雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

鉄道技術展2010 in幕張

2010-11-12 06:36:08 | カワサキワールド

★幕張メッセで鉄道技術展2010が行われるようだ。

GIGAZINEに「川崎重工業の車輛いろいろ」という大きな文字が入ったこんなサイトが現れた.

こんなサイトでその全貌が纏められている

 

日本の車輛メーカーの中で川崎重工業は最右翼に位置していることは、間違いない。

ただ、この写真の扱いを見てもKawasakiは飛びぬけて目だっていて有難い。

 

★川崎重工業には長く勤めたが他事業部のことについては正直そんなに詳しくはないのである。 そんな中で車輛事業部とは少しはご縁があったのかも知れない。

現在の川崎重工は、1970年ごろ、川崎航空機と川崎車輛との3社合併で統合成立した会社である。

一時単車も、車輛も苦しい時代が続いて、どちらもお荷物視された時代があったのだが、その苦難の時代を乗り越えて、少し前は単車が、そして、今は車が、川重を支える存在にまで成長した

ともに海外での事業展開の経験もあって、その面では一歩先んじていた単車のメンバーが、アメリカの現地でも日本でも車輛を応援した時期があった。

そんなこともあるし、今の車輛カンパニーのプレジデントの松岡京平さんは、もう20年以上も前の話だが、単車事業最悪の時期に本社の支援グループの一員として応援してくれたし、アメリカのKMCにも出向したリしたのでよく知っている仲である。そんなことで、車輛のこんな記事をみると、非常に嬉しいのである。。

昨日Z1会でゴルフで一緒だった那波ちゃんも当時の単車の仲間で一緒だったし、彼はその後車輛事業部にも移籍して、事業を手伝ったりしたのである。

 

★さらに昨今は中国でも、台湾でも新幹線が現実に走りだしているし、クルマ社会一辺倒であったアメリカでも新幹線が注目される時代になった。

現在の車輛カンパニーのニュースを見ても、

ワシントンの新型地下鉄電車の受注ニュースニューヨーク市交通局向け新型地下鉄車受注内定のニュースなどが載っている。

詳細はリンクした記事にの通りだが、その車輛のの構体製作および機器取付け、最終組立、試験はリンカーン工場(ネブラスカ州)で行われると書かれている。

このリンカーン工場は1975年に日本自動車工業会でもホンダよりも早くカワサキが一番最初にアメリカへの工場進出を果たした工場なのである。ジェットスキーなどの生産を主に行ってきたが、その広大な敷地の一部に車輛工場も建設されたのである。

『Kawasaki,Let the good times roll! 』    カワサキの『グッドタイムコンセプト』がスタートしたのもこの時期のことで、もう35年も前のことである。

20年以上も前だが、当時もひどい円高に悩まされた時期に、発動機エンジン工場のメァリ―ビルへの国内からの海外移転も起案された。当時言われていたのが『コストのドル化』であった。そのころの対応の一環として、車輛のリンカーン工場計画もその後、進められたのだろう。現在また円高が言われているが、多分このリンカーン工場が幾らかは援けになっているのだろう。

時代は変わるものである。

時代の流れは読めてはいたが、アメリカに新幹線が走る時代が来るとは、当時の仮説の中にあったのだろうか?

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