雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

今回の病院での治療と医療費  雑感

2018-07-09 07:37:01 | 私の生き方、考え方&意見

 

★ちょっと熱はあったのだが風呂に入ったら失神してしまって、家族が救急車を呼んだのである。

救急車が来た時は意識も確りしていたし、自分では『行かない』と言ったのだが北播磨総合医療センターに運ばれることになった。病院ではいろんな検査をされたのだが、私は入院などは絶対に嫌だと主張したので、その日は無事帰宅することが出来たのである。

 

       

 

ところが、2日後に左足がこんなに腫れてしまって、痛くて歩きにくい状況になってしまったのである。

    

    

 

風呂で失神した日も、ちょっと赤くなっていたのだが、今から思うと熱が出たのもこれが原因だったと思うのだが、北播磨総合医療センターに行った時は大したことでもないと思っていたので、何も言わなかったし、いろんな検査では発見できなかったのである。

 それで町医者に行き診て貰ったら、診た瞬間に『これは菌だな』と仰って、土曜日だったが三木山陽病院に繋いで頂いて、午後診察を受けたのだが、ここでもいろいろ検査を受けて、点滴治療を受けたりしたのである。

 

★そんなことで、この4,5日ずっと医療機関のお世話になっているのだが、この機会に日頃から思っている日本の医療の問題について、

 私自身の勝手な想いを述べてみたい。

 

ちなみにこの4日間で私が掛った治療期間は3か所でそれぞれ以下のような出費であった。

7月5日  北播磨医療総合センター    4000円

7月7日   町の医院 初診       1000円

7月7日   三木山陽病院 診察     3000円

7月8日   三木山陽病院 点滴治療    100円

   計                 8400円 (実質84000円)

 

このような経緯で、治療費よりも圧倒的に多いのが検査費の8000円で『肝心の治療費』は点滴治療と痛み止めの薬代の400円なのである。

今回の治療は町医者が足を見た途端に発した『これは菌だ』というのがまさしく病状を言い当てていて、大病院もそれに準じて点滴治療をしてくれたら、多分1000円以下で済んでいたのだが、患者側にそんな選択が許されないのである

 

  

 

大病院には世界最先端の医療器械が設置されていて、これが無茶苦茶高額だから、大病院は器械検査をしなければ『病院経営が成り立たない』という一面もあるのだろう。それはある意味仕方のないことなのだが、そんな高額なデーター日本独特の病院間の競争や縄張りで、共有できないシステムがももう一つだなと思っている。 何のために国民番号など創ったのだろう?

少なくとも 私が支払って出来た個人情報 なのである。 政治がタテ型を排して、新しいヨコ展開の発想をすればいいのだが・・・

 

★たまたまアメリカから日本に遊びに来てた娘が付き添ってくれていて、『これアメリカなら200万円ぐらい掛かるよ』と言っていたが、そういう意味では日本は有難い国かも知れない。

確かにアメリカでは、今回のようなことをしたら200万円も掛かると言うのも、救急車を呼ぶと60万円ぐらいは掛かるし検査費用も膨大なのである。しかし患者が払えない、希望もしない検査などはしないシステムなのである。

日本の医療水準は結構高くて国民医療保険制度も世界一だとそのレベルの高さを誇ってはいるのだが、一方では、2011年、38兆6,000億円の国民医療費は年々上がり続けており、2025年には60兆円を超えると言われていて、それをカバーする方法としては国民負担を増やすか、医療費を削減するしかない言われたりしている。

難しい問題で、政治側にも国民の方にも問題はあるのだが、日本の政治と業界利権構造体質は極めて問題で医療業界でも、薬品業界でも政治と密接に関係していて、本来は末端に一般消費者に払われなければならない政治の視線も、その業界に向けられた結果が、医療費の向上に繋がっていると思う。

 

★ 日本のこんな医療制度も、今の高齢者にはいいのかも知れぬが、そんなに遠くない2025年に60兆を超すと言われているのだがら、大病院の今の経営体質を基本的に改革して『むやみ矢鱈に検査している』と言えば言い過ぎかも知れぬが『患者が希望しない検査はしない』ことにするだけでも、大きく医療費が下がるのではなかろうか?

患者の方にも問題があって、私などもこの15年以上血圧の薬を言われるまま飲み続けているのだが、血圧など高くはないので10日間ほど飲まなくても、血圧は上がったりはしない状態なのだが、高齢者の負担率が低くそんなに負担にもならないので、薬ぐらい貰っておこうと、医者に行くのを止めるなどの個人の意志が働いていないのである。

 

端的に感想を言えば、

●大病院間の競争はいいとしてもそこで撮られる個人のデーターの大病院間での共有がないことなど、SNS時代に相応しい仕組みの創造が進まないのは『業界利権』で守られているのでは?

●患者も自らの判断など『全くなく』病院に簡単に行きすぎだし『医者のいいなり』過ぎる。

●医療に限らず、日本の政治・業界団体中心の行政構造などに対して、個人が自分の意見を明確に言わないこと、などが問題かな?

 こんなことを言いながらも今朝も病院に行くことになっている。

 

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コメント (2)
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