関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

差し押さえ通告で「死がよぎった」~経済苦のご相談~

2012年03月05日 | 活動報告

党地区委員会事務所に、私を訪ねてきた人があると聞いて、お会いしました。

私は面識の無い方でしたが、週間「新つるおか」を目にし、私が近所に住んでいることを知って頼って来たということでした。

障害のある弟さんと二人暮らしの70代の男性、
国保税・固定資産税等の滞納があり、ここ数年、毎月分割で払っていたが、先週突然役所から「差し押さえ通告」が来た。
この年になって家屋敷を取り上げられるかと思うと、「もう生きてはいけない」と頭の中を「死」という文字がよぎった。

と、始めは落ち着いて話していたものの、差し押さえのショックを思い出すと顔がこわばってきました。

年金もそこそこあるのでどうして滞納かなと思いましたが、これまでの人生の歩み、苦労と喜びと色々な話しを聞いていると、
近年、事情があって銀行から借金をし、その返済があるという話しがようやく出てきました。
借金の話しは、本当のところまでいくのが大変な場合が多いですね。

その金額では、税金が払えなくなる訳だとナットク。
市の納税課では、収入だけ見て分納の約束を立てさせ、時々滞納するので「不誠実」と見て差し押さえ通告に踏み切ったようですが、それはちょっと無理だったようです。

納税課には、事情を話し、「差し押さえ→滞納処分」の道は取りあえずストップして、今後のことを一緒に相談することになりました。
本来は、税金納付が優先ですが、銀行の借金は年金が担保になっているのでそちらの返済の関係、ご本人が地道に返済する努力が出来るかどうか、などなど色々と想定し、今後の方策を立てなければなりません。

確たる見通しの立たない、行き詰まった話しですが、ともかく、「生きた心地」を取り戻してくれたとすれば、さしあたりお役に立ったということになりますか。

このようなせっぱ詰まった相談事一件一件の解決を図りながら、国保税を始めとする税負担のあり方などについて、大きな解決方向を考えていかなければなりません。


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