クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

愛しのクータン

2006-11-06 05:35:09 | Weblog
子育てを終えた、初老の夫婦には話す事も少なくなり、ぽっかりと穴の開いたような時間が過ぎて行く。そんな穴を埋めてくれるのが、ワンちゃんやニャン子ちゃんである。僕達の場合、壁一つ隣には息子一家が住み、何時でも孫の晃生の顔が見れそうである。しかしそうは行かぬ。息子たちも家庭を営んでおり、僕が勝手に入る事は許されない事だ。そんな夫婦の心の穴をクーは埋めてくれる存在なのだ。僕はクーが来た翌朝の日記に、僕達の願いと違ったが、神様は可愛い子猫を下さった。感謝である。と書いた。クーが今居なかったら、夫婦の会話は全く少なくなり、僕の酒量はもっと増えていたに違いない。
昨晩の事、僕達が食事をしながらテレビを見ている時、クーは和室に座っていた。家内が「クーちゃんいらっしゃい」と膝を叩くと、クーは鈴を鳴らしながら、走って来て、家内の膝に飛び乗った。家内がクーの背中を撫ぜると、うっとりとした目になり、家内の胸のボタンを、お乳を吸うようにすっていた。「クーちゃんお母さんのお膝大好きだよ」と言う様に喉も鳴らしていた。甘えてくれるのが嬉しい。クーが本当に愛おしいのだ。