クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

カイちゃん

2006-10-16 03:15:43 | Weblog
みなさんは幼い頃海岸で、小さく美しい貝殻を見付け、宝物のようにポケットに入れて持って帰り、海の思い出と共に、毎日見た事はありませんか。僕はあります。それを引き出しに入れ、見続けた事があります。
昨日は房総勝浦に行ってまいりました。朝市に行こうと船着場を歩いていた時です。小さな猫がおりました。「チビちゃんお出で」と呼ぶとその子猫は僕の所に来ました。シャムの血が混ざった、生後3ヶ月位のオチビちゃんです。頭を撫ぜ、ゴロンゴロンをした時は、お腹を撫ぜ、カメラの紐にぶる下がりました。可愛い男の子です。僕は朝市に行くのも忘れて遊びました。近くに居た地元の人に聞くと「この子は捨てられたんだよね」言われました。子猫に「君は綺麗に光る貝殻みたいだからカイちゃんだよ」と話しました。東京に連れて帰る決心をしました。このカイちゃんなら、クーちゃんとも仲良く出来ると思ったからです。朝食後カイちゃんを見に行きました。カイちゃんは朝御飯を食べていました。暫らく遠くで待っておりました。食べ終わると、人通りが多くなった船着場を避けるように、コンテナの下に入ってしまい出て来ませんでした。カイちゃんを東京に連れて行くのは無理になりました。
バスが出発する時「カイちゃんさようなら、元気で大きくなるんだょ」と心の中で話しかけました。そして「神様カイちゃんをお守り下さい。僕は神様の声に従います」と祈りました。カイちゃんを東京に連れてくる事には無理がありました。長時間列車を乗り継ぐ事も、そして鳴き声で周りの方に迷惑を掛けます。排泄の事もありました。クーと仲良く出来なかったら二人とも可愛そうです。これで良かったのです。神様は僕の無謀な考えを止めて下さったのです。
勝浦でこのブログを見ておられる方がおりましたら、時々カイちゃんの事をお知らせ下さい。メールアドレスはqootan@md.point.ne.jpです。