雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

肥後の守

2007-06-06 05:52:39 | みっきぃふるさとふれあい公園
(昨年9月28日にアップした記事の再録です。)


肥後の守といっても、なかなか通じにくい世の中になりつつある。

商標登録された、この肥後の守は、今ではただ一軒、三木の永尾製作所で造られている。

その製法は、鍛造された素材を槌でたたく、所謂、昔から伝わる鍛冶屋の製法で一本一本手で丹念に作られている。

鍛冶屋が無くなってしまったように、ナイフで鉛筆を削れる子供たちも、居なくなってしまったと、思っていたら、そうではないのである。

長野県のある小学校の子供たちが、肥後の守を使って、鉛筆削りは勿論、ナイフを使っての工作などの勉強をしているようである。
世のお母さん方も、ナイフは危ないなどと言わずに、このような活動を広める方向へ努力して欲しい。

永尾製作所には、そんな子供たちから、手書きの感謝状が、何枚も贈られている。

伝承技術を受け継いで育てている、永尾製作所を応援したいし、ナイフで、鉛筆を削る子供たちにも、拍手を送りたい。

ナイフはもともと、人を傷つけたりするものではないのであろ。



肥後の守のできるまでが、「ぶらりと三木へ」の2007年1月放送分の動画に纏められている。ご関心のある方はどうぞ。

また、この記事にコメント頂いた「すこや」さんは、竹とんぼ教室の講師育成活動で、昨年「インターネット活用教育実践コンクール」文部科学大臣表彰も受けられています。
是非、そのブログなどご覧下さい。
コメント内にリンクされています。
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かえっこバザール

2007-06-06 05:25:28 | みっきぃふるさとふれあい公園
「かえっこバザール」って、ご存知ですか。私は知りませんでした。

先日の神戸新聞に、「空き店舗にーーー大学生が」という見出しで、
三木市が助成した商店街活性化計画に大学生たちが立候補したという話題が記事になった。

その大学生たちの中の一人、神戸芸術工科大学の伊藤智寿君にお会いできた。

何かのご縁である。 多分、ホントにいいご縁になるような予感がする。
あの樋渡さんと初めて「高槻のこちら部長室」で出会ったような予感。 特に理由はないが、カンはよく当たるのである。



空き店舗を借りて 「イベント企画」 をやろうという計画である。
その一つ、今計画しているのが 「かえっこバザール」 である。

知らなかったが、もう既に全国いろんなところでイベントが開催されていて、つい先日神戸でもあったとか。
ここでも、7月1日(日)に緑ヶ丘商店街を会場に第1回のイベントが計画されており、もうチラシの準備などが進められていた。


単純に言えば、
子どもたちが、要らなくなったオモチャを持ち寄って、かえっこしようというイベントである。」



子どもたち、要らなくなったオモチャ、かえっこ、 何となく微笑ましい。
それに、空き店舗を大学生が利用して、地元の子ども会、商店街が協力して、勿論ベースには市の協力もあって進めようとしている。
まちの活性化をいろんな立場の人が協力して、子供たちを中心に進める。

いい話である。 「美しいまちを目指す、美しい行動」と言えるだろう。

その企画の中心になって活動しようとしているのが、伊藤君(22才)である。
お聞きしたら、私の家の筋向いにお住まいとか。隣組である。



ある頼まれていた企画をご紹介したのだが、是非やりましょうと即決して頂いた。
ジャッジ、行動の速さに久々に出会って、気持ちがよかった。

もともとイベント好きだし、幾らかはソフト、ノウハウもまだ忘れていないので、お役に立つかも知れない。
また、直ぐ身の廻りに面白そうなことが出現して、これは若返ることができるかと喜んでいる。 




翌日、もう一度独りで訊ねた。

昨日チラシの原稿を見せて頂いて、私が最初にした質問、
「かえっこバザールって全国的に既にやっているようですが、ロゴのレタリングは決まっていないの」
「決まっていません」というお答えだったが、

帰宅してホームページを見たら、ちゃんとしたかっこいいレタリングがあったので
それを伝えにいって、少し雑談をした。

間違いなく面白い展開が期待できる予感が、少し確信に近づいた。



もう一度、「かえっこバザール」のホームページを見ての感想。

素晴らしい仕組みである。
「このような仕組みをシステムと呼ぶのだ」 というお手本のようなレベルの高さである。

さらにその 「イベント事例集」 のトップに現れたのは何と、
昨日 「ある仕組み」 で樋渡さんにご紹介頂いて共感した、
「金沢21世紀美術館」 で2004年10月9日から開催された 「かえっこバザール」 であった。

ビックリしたし、ホントに何かの繋がりを感じたのである。






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