今日は、知人が自慢の腕をふるい、新そば粉を用いてそばを打ち、その場でゆでて賞味した。知人はもともと蕎麦屋の息子だけあって、腕前はプロ級である。そば粉をこね、棒で伸ばし、たたんで切り、大鍋でゆでる。本人が言うには、そばのうまさは材料が九割・腕前は一割だそうだが、製粉所から直接仕入れてくる粉もよいのだろうか、たいへんに美味しかった。
本当は、臼で引き立ての粉を用い、打ち立てのそばをゆでたてて食べるのが「三立て」といって最も美味しいそばの食べ方なのだそうだ。今日は、控えめに「二立て」で味わったことになる。ちょっと嬉しい歳末の一日だった。
本当は、臼で引き立ての粉を用い、打ち立てのそばをゆでたてて食べるのが「三立て」といって最も美味しいそばの食べ方なのだそうだ。今日は、控えめに「二立て」で味わったことになる。ちょっと嬉しい歳末の一日だった。