まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

『自転車ぎこぎこ』

2010-05-17 13:25:07 | 

昨日は、快晴のもと「佐渡ロングライド210」
佐渡の西、佐和田を5:45に出発。大佐渡100キロを走って実家の前を9:20頃には通過。速い人は9:00前にはもう通過したというから驚いたのなんの。すごいね。

それからまた、小佐渡の海岸線を走って夕方にはゴールか!
その210キロコースに小学生が挑戦していたよ。無事にゴールできたかしら。

 

 

で、『自転車ぎこぎこ』  伊藤 礼 著

読み始めも途中も読み終っても、なんたって幸せ気分になる。

長年の持病で青息吐息虫の息で生きてきた伊藤さんが、一念発起、と言うほどでもないが、自転車に乗ってみようと思ったのは、定年後、68歳の時だそうで。

私は図書館の本棚の前で、書名に惹かれて3回ほど手に取ってみた。
中を見ちゃあ返しの連続。
うんちくがうるさく書いてあったらいやだなと思ったからで。

ところがところが、伊藤さんの脱力加減たるや。
好きだわあ、と好感度はアップするばかり。

面白かったから乗り続けているそれだけだそうで。


伊藤さんは、高価な自転車用距離計を買うことに踏み切るまで同じ自転車屋の同じ棚に3回通って決めたそうで。いいわいいわ、私もおんなじだからさ。

都内を走っていて、途中のタイ焼き屋で行きに買おうか帰りに買おうか迷いながらペダルをこいだりするんだって。こういうせこさも好きだ。

老人二人の遠出で一休み。後から来た徒歩の青年に聞かれもしないのに自転車自慢をしたり、挙句の果てに触ってみろと強要したり。
かと思えば、
ヘルスセンターの風呂に入っている間中、そんな高価な自転車の盗難のことを心配し続けるあまり、ワイヤーを切られて盗まれている様を妄想。追いかけねばと思うけれど、それでは入浴料の元が取れない、なんて悩む。いいわあ、好きだわ。

老人4人が、民宿10畳に泊って4隅でちまちまと着替えをするなんザ、なんと微笑ましいことか。

 

朝起きて、晴れていたら高齢者お友達に
「今日はどこかに行こうよ」と電話し、
「いいよ。どこでも行くよ」
なんてお返事もらう、何と幸せなことか。

私も伊藤老人のように、人生、肩の力を抜いて楽しみたいと思った次第で・・・

 

閑話休題

ニリンソウおじさんは田んぼ仕事で忙しい。奥様と働いている姿を遠くから何度か拝見。そこへ、暇人がふらふら出かけるのは後ろめたい気がするので、当分の間は訪問中止ね。


こんなニリンソウが咲いていた土手は草刈り機できれいに刈り取られていました。


コメント (2)
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