関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

「市民参加」が命~会派視察に行って来ました~

2006年11月22日 | 活動報告

「市民主体」が命~会派で先進地を視察してきました~
 20,21日の両日、日本共産党市議団3名で首都圏の3自治体を視察してきました。私にとっては3回目の視察、一泊二日で慌ただしい日程でしたが、大変有意義なものとなりました。ポイントだけ書きます。
 1)国分寺市 内容:「防災まちづくり」
  「市民防災まちづくり学校」をおこない、S59年以来600名余りの推進委員を育成、多
   様な防災活動を広げている。あくまで市民の自発的な活動として、行政が対等関係
   でその活動を支援し受け容れている。
 2)狛江市 (共産党員市長です)
  内容: ①市民参加の推進、
      ②入札制度等公共事業のあり方、
      ③市長公務日誌・交際費の公開
(担当課に先約があり資料のみ提供)
  ①「市民参加と市民協同の推進に関する基本条例」を策定、その中には、「まちの主体
   である市民が自らの責任と役割を自覚して市の行う活動に積極的に参加する」「市
   は、
そのために必要な情報を・・積極的に提供しなければならない
」「市の実施機関
   は・・行政活動を行おうとするときは、あらかじめ市民参加の手続きを行わなければ
   
ならない」「市にかかわる重要事項について、市民の意思を直接問う必要があると認
   めるときは、市民投票を実施することができる」etc.が明記されている。
   この条例が全国の市民の運動の最良の部分を現実化したものであり、この条例に基
   づく努力が行政のすべての局面で貫かれていることが伺われました。
  ②都下自治体の共同事業として電子入札を開始したが、中でも狛江では、公正で効
   率的な入札制度を追求すると同時に、地元業者の育成に常に留意していることが
   理解できました。
 3)我孫子市 内容:「介護保険事業の特徴」
  「社会福祉法人による利用者負担の減免」「訪問介護利用者負担減免」「保険料減免」
   「認知症高齢者グループホーム入居費用助成」、そして、私が9月議会で取り上げた
   「福祉用具貸与」についての助成、etc.・・。
  
   これらの根底にあるものは、介護保険制度発足前から、「地方分権の趣旨」に則り、
   「あくまで利用者の立場に立って」と国との議論も辞せずに市の制度を発展させてき
   たという基本姿勢です。

  以上、本当にサワリしか紹介できませんが、分野は違っても、その根底にあるのは「市民主体」ということであると感じました。私の仕事柄、簡単に行政にシャッポを脱いではいけませんが、これらには脱帽しました。それぞれ興味のある方はそれぞれの自治体のHPを眺めて見て下さい。内容は不肖私が保障します。