関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

作業療法学科の卒業式~震災後の社会へ~

2012年03月10日 | 医療・介護・福祉など社会保障

丁度一ヶ月振りの休みを取って、長女の卒業式に出席しました。
山形医療技術専門学校は、作業療法科と隣の理学療法科の二学科で卒業式も一緒です。
ついこの間入学式に来たと思ったら、もう4年経ったとは信じられない気持ちです。
この間、まったく顔も出さない父親の分も、足繁く通って学生生活を万事支えてきた妻の努力に感謝です。

しかし衝撃を受けたことは、同級生(理学療法科ですが)で昨年の12月に亡くなった子がいたということです。
卒業生代表謝辞の中で触れられたのですが、3年と9ヶ月頑張ってきて、亡くなるその日まで「国家試験に向けて頑張る」と言っていたとのこと。
葬儀でご両親が「せめて国家試験を受験させてやりかかった」とおっしゃったとのこと・・。
こんな不幸があっていいものか、出席していた多くの保護者が涙を拭っていました。私も含めて。
卒業生代表が声を詰まらせながら、「その子の思いを忘れないで働いていこう」と述べたことには本当に胸を打たれました。
とても重い、大切なものを受け取った思いがしました。

式では、校長先生の式辞や来賓挨拶の中で大震災のことが改めて語られました。
震災後の時代を生きる、震災後の社会で作業療法士・理学療法士として働くことの意味が深く理解させられました。

これまで子どもの保育園・小中高校と卒業(卒園)式がありましたが、いろいろな経験を経ていよいよ社会に出るのだということが胸に迫ってくる卒業式でした。
理学療法士・作業療法士のたまごたち、がんばれ!



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総務常任委員会で質問

2012年03月09日 | 活動報告

8日(木)、私の所属する総務常任委員会がおこなわれ、以前から調べていたいくつかの問題について質問しました。

市総合計画で重要方針と位置づけられる森林文化都市について、
「市民が森に親しむ事業」などは推進されているが、林業振興・中山間地振興が図られることが何よりも重要。ところが、予算では林業振興費が前年の4分の3に縮小しているがどうか。

旧町村地域の振興は、合併の理念。
地域ごとの地域活性化事業は、そもそも事業費が少なすぎる(H23年度で1986万円)ものが、今年は更に27%減らされている。
新設された「地域連携事業」に振り替えられたものもあるようだが、今年度の事業と新年度の事業の継続性・関連は。

昨年3月議会で平和都市宣言が成立したが、具体的な事業は12万円とそれまでの規模にとどまった(以前は百万円だったが、「行革」で大幅縮減)。
「H23年度中に検討する」ということだったがどうしたか。
長年平和運動に取り組んできた地域の団体の意見も聞いてはどうか。

税金の徴収管理業務について、職員が熱心なあまり、滞納者にプレッシャーがかかることがあるようだ(事例紹介)。
滞納者に対して、どのように働きかけているのか、課の中での集団的検討はどのようにおこなわれているか。

慶応先端研支援について、
 ①先端研誘致当初の国の方針「研究費は倍、関連産業の規模は約20倍、関連する雇用は約15倍」と掲げられ、市もそれに乗って「これからの飛躍の大きなチャンス」と言ったが、その後の国の動向をどう見ているか。
 ②研究の産業化について、「240名の雇用が生まれている」と説明したが、10年間の巨額の投資に見合ったものになっていない。
  今後どのぐらいのスパンでどのぐらいの規模で立地を想定しているか。

 以上のテーマです。

 取り上げなければならないことはもっともっと沢山あるのですが、問題点とあるべき方向を明確にすることができなければ質問はできません。
 「思っていることをそのまま口に出す」ような質問を見受けることがありますが、私はそれではイカンと考えます。

 しかし、たったこれだけのことを質問するのに、議案が出てから20日間も寝不足になっています。
 まあ、スイムクラブ解雇事件のような大問題が並行して進んだりしましたし、せっぱ詰まった生活相談も減ることがなかったということも言い訳したいところですが、もっともっと勉強しなければなりません。改めて反省です。

 答弁は、後ほど会議録を確認して掲載します。







保護者から熱い声援~鶴岡スイムクラブのコーチを守れ2~

2012年03月08日 | 市政全般

先週、鶴岡田川地域労連と山形県自治労連による市とスイムクラブへの解雇撤回要請がおこなわれたのに続き、
今週は、「スイムクラブのコーチを支える会」がビラ配布活動をおこなっています。

6(火)夕方の市民プール前から始まり、7(水)は朝、市役所で配布、夕方は再び市民プールで配布されました。
私も声援に言ったのですが、既に終わっていました。残念!

配布されたビラをご紹介します。
プール前では、幼児・学童クラスの保護者の方から、「○○コーチが解雇されるなんて許せない!」「頑張って!手伝います」といった声援をもらったそうです。

スイムクラブの主役は会員であり、コーチ・職員です。
市と運営委員会は、大きな勘違いをしているようです。


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差し押さえ通告で「死がよぎった」~経済苦のご相談~

2012年03月05日 | 活動報告

党地区委員会事務所に、私を訪ねてきた人があると聞いて、お会いしました。

私は面識の無い方でしたが、週間「新つるおか」を目にし、私が近所に住んでいることを知って頼って来たということでした。

障害のある弟さんと二人暮らしの70代の男性、
国保税・固定資産税等の滞納があり、ここ数年、毎月分割で払っていたが、先週突然役所から「差し押さえ通告」が来た。
この年になって家屋敷を取り上げられるかと思うと、「もう生きてはいけない」と頭の中を「死」という文字がよぎった。

と、始めは落ち着いて話していたものの、差し押さえのショックを思い出すと顔がこわばってきました。

年金もそこそこあるのでどうして滞納かなと思いましたが、これまでの人生の歩み、苦労と喜びと色々な話しを聞いていると、
近年、事情があって銀行から借金をし、その返済があるという話しがようやく出てきました。
借金の話しは、本当のところまでいくのが大変な場合が多いですね。

その金額では、税金が払えなくなる訳だとナットク。
市の納税課では、収入だけ見て分納の約束を立てさせ、時々滞納するので「不誠実」と見て差し押さえ通告に踏み切ったようですが、それはちょっと無理だったようです。

納税課には、事情を話し、「差し押さえ→滞納処分」の道は取りあえずストップして、今後のことを一緒に相談することになりました。
本来は、税金納付が優先ですが、銀行の借金は年金が担保になっているのでそちらの返済の関係、ご本人が地道に返済する努力が出来るかどうか、などなど色々と想定し、今後の方策を立てなければなりません。

確たる見通しの立たない、行き詰まった話しですが、ともかく、「生きた心地」を取り戻してくれたとすれば、さしあたりお役に立ったということになりますか。

このようなせっぱ詰まった相談事一件一件の解決を図りながら、国保税を始めとする税負担のあり方などについて、大きな解決方向を考えていかなければなりません。


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鶴岡スイムクラブのコーチを守れ!

2012年03月04日 | 活動報告

2月の始め辺りから、普段1時台の就寝時間がだんだん遅れ始め、21日に市議会3月定例会の議案が出されてからは毎晩2~4時に布団に倒れ込む毎日となり、3月2日(金)に一般質問を終えた晩は10時にビール飲んで1時に就寝、ハッと目覚めたら2日(土)の10時でした。
文字通り「死んだように寝る」、よく寝ているうちに死ななかったナと思いました。

この間の色々な出来事をご報告したいところですが、ともかく今訴えたいことは、
「罪もないスイムクラブのコーチ2名の雇用を守れ!」ということです。
まず経過をご紹介。 

  元々、スイミングクラブは水泳連盟の下でおこなわれていた事業。
  学童を中心に月~土毎日、幼児・学童・中高・社会人の水泳教室。
  その他に、市から市民プールの管理業務を受託。

 H20年 水泳連盟横領事件発生、12月議会で関徹一般質問
      ○監査を実施せよ。スイミングクラブの健全化を図れ。 
      ○市答弁 民間団体なので監査はおこなわない。健全化の指導をおこなう。

  その後 ○スイミングクラブ運営委員会発足、運営方針を検討
       元市教育長本間重二が運営委員長、体育協会、税理士などとともに、
       市スポーツ課長が監事となる異例の体制で市が指導
      ○水連に「資産分け」4千万円。

 H21年春 元市水道部長が事務局長として着任
      ○以降、クラブのずさんな経営を明らかにするとともに、支出見直し。
      ○その中で、コースを減らしたりして、会員から「サービス低下」と不満続出。
      ○パート3人一方的に首切り。 などなどいろいろなことあり。

 H23年9月 市議会関徹質問
      ○経理見直しなど推進されてきた。健全化に期待している。
      ○教育長 経営改善に努力、しっかりした組織運営ができるように指導する。

 ところが12月13日 
      ○本間委員長が突然事務室に来て、
       「スイミングクラブ解散のため全員解雇。新法人の採用試験に応募せよ」。

   14日 「鶴岡水泳育成協会(仮称) 発起人」名の募集要綱張り出し
 H24年1月15日 作文と面接試験。
  2月1日 採用通知文書 2名不採用
  24日 共産党市議団、市教委に申し入れ 
 
 ☆水泳連盟の下でのスイムクラブは、会員数が急減して収入の大幅減が進んで
  いるのに経営の見直しをおこなわず、
  結果として毎年大赤字(H20年度は1600万円程度だった模様)を出す状態
  でしたので、経営の見直しは不可欠です。

   しかしそれを、
   罪のない職員のクビを一方的に切ることで乗り切ろうという考え
   大間違いです。
   二人に何の罪もありません。ともかく2名減らすための試験です。

   しかも、有効な経営改善策を示すこともなく
   「新しい法人になるので、一旦解散します」
などと
   自然現象でもあるかのように全員解雇して再試験などという手段です。
   「再試験あり」と言われれば、解散に異議を唱えられるハズがありません。
   卑劣な偽装解散、不当解雇です

 ☆一ヶ月ほど前から、この問題を色んな人に知らせ、
  色んな人から訴えを聞き情報をもらい、
  そして議会で取り上げました。
   (質問の動画を見ることができます
    http://www.city.tsuruoka.lg.jp/gikai/vod/201203.html )
  山形県労連・鶴岡田川地域労連が二人を守るたたかいに立ち上がりました。
  労働組合とは関係の無い、スイムクラブ関係者や、一般市民の方々の中でも、
  「コーチを守れ」の動きが広がりつつあります。

 ☆構造改革の政治の下で、こうしたリストラが社会に蔓延してきましたが、
   本来あってはならないことです。
  山形新聞の記者は、24日の市議団の行動を取材に来た際に、
  「こんなこと普通じゃりありませんか。なぜ反対するのですか」と言っていましたが、
  世の中にまかり通っていても間違ったことは正さなければなりません
  今、日本の明日を憂う多くの国民がそう願っていますし、
  誰よりもそのために頑張るのが政治家の仕事と思っています。
  鶴岡からこうしたことを無くしていくために全力を尽くします。

  どうぞ皆さん、コーチを守るたたかいへのご支援をお願いします。

  スイムクラブ運営委員会 (tsuruoka-sc@air.ocn.ne.jp ℡22-0074 委員長:本間重二氏) に対して、
  鶴岡市(E-mail tsuruoka@city.tsuruoka.lg.jp 担当:スポーツ課)に対して、
  「解雇をやめろ!」の声を届けて下さい。

  心からお願いします。


  アーッ、寝る時間がまた遅くなってきた!

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ご意見・ご要望は、sekidesu@agate.plala.or.jp関とおるまで。