徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

歌謡曲考

2005-10-30 12:04:18 | その他
 「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画が近々公開される。昭和33年頃の東京下町を舞台にした西岸良平の人気コミックの映画化だそうだ。原作のコミックは見ていないが、東京の板橋に住んでいた叔父の家に昭和30年代半ばに何度か行ったことがあるので、当時の東京の空気感がどう再現されているか見てみたいと思っている。
 ところで、FM熊本の某番組で地元の人気パーソナリティK・Bがこの映画を紹介していた。その中で、やはり近日公開予定の60年代を描いたアメリカ映画(題名は忘れたが)と比較して、「アメリカ映画にはこういうノスタルジック・ムービーに使われる、当時のヒット曲がたくさんあるが日本にはない。」というようなことを言っていた。
 とんでもない話で認識不足も甚だしい。自分がその時代を生きていなかっただけの話だ。ひょっとしたら歌謡曲に対する偏見なのかもしれない。私自身、当時の歌謡曲で今でも時々口ずさんだり、カラオケで歌ったりする歌はたくさんある。ちなみに歌謡曲データベースで調べた昭和32~34年の3年間にリリースされたもののうち、特に私が印象深いものを挙げてみた。中でも美空ひばりの「港町十三番地」などは戦後歌謡の最高傑作の一つだと思っている。
 日本のノスタルジック・ムービーでもこれらの曲は絶対使えるはずだ。

俺は待ってるぜ、お月さん今晩は、東京だよおっ母さん、僕は流しの運転手、港町十三番地、青春サイクリング、バナナ・ボート、チャンチキおけさ、船方さんよ、踊子、あん時ゃどしゃ降り、錆びたナイフ、喜びも悲しみも幾歳月、東京のバスガール、夜霧の第二国道、柿の木坂の家、有楽町で逢いましょう、夕焼けとんび、だから云ったじゃないの、嵐を呼ぶ男、思い出さん今日は、星はなんでも知っている、河は呼んでいる、おーい中村君、無法松の一生、からたち日記、ダイナマイトが150屯、夜霧に消えたチャコ、人生劇場、南国土佐を後にして、可愛い花、古城、大利根無情、東京ナイトクラブ、情熱の花、黄色いさくらんぼ、山の吊橋、黒い花びら、僕は泣いちっち、ギターを持った渡り鳥