなってきた

2023-02-23 08:54:06 | 

どんよりと曇り空、べたッと空一面灰色で一番苦手な空。
雨が降った後があって、庭もしっとりしている。それは良しだわ。

このところ少しずつ庭のお手入れをしている。
ネズミ額の狭さだからお手入れするほどでもないとか、寒いからとか風が強いからとか、
今日はその気にならないからとか、あれこれ。
さぼる理由はごまんとあって、居間から眺めているだけだったのよ。それが、さすがにね。
ちょこっとじっくり見たら、あれま。

いちばんの驚きはなんと*ニゲラのこぼれだねから双葉がいるじゃないの。
ほったらかしハナニラの陰から健気に。いやはや。慌ててハナニラをむしったわ。

諦めていたから今年も*ニゲラの苗を買って植えたばかりだったの だから嬉しい

*バイモユリもがっしりしてたくましくなった

こちらは*スカビオサの陰にお隠れになっていて かわいそうに貧弱なまま

 スカビオサの葉をむしり取ったわ

 君に罪はない

チューリップも成長して こんなに密植して大丈夫かと心配はしているの

 2月16日

 2月22日

 

風で腰曲がりになった*チドリソウ シャンと伸びて蕾が見えてきたからえらい

 木瓜の花

 

 *ウンナンオウバイ

 

 *クリスマスローズ

パンジーだってもこもこ

 

 

ネズミ額の庭にもそれなりに春が訪れている

 

 

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日本大通り ギャラリー

2023-02-22 09:01:10 | 街・風景

目が覚めたら6時半ちょい前よ。いやあびっくりした。
2度寝ってできるものね。びっくりしてまたもや飛び起きた。高速で朝のルーティンを
終えたら
なんだか目が回ったわ。今朝も寒いけれどよく晴れている。

昨夜、うとうとしながらTV「ぶらぶら美術・博物館」“エゴン・シーレ”展を観た。
ポスタータイトル横にでかでかと「レオポルド美術館」の文字。
おおー、そうよ、50代の若い頃ツアーでウィーンへ、自由時間に横浜年下友と訪れたのよ。
「美術史美術館」でフェルメールの「絵画芸術」鑑賞が目的だったの。広い館内をうろうろ
して隅っこの部屋で見つけ観賞できて感激。他にもブリューゲルなどなど、覚えていない。
荘厳な建物の美術館を出ると、道路を挟んで向かい側に薄い黄色の建物が。人も大勢いる。
「行ってみようか」となって。それが「レオポルド美術館」だったわけ、後で知った次第。
シーレはもちろん、クリムトの作品多数。
そんなに好きじゃないななんて、生意気な感想もったりして。それなのに、やはり強烈だった
のね、ふたりの画家の名前と美術館はしっかり頭に刻み込まれていたわ。若かった自分。

で、日本大通り。
歩くときはまずイチョウ並木を眺める、それから花壇の植物を愛でる、人々を見る。
建物は反対側のそれしか目に入らない。ギャラリーがあるなんて思いもしなかった。
ブログ記事で知ってそちらに寄ってみようと。あらまあ、こんなところにの場所。

 

この固く閉ざされた扉じゃ敷居が高くて入れやしない 恐る恐ると

 

エレベーター              室内にはこんな扉があったりして

二人展

 

大通りをちょい曲がると ここにも入り口

 

 

ここがギャラリーか と改めて

 

こちらのコンビニでコーヒーを調達して、彼我庭園でひと休み。

 

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彼我庭園 梅

2023-02-21 09:08:17 | 街・風景

風は北風に代わって寒いけれど、今朝も極上の空。
春の気配が濃厚になり暖かくなってくるのはいいのだが、どうにもかったるい。
冬は冬鬱と叫び、春は憂鬱だと訴え、何だってんだとわが身を叱咤する毎日。

「春愁」とでもいうの?そこはかとない、春の憂いや物思いのことですって。

明るく浮き立つ気分になる春だが(だからこそ)、ふっと謂れなき愁意を覚えることがある。
はっきりとした憂鬱ではなく、あてどない物思いという感じだ。何でしょうかね、この哀感
とは。ネット検索したらぴったり言い当てられて思わず「うんそういうことよ」と頷くの。

春愁や 冷えたる足を 打ち重ね   高浜虚子

そんな春愁なんてほざいてないで蹴っ飛ばせと、ようやく晴れた金曜日、地下鉄散歩は関内
周辺。いつも通りに横浜公園内にある「彼我庭園」に寄って梅はまだかいな、と。

陽気に誘われて広場は思い思いに集う人々

 

 

 

庭園内だって思い思いの人々

 

池の端の方に紅梅が1本 ちょうど見ごろ

 

 

 

 

ハマスタバックに 彼我庭園にはハマスタがよく似合う

 

 

 

私もコンビニで買って来たコーヒー飲んでぼんやりしたわ、 めずらしく。

「春愁」

 

 

 

 

 

 

 

 

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結婚と家族と 『オリーブの実るころ』中島京子著

2023-02-20 09:04:32 | 

『小さいおうち』『長いお別れ』などの中島京子さん、好きな作家だから新刊本かなと
思うとすぐに借りてくる。
それでも、いちおうは発行年月日なんか確かめる、パラパラとめくって読んだかなと
思い返すのよ。『オリーブの実るころ』それでもやってしまった、2度目だ。
一話を読み始めて数ページ、うん、やっぱり読んでいる、あちゃあ、だ。
読んだことを思い出さないんだから、はじめてもおんなじだ、いいんだと読み続ける。

『オリーブの実るころ』

恋のライバルは、白鳥だった!?
結婚と家族と、真実の愛をめぐる劇的で、ちょっぴり不思議な6つの短編集。
(吉川英治文学賞 受賞第一作)

「家猫」
バツイチの息子が猫を飼い始めたらしい。でも、家に行っても一向にその猫は姿を
現す様子もなくーー。


「ローゼンブルクで恋をして」
父が終活のために向かった先は、小柄ながらも逞しい女性候補者が構える瀬戸内の
とある選挙事務所だった。


「ガリップ」
わたしたちは、どこまでわかり合えていたんだろう。男と女とコハクチョウとの、
三十年にわたる三角関係の顛末。


「オリーブの実るころ」
斜向かいに越してきた老人には、品のいい佇まいからは想像もできない、愛した人を
巡る壮絶な過去があった。


「川端康成が死んだ日」
母が失踪して四十四年。すでに当時の母の年齢を超えてしまった私に、母から最後の
願いが届く。


「春成と冴子とファンさん」
宙生とハツは、結婚報告のために離婚した宙生の両親を訪ねることになった。
二人は思い思いの生活をしていて。

ああいいなあとしみじみしたのが「春成と冴子とファンさん」いちばん好きかな。

ハツが妊娠したことで、宙生のお父さんの春成に結婚報告をしに会いに行くこと
になって。それもなんだかんだでハツさんがひとりでよ。

ひとりでの結婚の報告に「親父もそのほうが嬉しいとおもうな」
「知らない女と知り合うのも楽しいし、その彼女が自分の孫を生んでくれるんだよ。
シニアにとっては天使が降臨したくらいの話じゃないの?」
なんて宙生の奇妙な理屈、弁明。おとうさんもね、
「宙生といっしょに会うんじゃなんだこうか、本音で話せないだろうと思って」
ってなことを言うの。面白いわね。

宙生が「親」との関係と距離に関しては 「その分野は不得意」というだけあるわね。
でもでもそれだけじゃないけっこう温かな父との関係が。

じゃあ、宙生のおとうさんってどんな人かって。この方がユニークで私好きだあわ。
人工透析しながら船旅や国内放浪をしているのよ、宙生曰く

父の場合、週3回の1日24時間のうち、4時間は、透析、貴様につき合ってやる。
だけどあとの二十時間と週四日は俺さまのもんだって感じで。
ですって、なんたるお父さん。

「結婚されるの?」
「結婚なんて、ららーらー、ららら、らーらー」と歌い出したりして。
借金なんて、ららーらー、ららら、らーらー
透析なんて、ららーらー、ららら、らーらー
四音なら何でも使える、非常に使い勝手がよいって言われては、本家本元の吉田拓郎も
苦笑いだろうな。
ただし三文字だとだめです。
離婚なんて、ららーらーと歌っても腰砕け。浮気なんて、うん?

「ねえ、なんで、あなた。宙生のどこがいいと思ったの?」
「お腹に耳を当てて音を聞きたい、ここでやってみてもいいか」ってなことをサラッと。
「気を付けてね、道の内側を歩いてください。妊婦さんが車道側を歩いていると

ひやひやするんだ。車道側は宙生に歩かせなさい」
あああ、いいお父さんだ、素敵なお父さんだ。

ハツさんだってきっとそう思ったに違いない。お別れするとき、
赤ん坊が生まれたら、また来ます。その前に、ジミ婚するなら連絡します。
と挨拶しているんだから。

次はハツと宙生二人そろって、母冴子さんとパートナーのフアンさんに結婚報告。

冴子のパートナーフアンさん、女性よ。一緒に働き一緒に住んでいるの。
大歓迎した後、そのフアンさんもハツに尋ねる。
「アンタ、ソラオのどこが好きなの?」そして
「サイコの息子の子どもだもん。ソラオの子どもでしょう?それって、ワタシには
孫でしょう?アンタ、連れてきてよ、お願いだから。時々は顔見せてよ。しょっちゅう
来い、とは言わないからさ」
しょっちゅう来い、とは言わないからさ、だなんて素晴らしい気遣いの人だ。

冴子、宙生のお母さんね。フアンさんがよくしゃべるのと対照的に無口な人。

車を降りるときになって、勇気をふりしぼったようにして、耳元でハツに聞いた。
「ほんとに、宙生でいいんですか?」これで2度目の言葉。
「高校のときに家を出てしまって、それからずっと、私は心配で、ずっと心配で」
ハツさんはその言葉を聞いて思わず、冴子の手を取って、まだじぶんのあまり目立たない
おなかに当てたの。
「あ」と、冴子さんが目を泳がせて口を開けた。「また来ます」って。

春成と冴子とファンさん。
宙生のことをハツさんに尋ねる愛情あふれる言葉が、三人三様とはいえ奇しくも
同じだったりして。
読後がすごく温かい気持ちになってほのぼのして、なかなかだ。

 

 

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舞岡公園 花木のある風景 福寿草

2023-02-19 09:04:55 | 舞岡公園

昨日もミニバスこまわりくんで、ピンクスニーカーの老女と一緒になった。
思いやりベンチの3人目に座っている、定位置いちばん端とは違っている。そうか。
で、バスが来る前からゆっくり立ち上がりバスを待っている。立ち上がる動作が難儀らしく
少し時間がかかるの。背中にはリュック、そして、いつも通り敬老パスを手に持って準備。
バスが来て、乗車口の階段ステップを上がろうとするもひと苦労でなかなか上がれない。
と、すぐ後ろの老男性が老女のリュックの紐をひょいと持ち上げてくれた。やるな老男性。
そのさりげない行為にちょいと胸が熱くなったわ。

車内で老女は定位置出口に近い席に腰かけて、私は彼女の前の空いていた席に。
いくつ目かの停留所が近くなってきたら突如運転士さんの「立たないでください」の
アナウンス。えっ?!と振り返ったら老女が腰を浮かしている、立とうとしている。
「かえって危ないから立たない方がいいですよ、座ってください」と声かけると、
消え入りそうな声で「悪くて・・・」とおっしゃる。ああ。痛いほどわかる。
そうね、下車するのに時間がかかって乗客を待たせてしまうものね、少しでも時間を
取らせまいと、立って降りる準備をしようとの行動よね。切ない。
すぐ停留所に来たから「ゆっくり下りてください」って。どんなに時間がかかっても
信号待ちの時間もかからないくらいなんだから。

 

2月の舞岡公園。
冬枯れのような風景とは分かっているけれど、*福寿草に会いに行かねばと。
早春のマンサクやにも出会える。花木の中ではけっこう好きなのよ。

駐輪場脇に

ピンボケだけれど *ウグイスカグラ

階段を下りてくると耕作田んぼの横に白梅 散りかけていた

 

マンサク まばら

またもやピンボケ ミツマタ

工事中の小谷戸の里 古民家の裏に マンサク 枯葉の布団がお気に入り

古民家裏の福寿草

今年はたくさん咲いたな と褒めるも 私の福寿草はこれと違うなと思うから可愛くない
ままま

瓜久保のマンサク マンサクはマンサクでも瓜久保のマンサク 布団なし

蝋梅

 

 

 

 

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