雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

『いい加減な』ほうが、信頼関係は生まれる?

2010-01-02 04:44:39 | カワサキワールド
昭和32年(1957年)川崎航空機に入社したのだが、
会社のいたるところの壁に、
社是    『正直、誠実、勤勉』
執務態度  『信頼、互譲、協力』 と貼られていた。

まさに、読めば解る簡単明瞭なものだったが、何故か、私は好きだった。
川崎重工業と合併してからは、それは壁から消されてしまったのだが、
退社するまでずっと、この社是、執務態度で貫き通したと思っている。

★実務で役に立ったこともある。
東南アジアのタイで合弁事業が華僑の相手と喧々諤々、何ヶ月も議論をしても、なかなか纏まらなかったのに、
突如、全てが解決したのは、若い大学出の英語ぺらぺらの息子たちではなくて、
漢字のわかるオーナー華僑に、英語がろくに喋れない私が黒板に書いた
この6文字によるものであった。


★この社是、執務態度から至極、勤勉実直な人物像を連想されるかも知れぬが、
これを信奉し実践してきた私は、至って『いい加減』なのである。

企業や行政の実業の世界で物事を実現するために、
この6つの言葉は、基本的にはみんな大事なのだが、
ある意味一番重要なのは『互譲』『協力』の精神、態度だろうと思っている。

自分の主義主張、権利ばかりを言い過ぎるいまの世の中には、
『信頼関係はなかなか生まれ難い』社会だと言えるかも知れない、
いかに互譲し協力できる態勢を創るのか?その辺りがキーである。


★話は飛んで、午後のNHKのテレビは書道家、紫舟さんの特集であった。

ぼっけもんの修さんのブログに、
確か紫舟さんが登場したはずだ、ともう一度読み直してみたのである。

そこには、
座右の銘は「テキトー」
「テキトー」。物事の適切な状態・本質のことをテキトーっと言うと解釈しています。そんなテキトーが見れる眼力を養いながらやっていきたい。ーーーー
ちなみに私は適当の意味の「てげてげ」を大切にしています。

といい加減がいいというような意味が書かれてありました。
言われてみると
適当も、いい加減も いい意味にも取れますね。


元旦の私のブログにも、
武雄の樋渡さんのブログにも
私を含めた、3人が集まってコメントを交しているのだが、

樋渡さんは、市長さんだから
『テキトー』 とか 『いい加減』などとそれこそ、適当にいい加減なことは仰らずに、
『ゆるい関係』などと上手に仰いますが、同じような意味でしょう。

適当で、てげてげで、いい加減で、ゆるい関係の好きな3人の間には、
『離れていて』『会ったこともなく』『そんなにお付き合いの時間も長くない』
のだが、結構信頼関係みたいなものが、
『芽生えている』のである。


★2010年、元旦の感想でした。
こちらにも、こんなブログを。


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コメント (2)
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